2013-08-02

Sails.jsを使ってpixiv検索サービス作った

Pixearch(ピクサーチ)

http://pixearch.net/

node.jsMongoDB勉強がてらpixiv画像タグ検索サービス作りました

はてブタグ検索のようにpixiv投稿された最近画像pixiv内でのブックマーク数でフィルタをかけて検索できるのが特徴です。

検索したり、タグをたどって、ダラダラと良い絵を眺めるのを目的としています

一応スマホからも見られるはず。

普段はブログを書いたりしてないので、今回学んだことのメモがてらの投稿です。

使ったもの

MongoDBを試そうと思ったのがサービスを作り始めた発端です。

Web部分はmongoDBと相性が良さそうなnode.js採用

MVCフレームワークで何か適当ものはないかとググってSails.jsが良さそうだったので今回採用しました。

ホスティング

今回はせっかくnode.js採用したので、噂のnode.jsPaaSのnodejitsuを試しに使っています

500MB分の容量のMongoDB最初から使えるのも大きかったです。

とりあえず最小のプランにしてるのでどのくらい捌けるのか気になるところ。

作ってみての感想
Sails.js

Web開発用のモジュール自分で用意するのがめんどいなー、という人向けな印象。

このくらいの規模のものだったらサクッと作れました。

ただある程度の規模のちゃんとしたサービスを作るのには色々足りてないので、自分カスタマイズしたりできる人じゃないと使うのは辛そうです。

後、ドキュメントも公式のものだけだと説明されてない機能結構あったりします。

デフォルトだとDBMySQL対応していて、MongoDBを使うにはsails-mongoを入れる必要がありました。

開発中に困ったことは、nodejitsuで動かそうとしてsails-mongoでエラーが出て、調べてみたらauthenticationに対応していないというバグがあったことでした。

手元で直したのでpull requestを送ろうかと思ったら既に他の人が送っていて、3日前ぐらいに取り込まれているので今は大丈夫なはず。

https://github.com/balderdashy/sails-mongo/pull/36

現在進行形で色々Issueが上がって修正がされているのでそのうちこなれてくるのに期待。

かいところで設計考慮がちゃんとされてるなーと感じたところも多かったので、node.jsで開発してる人は一回試してみると勉強になりそうです。

MongoDB

最初コレクション操作に戸惑ったのですが、結局JS連想配列なので思ったより早く馴染みました。

$setとか$gteとか特殊な意味を持つキーがいくつかあるので、その辺を把握できてから色々と捗りました。

MySQLに比べて特に更新系で複雑なクエリが発行できるので、ORMで使うと十全に機能を発揮できないのではないかな、と思ったり。

ご存知スキーマレスなので、何も考えずにデータを突っ込んでるとIntegerで保存したい値がStringになっててソートときに困ったりするので要注意。

指定した容量を超えたら自動で消してくれるCapped Collectionがあると知ったので、今回みたいな容量が限られてる場合に便利かなと試してみたのですが、このオプション有効にしたコレクションだとデータアップデートや削除ができなくなりました。

おそらく、追加しかしないログのようなデータの保存に使うもののようです。

nodejitsu

まだ微妙な部分も多かったですが、デプロイとかコマンド一発でできて、設定管理がpackage.jsonでできたりして面白かったです。

今回は、特に問題が起きたとき環境sshで入ったりできないので、表示されてるログだけで問題を調査するのに苦労しました。

MongoLabとMongoHQというMongoDBの外部ホスティングサービスが上述したように使えるのですが、無料の容量を超えて使うにはそこそこお金が掛かるのでモリモリ容量を使うものを考えている場合は注意がいります。(もちろん値段に見合ったプロダクトを提供してくれると思いますが)

ということで、せっかく作ったので是非試してみてください。

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