2010-08-23

http://anond.hatelabo.jp/20100823173658

場所が変わると喋り方も変わるんだよなぁ。

昔、大学院研究所政府系金融機関→一般企業と移ったんだけど。

それぞれの場にそれぞれ特有の喋り方があることにびっくりした。

大学院喋り」はピンと来る人も多いかもしれないけど、喋りの1タームがパラグラフ化するような喋り。

Aである。(主張)なぜなら(根拠)それは(論拠)みたいな。論文や発表やってるとこういう喋りになりやすい。

理系なんか特に多いよね。普通の人が聞くと「オタク喋り」に聞こえなくもない。(ある意味オタクなわけだし)

しかも、往々にして早口だよね。得意ジャンルを語ってるから必然的に加速する。

研究所になると、この喋り方がさらに加速するようになった。

ここまでくると、一般人が会話に入ることはほぼ不可能で、外から聞くと相当キモいテンポの喋りだったと思う。

使う言葉も徹底的に場に染まってるし。

それが銀行に行くと、なにせ忙しいものだから「主語が消える」って現象が起きる。それどころか最終的に

専門用語の短縮形と動詞しか残らない始末。

「上げた?」「うっといたよ」「ジャーナルは?」「エビまでとっておいた」

こんな感じ。これで意味ガンガン通じちゃうんだけど、新人にもコレやるもんだから

次々新人ノイローゼに。俺も発狂するかと思った。

んで、そこから更に転職して一般企業に移って

「おまえの喋りおかしいぞ」と言われ倒してなんとか補正して今に至るんだけど。

やっぱ苦しんだなぁ。そういうわけで、人の喋り方って環境にひどく左右されるから

仕事の場ならともかく、プライベートの場なら多少やさしく接してあげて欲しい。

それぞれの世界では「習得必須の正しい喋り」だから困る。

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