2010-03-21

愛子さま不登校皇室が公表したことはすごいことだ

連日愛子さま不登校についてニュースワイドショーや2chその他いろいろなメディアが取り上げている。

取り上げ方も皇室の閉鎖性を問うものから学習院への批判、件の暴力児童を何故放置しておくのか?など様々だ。

私はそれらの議論にはまったく興味がないのだけれども、今回の事件で1つ強く感じたことがある。

皇室が真の意味仕事をした

私は皇室関係にそれほど詳しいわけではないがそんな私でも皇室関係について知っていることがある。

天皇は、日本国の象徴であり日本国民統合の象徴である」

ということだ。これは日本国憲法に記載されていることである。

その日本国民総合の象徴の家族が「いじめ」にあっている。

そしてその事実皇室自らが公表した。

これは、実はとんでもなくすごいことなんじゃないだろうか?

冒頭で書いたようにすぐさまこのことは連日メディアでとりあげるようになり、それは今も続いている。

そして多くの国民はこう思ったのではないだろうか?

「「いじめ」はどこにでも起こりうる身近な社会問題である」と

そりゃあ「いじめ」とは無縁だと思われていた皇族学習院に「いじめ」があったとわかったら、当然自分の息子や娘もいじめを受けている(あるいは加担している)のではないか?と思うだろう。

文部科学省にしても学習院のようなところですら「いじめ」が起こるのだから公立私立を問わず全国の学校日常的に「いじめ」が発生していると考えるだろう。

つまり、この件で「いじめ」の認知度が一気に上がったのではないかと思う。

そして今現在進行形で「いじめ」を受けている人たちも勇気付けられたはずだ。

何せ日本国の象徴がいじめられているのだから、少なくともいじめられているのは自分だけではないと思うだろう。

この事実を公表した東宮大夫に対しては「愛子さまの気持ちを考えてない」とかいろいろ批判もあるようだが、東宮大夫がそんなことを考えていないはずがない。

それよりもすでに「いじめ」が深刻な事態になっており国民の一致した認識の下に対処しなければならない問題だと考えたから公表したのだろう。

そしてそれは皇室仕事としてはとても立派で尊敬すべきことであると思う。

記事への反応(ブックマークコメント)

ログイン ユーザー登録
ようこそ ゲスト さん