2010-01-26

私は斜視による弱視で、両方の目を開けた状態だと両眼視ができない。

反対の目を閉じればどちらの目も見える。

3D物の話を聞く度に、自分には関係のない話だと思っていた。

でもXPANDのシステムだと、もしかして私でも3Dに見えたりするんだろうか。

脳みそが未知の情報に混乱するだけかな。

 

「12歳までなら治る可能性がある」といわれて、小さい頃は定期的に眼科で検査受けてた。

赤緑の2色の眼鏡かけて、いわゆる「飛び出す」絵を見させられるというもの。

たとえば、たくさんチョウチョがかいてあって、

「この中で、飛んでるチョウチョの羽根をつまんでね」と指示される。

私には、ただの平面絵にしか見えない。

というか、絵のチョウチョが浮いてみえるとか、想像すらできない。

でも母親が隣で、必死で私の様子をうかがっているのが分かるから、あてずっぽうで、適当なチョウチョをつまむふりをする。

当然間違っている。

落胆する母親。苦笑いするお医者さん。

いつもいたたまれない気分になった。

 

12歳になって「もう無理です」と言われた時はつらかったけど、開放感もあった。

もう治癒を期待されないし、自分も期待しなくていいから。

 

 

ちなみにこのやり方なら、私でも立体に見える。

http://www.well.com/user/jimg/stereo/stereo_list.html

初めて見た時はものすごく感動した。

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