2013-02-13

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医薬品の取り扱い(ハンドリング)とは、保存と運搬と秤量と混合と包装である

間違い。

小さい病棟なら存在自体知らないかもしれないが、大学病院など大きい病棟では「院内製剤」と呼ばれる医薬品の合成、有機化学反応を行っている。その際、有機化学の知識、実験の手技が必要となる。勿論現場での研修は入るだろうが下地となる化学の知識が当然必要となる。この知識は当学部カリキュラムでは座学のみで30単位以上必要であり、更に実験の手技となると上乗せしないといけない。

薬剤師実験技術など習得しても、何の役にも立たない。

とあるが、医師の彼らはカラムクロマトグラフィー等の有機化学実験が出来るのであろうか。

医師の薬理学関係の知識をいくぶん増やし、~、添付文書や業界雑誌や文献を読むだけなのだから医師でもできる。

それをやらない医師がどれだけいるか……。

多忙医師は「添付文書や業界雑誌や文献を読」んだり、「薬理学関係の知識をいくぶん増や」そうとしない。

もっともこれは、薬剤師の有無とは異なり心がけてほしいもであるが。

>「処方箋のチェックはコンピュータで十分可能」

出来るだろうが、「病棟薬剤師を専従で配置すると、最低でも、毎年、500万円」以上のコスト必要となるだろう。単純なアルゴリズムで明らかに過剰量の投与は弾くことが出来るだろうが、薬の飲み合わせによる薬物相互作用等、処方に関して判断材料となる情報は多岐に渡る。

また、そのハードルクリアしたとしても、医療情報進歩性という問題もある。医療情報は日々進歩しており、一か月前に使えた薬が新しい見解により使えなくなった、同成分だが新しい剤形の薬剤が発売された、ということも頻繁にある。その際、勿論薬剤のデータベースアップデート必要であろうが、前半の多岐に渡る情報(最低、相互作用で繋がっている全薬剤)も同時に矛盾が生じなくなるよう判断・調節しなくてはいけない。恐らくコストは年間500万は軽く突破すると思われる。

私もヒューマンエラーが無くなるためコンピュータを用いた処方箋のチェックには大賛成だが、システムの構築・維持のために国の援助が必要になるだろう。

薬剤師国家試験受験資格を全国民に開放し、国家試験合格者に、半年か1年程度の実務実習を公費で提供することを提案する。

開放はいいかもしれないが、現在でも薬剤師資格の取得には独学では少々厳しすぎる量の勉学が必要である

薬科専門課程は残しておくのが妥当であろう。但し、従来の四年制で十分である

そのことが

教育費用が安くなれば、資格取得コストが低下するため、競争率は高まり薬剤師の質は向上する。

に繋がるだろう。

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