2013-10-25

トビウオの卵はまごうことなレッドキャビアである

阪神阪急ホテルを始めとしたメニュー表示偽装の問題。報道では、トビウオの卵をレッドキャビアとして提供していたことを偽装の代表例として伝えている。

しかトビウオの卵は間違いなく赤いキャビアだ。

キャビアとは何もチョウザメの卵に限定した言葉ではない。魚卵の総称のことである

トビウオの卵は赤い。赤い魚卵なのだからレッドキャビアなのである

ブランド価値を高めるために言い換えただけだ。

数カ月前のネット記事に、タラコキャビアと言い換えたら大ヒットした、というものがあったが、動機としてはそれと同じことだろう。

http://eng.alc.co.jp/gogaku/2013/08/HimiOkajima-01.html


それでもホテル側が、トビウオの卵をレッドキャビア呼称したことを訂正したことは正しい。


そもそもレッドキャビアとは何だ。マスの卵と報道では伝えているが説明不足だ。

レッドキャビアはイクラのことだ。

英語Wikipediared caviarと調べればいい。イクラの画像が出てくる。

サケ科の魚卵のことを外国では一般にレッドキャビアと呼び珍重されているのだ。マスに限定される話でもない。


トビウオの卵を赤いキャビアと言い換えたとしても、あくまで日本人向けにしか通用しないものである。。

レッドキャビアという名前に馴染みのない日本人にとっては、チョウザメの卵に似て粒が小さいトビウオの卵の方が、レッドキャビアとして見た目のインパクトがあるだろう。

レッドキャビアとしてイクラを出されても「これってイクラじゃん」となるだけだ。

しかし、外国人にとってはレッドキャビア=イクラが正しい。

から阪神阪急ホテルトビウオの卵をレッドキャビア呼称したことも間違いとは言えず、また、国際ホテルとしてレッドキャビアの表示を訂正したことも正しいのだ。

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