航空自衛隊ショーを夫が見に行くついでに、ついて行く嫁。
収入は夫より上。稼いでます。
航空ショーの会場から、家までは離れているので、夫の祖母の家に泊まらせてもらう。
私たちが帰った後、このババア(75)は私に陰口たたく。
「あの嫁、食事も片付けもしないし、夫にはえらそうに『私が金出して買ってあげた車なんだから』とか、えらそうにいってむかつく。」
おっしゃるとおりですよ。ババァ。
あんたの考えと私の考えは根本的に違っている。
あんたは男がとにかく偉いという世の中で飼いならされてきたけれど、私はちがう。
私の夫は、夢ばかり追って、現実の稼ぎは私がやってるんだよ。
旧態依然のこの家に泊まることすら苦痛なのに、夫に付き添っててえらそうにしていて悪いか?
夫をたてろ。すごくよく言われる。
高齢者の声はでかい。耳障りな声だ。周りの乗客のことをまったくかえりみずに、バスの中、ぐちゃぐちゃ騒いでる。
思わず、
「静かにしなさい!」
としかってやった。
(ざまーみろ。恥かかされてざまーみろ。でも、結局「自分は悪くないもん」みたいな言い訳を私がバスを降りたあとに仲間で騒ぐんだろうが)
ばばぁ、てめえは二世帯住宅で息子と同居して独居老人の悲惨さとか想像したこと無いだろ。めまれてるのにわがまま言うなよくそぼけ。
私は小声でつぶやく。
このばばあの耳はほとんど使い物にならないから聞こえてはいないと思う。
でも、私が感じている悪意を、このババァはよーく知っているんだ。
老人がマジョリティのこの国は腐りつつある。
姥捨て山(トムラウシ事故遭難)、交通事故死老人、信号が無い所での横断事故どんどん死んでいってね♪
街を歩き、通りすがる老人たちに私はいつもこうつぶやいている。