2012-05-17

http://anond.hatelabo.jp/20120517191005

果たして、『厄介者』は『更生』できるのだろうか?

どの程度をもって更生を達成したとするかは、社会文化の発展の度合いによって違うし、ダメ生活保護者が病院で更生できる種類の人間なのかどうかも分からない。一律にどんな人でも更生可能だというテーゼの元に、更生の為に社会リソースを注ぎ込む考えや対処が正しいのかも定かではない。更生させようとするのは、浪費ではなかろうか。適切な対処だろうか。蜃気楼を掴むためにリソースをいくら注ぎ込んでも足りる道理がない。更生の可能性という夢を捨ててしまえば、もっと良い仕組みを作れるのではないかと思う。

例えば40代半ばの精神薄弱無職の男を更生するのに、これから20年は必要だと医師見立てがあったとして(往々にして長期戦なのです)、更生のために、そこに人間時間や資金を注ぎ込む価値はどれだけあるのだろうか。もっと見込みのある若い人材教育に注いだ場合とでは、どちらが社会全体の利益を高めて、どちらが社会の中にいる人達への還元分を高めるだろうか。実際、現在生活保護では「あなたは更生不能なので、これでヒッソリと余生を送って下さい」という、社会から実質的な手切れ金として与えられている場合もある。


どう見ても更生困難なクズに、いつか必ず更正できると言い続けて更生を求めようとするのは、社会で自立自活している一般人エゴではなかろうか。末期がん患者安楽死を与えるが如く、介錯してやるのも社会の温情であり知恵であるはずだ。

例えば、生活保護受給で更生を期待されながら、実際はどうしようもなく無意味な生活をただ続けて、世間から非難を受けている人達。彼らはいっそ強制収容所に送られて社会に役立つよう身を捧げた方が、本人にとっても社会にとっても遥かに意義のある人生になるだろうし、それは更生だとも言えるのではないだろうか。

記事への反応 -
  • ほんとお花畑というか、現実的な想像力が全く無いな。ボンボンだからだろうが。 最悪生活保護があるからそういう親類を持った奴でも能力次第でリスクが取れるんだよ。 それがなかっ...

    • 貧乏人の下に生まれた時点で人生終了お疲れ 生活保護受給家庭の子供でも成長して貧乏から脱出した例はいくらでもある。その意味で、子供を持った家庭の親などは、生活保護者受給...

      • その中の援助可能な身寄りがないというのは生活保護受給の要件でもある。 親類や家族側から見れば、自分の生活が大事だから切り捨てても仕方ない人ということだ。 何故身寄りが...

        • 天涯孤独の人も勿論含まれますよ。その人がいなくなっても誰も困らないのだから、若くもないし働けないし貯蓄もないとなったら、社会的価値がありません。当然、社会が援助して生...

          • とりあえず、色々言いたいことはわかるし、実経験もいろいろあるので、『厄介者』の意図するところも、実体験からわかっているが・・・ ただ、個人としては『厄介者』であっても、...

            • 果たして、『厄介者』は『更生』できるのだろうか? どの程度をもって更生を達成したとするかは、社会や文化の発展の度合いによって違うし、ダメな生活保護者が病院で更生できる種...

      • 売れてる奴が言ったならともかく、売れてない人間が言ってもギャグにしか聞こえない なんかレイディアントシルバーガン思い出した

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