2011-02-27

天才中学生を見て、我が身を振り返る

Ruby中学2年生のコミッタ誕生、最年少記録更新

ttp://slashdot.jp/developers/article.pl?sid=11/02/22/2226214

上記Webページにあるように、中学2年生がRubyコミッタになった。

その知らせを聞いた時の最初感想は、素直に「すごい!」というものだった。

しかし、そこから次のように思考が走っていき・・・

世の中にはすごい子もいるんだなあ。

自分中学2年って何してたかなあ

ああ、やりたくもない部活をさせられて、休日TVゲームとかやってたなあ。

授業で「三角形の合同条件は~」とか習っている傍らで、この子は「Hashクラスのこの実装は~」とか考えてたんだろうな~。

一体自分は今まで何をしてきたんだろう・・・

高校、大学無難卒業して、無難就職して・・・

かにフリーターとかそう言った人たちから見れば幸せ環境だろう。

でも、自分には技術的なものは何もない。

あったとしても、今の会社内で通用するだけの、きわめて特異なもの。

世間からは評価されない。

すなわち、万が一リストラされたら、自分は年をくっただけの中年男でしかない。

このままでいいのか?

・・・

自分だって、ああい環境が与えられていれば、ああいうことができたはずだ。

でも、周りはそういった環境を与えてはくれなかった。

両親は公立の高校/大学に進むことだけを自分に期待し、

ガス抜きの為にTVゲームを買い与え、友人知人とともにゲーム部活無駄時間を費やし、

高校も大学レポートやら発表やら目先のことにいかに失敗せず、無難に生きるかとばかり考えて生きてきた。

周りはそういう選択肢しか与えてくれなかった。

周りが憎い、あいつらが憎い。

あいつらがいなければ、自分はもっとすごい人間になれたはずなのに。

・・・

つの間にか周りのせいにしている自分気づき憂鬱に。

自分はこんなに狭量な人間だったんだな。


同時に、自分はやはり技術、特にプログラミングに対して何か思うものがあるんだとも思った。

「最年少のメダリスト」とか「天才ピアノ少年」とかに

普通に「へー、すごいねー」とスルーできるのに、

この少年に対しては、なぜかこんな長文を書いてしまうほどに、心穏やかではなくなってしまう。

このまま無難に生きることだけをこれからも続けていくのが、本当に正しいのか?

まだ27歳。もう27歳。

軌道修正のタイムリミットは刻々と近付いている。

決断は急ぐべきだ。

(もしくはもう、タイムオーバーかもしれないが)

  • http://codnote.net/2011/02/21/i-become-ruby-commiter/ I’m very surprising…. What’s happen? "I'm surprised."の間違いだけど、原文でもあながち間違いじゃない事件だね。 全く世の中は面白い。

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