2011-08-31

悪夢のはなし

風邪をひいて熱に浮かされて、こわい夢をみた。

その夢の中で、僕は大きな金属の箱を作る任務を与えられた。一辺2mから3mくらいの立方体で、骨組みを組み合わせて、金属板を貼り合わせて完成する。しかしながら、その箱を作る目的は分からない。むしろ、出来上がる度に怖い監視から、「何の意味もない箱を作りやがって!」と罵倒されて、せっかく作った箱を叩き壊されてしまう。箱が壊されたと思ったら、また監視から箱作りを命じられる。僕の周りの世界が、壊れた箱の残骸で埋めつくされ、それでも逃げられない。どこまで続くか分からず、気が狂いそうになる。

真夜中に、うなされる自分の声で目が覚めた。頭が痛くて、動けない。再び眠りについたら、またこわい夢の続きがやってきた。真夜中、なんども目が覚め、その度に同じ夢に引きずりこまれた。悪夢の夜は果てしなく長く感じられた。

  • 風邪ひいてるときって、そういう幾何学的で色のない怖い夢見るよね。 俺は細い道の上を歩いてて、白黒の直線的な図形が迫ってくる夢を良く見る。 しかも、周りの人に聞いてみるとそ...

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