2012-06-30

http://anond.hatelabo.jp/20120630210335

成り上がり者と文化

政策を云々する能力はないのでただ雰囲気で書く。大阪の話である

市長を「文化を解しない土人」とののしる村人をしばしば見た。それで思ったこと。

まさにこのようなコメントが示しているとおり、文化教養にはそれを持つ者と持たない者を区別する機能がある。

文化を愛する洗練された私たち」と「文化を理解できない野蛮人」というふうに。

橋下氏の履歴を見れば彼が「文化」を身に付ける余裕などなかったであろうことが推察される。

並々ならぬ努力学歴資格を手にし権力を獲得した橋下が、にもかかわらずその過程でただ文化を持ち合わせていないというだけでどんなに理不尽な思いをしたか

そういう人間文化的なものに反発するのは当たり前ではないですか?

なんてことを書くと「ルサンチマンだ」とかぶせられるのだろうけれど、現象に名前つけても仕方ないじゃんねえ。

何が言いたいかというと、文化原理的に新興勢力によって潰される運命にある。

それを免れるためには自前でパトロンなりタニマチなりを持たないといけないんだろうということです。

一応云っておくが、例の文楽協会は国から助成金出てるぞ。

あの協会の年間収入が6億円弱で、約80人の技芸員の出演料に毎年4億円強、その他諸々の経費で毎年1億7千万赤字出してて、それを補填するために大阪市は毎年5000万円強助成している。橋下がカットすると言ってるのはこの部分。

これであの騒ぎようなんだから、そりゃ衰退もするし潰れても仕方ないと思うわ。

こないだ協会は橋下との面会を門前払いしたらしいね

手前の赤字の尻ぬぐいをしてくれてる組織の長を門前払いして「一円たりとも削る事は許さない!」ってのはちょっとやそっとの感性の持ち主じゃ出来んよ。

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