2013-05-12

http://anond.hatelabo.jp/20130512152340

くらやみの早さはどれくらい

横だけど、エリザベスムーンの他の作品も知ってる者として。

確かにプロットアルジャーノンに花束を、と同じなんだけど。

SF作家エリザベスムーンは、同時に自閉症の息子を持つ母親だって

背景を知って読むとすごい重いんだよな。

息子の考え方、息子が認知している世界、息子の見ている風景

そういったもの母親として知りたい、という願望が反映されたようで

小説として素直には楽しめなかったよ。

作品の時代設定が、自閉症向けの教育研究が進み、

そのプログラム適用された最初世代主人公たちというのもね。

適用前と適用後、といった世代間格差さらっと出てくるし。

話としてはすごく面白かったんだけど、あまりSF小説を読みたいって人には

お勧めしたくないな。

記事への反応 -
  • アルジャーノンも初心者に良さそうだね。好き嫌いはあるかもしれないけど。 まぁ、ハッピーエンドでは無いしね。そもそも、今となっては古典の域。 最近だと、 くらやみの速さは...

    • くらやみの早さはどれくらい 横だけど、エリザベスムーンの他の作品も知ってる者として。 確かにプロットはアルジャーノンに花束を、と同じなんだけど。 SF作家のエリザベスムー...

      • 背景を知って読むとすごい重いんだよな。 背景を知ってから読むと重い作品は他の作家でもあって、たとえばティプトリーJrの「ビームしておくれ、ふるさとへ」も軽くはないね。元...

        • ああ、ティプトリーJrを引き合いに出されて思ったがこっちが悪かった。 ティプトリーJrもほとんどの作品は性別を隠して書いていたわけだし、 作者の背景と作品を結びつけることは、 ...

記事への反応(ブックマークコメント)

ログイン ユーザー登録
ようこそ ゲスト さん