2009-11-17

民主党政権っていうか、「ワープアな私」と「エスタブリッシュな彼ら」

民主党政権が発足してから色々とあって、閣内の意見が一致してなくね?とか、思いつきで発言する首相ってどうなの?とか、色々問題があるなあとは私も思います。しかし、保守的だと見なされるネット論客(あんまり適切な例じゃないけどid:finalventとかね)がこぞって、「そらみたことか」的な発言をしているのを見て、まあ確かに理屈ではそうなんだろうけど、どうも共感できないよな、と思って何でだろうと考えていました。

で、当座の答えが出たから書き記しちゃおうというわけなんです。結論は、「私と彼らで一致する利益なんてない」、からなんですよ。

彼らは50年以上の長期にわたる自民党政権下で人生を築いてきた人たちで、意識するにしろしないにしろ、さまざまな利益を得てきた人たちなのでしょう。その人たちが、システムの変化を目の前にして、これに対して恐怖し、その欠点をあげつらうことに余念がないのは当然ですよね。

我が身を振り返って鑑みるに、私なんかは高学歴ワープアの典型みたいな人生を送ってるわけで、特にこれと言って何か受益したことはないわけです。まあ少なくとも、自民党政権で良かったー、と思ったことは特にないわけです。貯金だってないし、長期雇用でもないし、社会保障だって期待してないし、結婚して幸福な生活が歩めると思ってもないし、子供を育てるなんてもってのほかですよ。

そんな私は、政権交代のあとに色々ごたついてるのを見ても、長い目で見てればそのうち何とかなるんじゃない、今がまずくても自民党政権に戻れば良いとはまったく思わないよ、ってな感じです。

ネットフラットだからなんとなく忘れてたけど、奴らはエスタブリッシュされた人たちなんだし、奴らと私は見えてる世界が違うんだよな、ってことを肝に銘じとかないと。

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