2012-03-26

昨日、モンスタークレーマーのすぐ後ろに並んでしまった

ふつう会計が進み、レジ袋がひとつ入れられた。買い物の量からして適切なサイズであり、分けて入れたほうがよさそうなものもない。実に申し分なく、かつ平均的な対応である。ところがだ。

「あとそのサイズの10枚ちょうだい」

と切り出してきた。ちなみに姑、嫁、娘と思しき三人組の、姑の言葉である。よくある中流家庭的服装に包まれている。いわゆるDQNのようには見えなかった。

私は、まずこの客の「すみません」の一言もない行動に、少し驚いた。何度見ても、こういうのは慣れないものだ。さて、パートと思しき女性従業員は腑に落ちなかったのだろうか、少し行動に迷い(というより”間”)があった。おそらく適切な処理としてはにこやかに10枚袋をくれてやればよかったのだろうが、もう遅かった。

姑「えええ?もしかしてくれないの?おきゅあく様を何だと思ってるわけぇ?」

嫁「だまってよこせばいいのよ!!後ろ支えてんでしょ、早くしろよ!」

従業員はさながらドラクエVIにおいて、身の毛がよだつ雄叫びが上がり、立ち竦んでしまったミレーユのようだ。相手の態度が大魔神のごとくキッと切り替わり、声量三倍増し(前姑発言比)したので、他のレジに並ぶ客や従業員もびっくりしている。もちろん私もその例に漏れない。当の女性従業員は嫌な汗をかいてそうだ。姑の勢いは衰えない。

姑「あんた私達がここ使ってやってるってのにずいぶん態度でかいじゃない。 もういいわ二度と来ないわよこんな店!!」

嫁「そうよそうよ、他のとこ行きましょ!! みなさんもこんなクソったれな店で買物なんかしないで他のとこ行きましょ!!こんな店潰れればいいのよ!!」

声を聞きつけたのか従業員の連絡を受けたのか、店長クラスと思しき男性が姑のもとに立ち寄る。まだうるさい。

姑「はあ??何を今更謝ってるわけ??バカじゃないの!?死ねクズ!!」

笑顔が崩れない店長クラスと思しき人を見て、私は小売業とは恐ろしき修羅の間なのだ認識すると共に、この店長クラスと思しき人への敬意が自然と湧いてきた。

買い物かごに手をかけていたためカゴごとひっくり返すのではと息を飲んだが、店長クラスと思しき人の登場で杞憂となった。

このような家族に娘がいて、その娘がどのように育つのかだけが、私のあの家族にかける思いである。嫁姑はもう手遅れであろう。

いやはや、小売店員とはまさに最前線なのだな。三人組は足音をわざとらしく大きくして、何か喚きながら出ていった。私が会計していたとき女性従業員は目に涙を浮かべていたような気がする。

そういえばこの女性従業員。おっぱい大きくて顔も良かったなあ。くっ旦那が羨ましいぜ畜生

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