2010-12-03

「公平病」とでも言うべきか

脳内大辞典(2010年12月3日午前1時版)より引用

争いごとにおいて、その当事者の一方または一部にのみ公平な言動を期待する傾向、または公平な言動をとらない事を理由に批判または賞賛する傾向を指す。

争いごとが妥結する方法として、利害を争う当事者全員が「公平な視点」を持ち意見を一致させるというケースは非常に希、というより皆無に近い。

多くの場合は、それぞれがそれぞれの立場の利益を最大限主張し、ぶつけ合い主張を文字通り「戦わせる」事によって見出される均衡点をもってしてその案件は終結となる。

「公平病」に罹っている者は、特定の立ち位置当事者に「その主張は偏っていて公平ではない」と批判をする傾向が顕著となる。

例:中央新幹線ルートにまつわる争いごと

参考:http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%AD%E5%A4%AE%E6%96%B0%E5%B9%B9%E7%B7%9A#.E6.A4.9C.E8.A8.8E.E3.81.95.E3.82.8C.E3.81.A6.E3.81.84.E3.81.9F.E3.83.AB.E3.83.BC.E3.83.88

Wikipediaに掲載されている図を見れば分かるように、A、Bルート事情を知らない者が見ると非常に不自然に見える。建設にかかる費用や移動時間などを考慮すればCルートが最も合理的であるかのように見える。

それをもってして、AルートやBルートを主張する自治体や個人を揶揄・嘲笑する声がネット上に多く生まれた。これは典型的な「公平病」と言えるだろう。

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