2011-12-18

真珠湾攻撃から70年。10年前の映画を観て不謹慎にも快哉を叫んだ。

去る12月7日真珠湾攻撃から70周年。

10年前に公開された真珠湾攻撃映画を思いついたように観て、

不謹慎にも痛快でたまらなかった。

第二次大戦前、世界有色人種ほとんどすべてが白人植民地支配下で自立と尊厳を奪われている中で、

白人が優れているか有色人種差別されても仕方が無いという当時の世界の「常識」を覆した、

記念すべき大事件だったのだ。

白人専売特許と信じられていた近代科学技術を駆使して武装した飛行機アジア人が操縦し、

戦艦を撃沈し、軍事施設を木端微塵に爆破し、白人を爆撃して蹴り散らしている。

当時どれだけの有色人種がこの光景を目の当たりにして、快哉を叫び希望勇気を持っただろうか。

この映画アメリカ国威発揚のために製作されたものであるが、

皮肉なことにも、世界規模で消費されるハリウッド映画であるだけに、

アジア人白人をこてんぱにする映像世界に放ったという点で、別の意味で衝撃的な映画と位置づけられたことだろう。

そして奇しくもこの数ヵ月後イスラム過激派によるテロが発生し、

真珠湾攻撃になぞらえられた。

軍事的には真珠湾攻撃は失敗だった。

実際はルーズベルトの謀略に嵌められただけと言えるし、

主要な戦艦軍事施設を破壊することもできなかった。

負けることは最初からわかっていたのだから、鉄則を守っていなかったという点で愚策ではあったのだろうと思う。

しかし、有色人種近代科学技術を使って白人に対抗したという点で、

この事件は、宿命であったと言えよう。

先人たちの勇敢さに感謝しなければならない。

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