震災ボランティアに顔を出したが、あまりにも仕事の出来ない人だらけで驚いた。
私はその作業内容のプロで、ボランティアリーダーとの共通の知人の紹介で顔を出したのだが、どう考えても異常に効率が悪い。
リーダーに直言するが、まったく話を聞かない。
そして、直言したことが気に入らなかったようで、一人で出来る仕事の方がいいでしょうと、ゴミの整理というありがたい仕事を割り当てられた。(まあ、ゴミの整理も大事な仕事ではありますが)
結果、その団体は我々プロが一時間で出来る作業を一日かけて行い、その成果を大々的にブログに誇っていた。
ボランティアのほとんどは、普段まともな仕事をしたことがないだろう、「使えない」人間で占められている。
そこまでは、まあしょうがないだろうと思う。ボランティアの主力は、バイトのない暇な学生や、普段から仕事が与えられないような公務員だ。
挨拶もまともにできる様子もなく、ホウ・レン・ソウとか聞いたこともないだろう。言われたとおり、ゆっくりと手を動かすことしかできない。
しかし、そんな彼らでも、単純作業を適切な教育の上で与えられれば、それなりに機能する。
重要なのはまともに働いたことのある使える人間であり、その人間がリーダーになることだが、どうやらそれが不足しているようだ。
ボランティア作業の大半は単純作業だと思うが、単純作業ほどノウハウや改善点の共有が必要なのは言うまでもない。
しかし、ノウハウは存在しない。ボランティア同士にコミュニケーションはない。意見を吸い上げるリーダーもいない。
そして非効率な作業が続く。
一日ゴミ整理をした上で、共通の知人を交えて、作業内容の改善点、ロジの整理を申し入れたが、やはり話を聞く気はない。
理由は分からないが、人の話を聞き、作業を改善することが、彼の権威を脅かすものになるようだ。そして、大事なのは結果ではなく行動なのだと言われると、返す言葉もない。
まあ、こういう輩は会社にも良くいるけど、利益を上げることが出来ず、なかなか上に行くことがない。しかし、ボランティアは別なのだろう。
その後、共通の友人には詫び、そのボランティア団体からは離れた。
私はどう行動すべきだったのだろう。
リーダーの面子を潰さないでうまくやれれば良かったんだろうが、その方法は今も思いつかない。
【追記 4/19 1:44】
作業内容を詳しく書くと特定されるので難しいのですが、「効率化」は結構簡単なことです。
バケツ一つ運ぶなら作業内容はみんな一緒ですが、たくさん運ぶなら、バケツリレーだったり、ホースを探してくるとか、いろんな方法があります。
それを、バケツを用意する手間がかかる(すぐそこの100円ショップで買ってくりゃいい)、一人一人大事に運ぶことに意味がある(どう運ぼうが水は水だと思う)、バケツリレーは訓練が必要(いやいや、すぐ覚えるよ)と反論され、バケツ一つに沢山の人間が張り付いているような状態になっている感じです。
私がこの業種のプロであることはリーダーは知ってるはずですが、現場では面子を立てて特に言いませんでしたし、この効率化は特にプロでなくとも、作業を続けていれば気付くレベルのものです。また、リーダーにだけそのやり方を説明したのは、彼がみんなに広めればいいだろうという、それもまた彼の面子を考えてのものでした。
【追記 4/19 16:30】
ただ、「効率化」がモチベーションを下げるとはあまり思えないんですよ。
これは私の性分のような気もしますが、たとえば風呂の水を汲むのに、バケツ一個でちまちま水汲むより、パーッと集中してみんなでバケツリレーしたほうが楽しくないですかね。たぶん、バケツリレーのほうが疲れないし。
その水が自分のためじゃないことがモチベーションにつながらないのかもしれませんが、誰かがそれで早くお風呂は入れるのならうれしいけどな。
しかしまあ、みんながそうは思わないということはよくわかりました。いやみではなく。
また、ボランティア全体が使えないととられたなら、私のいたらないところです。申し訳ない。id:awwwwaさんのように、きっとすばらしいボランティアの方もいらっしゃると思うし、でないといろいろ回ってないと思います。id:awwwwaさん、お疲れ様でした。
また、「ボランティアなんぞ」「使えない」という言葉がきつかったですね。反省します。
ちなみにリーダーは声もでかかったですが、社会的地位も高かったので、それもあったのかなと思います。なお、その地位はボランティアの仕事内容とはまったく無関係です。
しかしまあ、どうやって彼に話しをもっていけばよかったのか。そこは本当に反省する限りです。
【追記 4/19 19:10】
今までの自民党政権がそうだったとしても臨界やメルトダウンとか重大事故のマニュアルの整備や原発用ロボットの整備は政権交代後から地震までに十分やる時間はあったわけで今までの政権が無責任だったから民主に責任はないってことにはならないのでは?仮にやろうとしたけどやる時間が足りなかったとしたら運が悪いと言えるが、そうでないなら自業自得でしかない。政権交代後津波対策や原発用ロボットに予算つけるとか事故対策が強化されたという話も聞かないけどなんかやってたの?
