2011-10-29

さんまが語る負けているとき対処



ギャンブルの話で例えると

もう本当にギャンブルの「流れ」はね、

お笑い芸人人生にはかなり役に立つ。

もう、それはね、いってみれば、

ダメときにどう止めるか」

これだけなんですよ。

負け分をどうおさえるか。

そこはもう、テクニックもあるし、

計算もあるんですけども。

ぼくがいちばん、

胸に刻んでいる名言があって、

まぁ、なんでもないといえば

なんでもないことばなんですけどね。

ジョージ・フォアマン

モハメッド・アリが試合したとき

アリが言ったんですけど、

「わざとボディを打たせるんだ」と。

どういうことかというと、

「わざと打たせたボディは効かないんだ」

というんですね。


これはかなり、役に立つんです

とくに、お笑い芸人とかタレントには

たぶん、必要なことばだと。

やっぱり、「あかん」というとき

なにをやってもダメなんです

そういうときには、打たせなきゃいけない。

わざと打たせたら、耐えられるんですよ。

ところが、「オレは大丈夫だ」と思って、

行って打たれると、効くんですね。

さすがモハメッド・アリっていう。

そういう名言があるんですけどね。

これは、ぼくの、

世間には言ってない座右の銘ですよね。





もう、流れが決まってるときは、

どうしようもないですから

とくに、負けてるときはね、

もう、どうおさえるか、なんです

から、そこですよね、

勝負強い人と、

ただのギャンブル好きが大きく違うのは。

ダメな人は、負けてるときにも

同じ金額をかけていくわけです

あかんときには、

ここを下げたらいいだけなんですよね。

それだけのことなんですよ。

ところが、ダメときにカーっとくる人は、

負けるとどんどん増やしていくんですよ。

取り返そうとして。

裏行ってるときは、ぜんぶ裏ついてしまうのに。


それがね、ギャンブルやって、

ダメになっていく人のほとんどだと思いますよ。

麻雀でも競馬でもなんでもそうですけど、

流れっていうのは、もう見事に、

どうあがいても、どんだけテクニックあっても、

どんな学者がやっても、無理なんですよ。

そういうことをずっと考えてたりするんですよね‥‥。


から負けていると自分が感じているなら

ひたすら最小資源で最少失点に抑えるべきなんですよ。

今の負けは負けで認める。

ただ流れの潮目は必ずくる、これは誰でも必ずくるんです

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