ひとつのビジネスとして、お年寄りにイリュージョンのエロゲなどを
『最先端の仮想現実』と称して売ってしまえば、どれぐらいの儲けを得ることができるだろうか。
もちろん失敗するかもしれない。だが僕は、
老人の中に、若い女性とセックスしたいと思っている老人がいることを知っている。
しかも、残りの人生もあまり長くはない。
そこに、『仮想現実』として、イリュージョンのエロゲなどを紹介する。
老人は、『自分が晩年である』という効果も手伝って、エロゲにのめりこむだろう。
「時代はここまで来たのか…』なんて言ってしまうだろう。いや、
実際時代はここまで来たのだけど。
人工知能に恋をしたりセックスしたりする物語は、古今東西いろいろあるが、
やはり、科学の力で性問題を救ってほしいと考えている人が多いのだろう。
ならば、例えそれが若者から『フェイク』であることを見透かされたとしても、
それを老人に売ってしまうのは、ひとつの優しさであり、ビジネスとしても
十分成立するのではないだろうか。
俺は何を言っているんだ。