私は、精神的に健全とは言い難い方ではあるが、ある種のうつ病のひとたちのような自殺願望はない。自分の人生には大概うんざりしているものの、とりあえずいま私は生きているし、病気か事故で天に召されるまでは生き続けるだろう。
いまこの瞬間、私が死んだら、なんとまとまりのない人生だろうと人々は思うだろう。自分の人生になんの意味があったのか。まあ、私の誕生をよろこんでくれた両親には意味があったのかもしれない。だが、社会的には私はいてもいなくても、なんの関係もなかったように思う。ごく平凡な人間の平凡な人生が、なんのオチもなく、脈絡なく終わる。ただそれだけ。
もっとも、たいていの人々の人生も同じようなものかもしれないが。人の人生は映画とはちがって、起承転結もなく、だらだら続き、あるとき突然終わる。だからこそ人々はフィクションにある種の救いを見出すのだ。
アメーバに生きる意味はあるのか?生き物にとっては、死ぬ瞬間まで生き続けること、それ自体が目的なのだろう。我々人間も例外ではない。だから、我々はとくにかっこよく生きる必要はない。ただ生き延びればいいのだ。雨の日にぬかるみの上を歩いているような、どうしようもない時期を過ごしている人たちも、ただ生き延びて、ほんの少しだけ状況が良くなるのを待てばいいのだ。
自殺願望で思ったけど、別な話にはなるけど 結局、誰かに殴られて、その鬱憤を自分より弱いものにぶつけられないと 自分を殴るしか無くて自傷行為になっていつしか死んでいく。 そ...