わからない、というか。
自分はもうアラフォーなので、一応冷戦時代の記憶があるので「脅威」というとまずソビエト(ロシア、ではなく)を連想する。
そして、正直冷戦時代に感じてた脅威感、恐怖感からすると今の中国や北朝鮮、韓国なんて脅威にも恐怖にも感じない。
北のミサイル? ソビエトなんか数百発単位で日本に核ミサイル向けていつでも発射できるようにしてたじゃないか。
中国の領空侵犯が増えて脅威? ソビエトなんか毎日のように領空侵犯仕掛けてきて毎日のように航空自衛隊がスクランブルしてたじゃないか。
あの「もしかして今日いきなり核戦争が始まって世界が滅んだりするのかな…」と思いながら毎日暮らしてた世界からしたら、今なんか平和もいいところだ。
どこに「脅威」があるんだよ。
正直そういうふうにしか思えない。
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勿論、今10~20代くらいの人が中国や北朝鮮を脅威に感じるのは、そりゃそうだろなと思う。
ソビエトが健在だった頃には生まれてもいないわけだし。
でも今30代後半から以上の人がなんかやたらと中国や北朝鮮、それに韓国の軍事力を脅威に感じる理由がわからない。
「冷静に分析すれば、あれらの軍事力はかなりのものだ」とかではなく、明日にも攻めてくるんじゃないかみたいな脅威の感じ方を
してるってのが…。
冷戦の時代を生きた人間にとって、この程度の脅威なんて気にするにも値しないだろ。
自衛隊だって、冷戦時代に比べたら飛躍的に装備の質も組織の質も向上してるのに。
それとも、自分以外の人間はみんな冷戦時代を「平和だ」と思って生きてたの?
そうだとはちょっと思えないんだけどなぁ。