2010-03-02

キンドルアメリカ衰退の象徴か

ttp://newsweekjapan.jp/stories/business/2010/03/post-1046.php

キンドルという商品の本当の価値は、(部品の総和ではなく)デザインと根幹をなすテクノロジーにある。実際、クアルコムやEインクなど、最終部品をつくっている企業アイデアで稼いでいる。

 では、アマゾンはどうか。アマゾンキンドルの値引き販売を行っていないし、定価も09年10月以降、259ドル(第2世代キンドル価格)のまま引き下げていない。しかも、ベストセラー本のキンドル版を採算割れの価格で販売する案を撤回コンテンツ販売で赤字を生み出す可能性も消えた。要するにアマゾンは、ハードソフトの両面で利益を得られる体制を築いているのだ。

 電子書籍世界で本当に重要イノベーションを——つまり利益を——生み出しているのは、部品づくりの能力ではなく、目に見えないアイデアなのだ。

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