やっぱ気に障る人もいるんだな
http://wiredvision.jp/news/200711/2007112822.html
送電ロスも限りなく少ないし、用地買収もほとんど必要なくなる。
んー、それおまえのことじゃね?
本来であれば、もっとも放射能関係の情報に敏感でなければいけない子育て世代が、
情報収集でハンデを負っていると思う。
ヒマを持て余している高齢者世代とか、単身世帯やDINKS世帯と比較しても、
子供の世話とか添い寝とかで、情報収集時間が半分以下になっている。
加えて、「ある年齢以上の子供に対しては、震災や原発の画像を見せすぎるとトラウマになるので、
あまり見せないように」という小児精神科医のアドバイスがある。
2歳以下だとそんなに問題ないかもしれないが、それ以上の子供だと、
テレビ画面自体がトラウマを与えるので、子供がいる時間帯にニュースを付けること自体に制約が生じる。
ウチの場合も7歳の子供で、「ニュースの2~3割は判る」状態なので、始末に負えない。
下手に日本の都道府県も知っているので「いばらきけんはだいじょうぶか?」とか
「ほっかいどうはだいじょうぶか?」とか質問してくる。
乙武自信が、なにか信念のようなものから、地震や発電所関連のことを書き込まないようにしてるケースはどうなりますか?
私見とおっしゃられているので、あなたが「考えるべき。発言すべき」と考えるのは一向に結構ですが、
進んで戦争に参加した貴族が、戦争を助長した側面もあるように、
乙武さんが何かしらの信条を持って、努めて日常を装われているのでしたら、それはそれでノブレス・オブリージュになっているのでは、と「私見」ですが思います。
曲解かもしれませんが。
どっちなのかは、数字になって現れてるよ。
http://www.asahi.com/national/update/0417/TKY201104170324.html
現状維持派は3年前とほとんど変わらず約50%。減らす派は20%から30%、やめる派は7%から13%に増えている。
あとはこれを、「減らす・やめる派を大きく増やした」と捉えるか「現状維持派を全く説得できていない・過半数を崩せてない」と捉えるか。
乙武洋匡氏がツイッターで「今発達障害の本を読んでいる」と書き込んだところ
「今原発の件以外をツイートするのは不謹慎」というコメントが出た、と話題になった。
これに対して、被災者が「俺は漫画読んでる」とコメントしたら乙武氏が冗談半分で「不謹慎」と切り返していた。
しかし私見だが、乙武氏のような有名人は、この数ヶ月はオフの時も原発や災害関係を考え続けるのが
自分は、原発や震災について発言しているが、自分のような無名人の投稿は、社会的に全く影響力を持たない。
他方、乙武氏ほどの有名人であれば、その影響力は絶大で、「恵まれた地位」にある。
であれば、その影響力を社会的に使用するのが「持てるモノの道義的責任」でないか?
例えば、身体障害者と震災、身体障害者と原発事故、という視点で、他の健常者ジャーナリストでは
思いつかなかった視点のエントリを書くことができるかもしれない。
他の身障者もそのようなエントリを書くことはできようが、そういうエントリは日の目を見ない。
乙武氏が「その気になれば」そのようなエントリを書いて注目される可能性があるにもかかわらず、
マジレスすると犯人はヤス、といいたいところだがあれだろ貨物だろ。
オレも線路すぐそばの物件をみて、「まぁ夜は静かになるしいいか」と思って契約したら夜中は夜中で貨物列車がすげーうるさいでござるの巻だった記憶があるわ。
元増田がどこに住んでるかわからんが主要幹線なら間違いなく貨物。
あと、今まで静かだったのに!というなら、たぶん地震の影響でなければ、どっかになんか作ってるね。
んでその資材を夜中にしこしこ運んでる。