2009-11-12

早稲田慶応等の主要私大の定員の半分は推薦AOという現実

都内主要私立大学2007年度入試、一般枠・推薦枠比率

      総定員    一般入試募集人数   推薦入試募集人数  付属高数

ICU    620人    350人(56.5%)   270人(43.5%)   1校

上智   2160人   1322人(61.2%)   838人(38.8%)   0校

慶応   6145人   3920人(63.8%)  2225人(36.2%)   5校

早稲田 8880人   5880人(66.2%)  2000人(33.8%)   5校

法政   5850人   3965人(67.2%)  1920人(32.8%)   3校

中央   5410人   3694人(68.3%)  1716人(31.7%)   3校

立教   3685人   2575人(69.5%)  1110人(30.5%)   2校

明治   6205人   4421人(71.2%)  1784人(28.8%)   3校

青学   3132人   2285人(73.0%)   847人(27.0%)   1校

※推薦募集人数にはAO入試社会人入試等も含む


そしてさらに新たな問題が最近になって浮上してきている。それは、AO入試学力試験の代わりに書類審査

面接小論文などで選抜)、推薦入学の激増である。

建前上は、一発勝負の受験の弊害を排したり、多様な学生を集めるためのものだが、有効に機能しているとは思えない。

推薦組、とくにAO入試組の低学力が、各大学で問題になっているのだ。

私の知る限りでも、早慶レベル学校に、それより偏差値が10以上下大学付属校から成績不良で大学に上がれなかった

生徒が推薦やAOで数人入学している。基本的にAO入試というのは、アメリカで行われている試験制度を採り入れたものと

いうことになっているが、アメリカの場合は、SATと呼ばれる統一学力テストの点数も評価したうえでのセレクションが原則だ。

(わだ ひでき=精神科医・国際医療福祉大学教授

http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/column/174705/より抜粋


実態がわからなかった大学偏差値

2009年の大学の実力で読売新聞が収集した一般入試、推薦入試

合格データ偏差値の実態でようやくメスが入った。

http://www.wasedajuku.com/wasemaga/unipro-note/2009/07/post_461.html

たとえば中京大学は、

一般入試1500名に対し、推薦入学者は、

AO10名、指定校732名、公募623名、付属系列218名。

一般入試への占める割合が、51.34%

かなり激しい偏差値操作です。

偏差値操作の雄、立命館でも、57.33%

ちなみに名城が59.29%で中京と比べればかなり割合が増える。

推薦入試枠がなければ、名城と中京の偏差値が入れ替わるかもしれません。

ちなみに総合大学で、割合が高いのは、

立教69.41%、上智71.89%、南山76.98%

このへんの大学は、推薦枠を広げれば偏差値を上昇させることができる大学

(あえてしないのは、在学生の質が落ちるからだと思われる。)

悲しいことに私立大学偏差値でトップにたつ慶応早稲田大学は一部しか公表せず。

受験生が信じる「偏差値」って一体!?



早稲田政経 一般入試の占める割合 2005年時点で51.6%

一般5割、推薦4割、AO帰国1割って感じ。

今は一般入試の枠を減らしてセンター利用枠に替えているので純粋な三教科型の一般枠はもっと減ってるはず。

早稲田大学政治経済学部 入試形態別入学者

http://www.waseda.jp/kyomubu/hyouka/2005houkoku/2005_03_01_01.pdf

入試種類   入学者 構成比

一般入試   611名 51.6%

内部推薦   250名 21.1%

指定校推薦  213名 18.0%

AO入試    109名  9.2%

帰国入試     1名  0.1%




早稲田は推薦を重視していくって公言して一般入試学力試験)の募集めちゃくちゃ減らしてる。

政経法商なんて一般募集は半分以下にして、一部はセンター利用で東大一橋落ち拾うようにしてるけど残りは全部推薦AOにまわした。

早稲田大学 一般入試(3教科)募集人員 推移

       政経   法     商    一文  教育  社学  二文  人科

1990年  1060名 1100名  1000名  840名 1000名 540名 480名  420名

1992年  920名  950名   ↓    900名  970名 650名  ↓   380名

1994年   ↓   900名    ↓     ↓    ↓   ↓    ↓    ↓

1998年   ↓    ↓    900名    ↓    ↓   ↓    ↓    ↓

2001年  800名  750名   800名   820名  960名 590名 410名 355名

2004年  500名  350名   500名    640名  700名 500名 450名  330名

2007年  450名  300名   ↓     440名  700名 500名 500名  330名

2008年  450名  300名   460名   440名  700名 500名 500名  360

ーーーーーーーーーーーーー------------ ------------

増減   -610名 -800名  -540名  -400名 -300名 -40名 +20名 -60名

90年比  (58%減) (73%減) (54%減) (48%減) (30%減) (7%減) (4%増) (14%減)

もはや推薦・AOが定員の半分を占めている政経法商文 (笑)

早稲田学生の半分が一般入試を経ないで入ってくる現状だとこれからは

<一般入試で入った人>or<推薦・AOゴミ屑>

っていう風な区別の方がより重要になってくるんじゃない?w

というか学部間の学生の差が、昔以上にかなり均質になっているのは間違いない



【 慶應義塾大学  超軽量入試&推薦入試の実態 】

(ttp://www.admissions.keio.ac.jp/exam/ippan.html参照)

試験科目数別の定員

3教科~  1270名 ←一般私大

1、2教科 2650名 ←Fラン入試www

0科目   2235名 ←推薦馬鹿w内部w裏口www

慶應法 一般460(36.5%) センター100(7.9%) /A030(2.4%)/指定校160(12.7%)付属420(33.3%)

慶應経済 一般750(62.5%) /付属450(37.5%)

慶應文 一般580(72.5%) /公募推薦120(15%)/ 付属100(12.5%)

慶應商 一般700(70.0%) /指定校150(15%) 付属150(15%)

慶應理工 一般650(61.9%) / 指定校195(18.6%) 付属190(17.6%) 

慶應SFC 一般550(61.1%) /AO200(22.2%)/ 付属150(16.6%)

慶應医 一般66(60%) / 付属39(39%) /帰国1(1%)

見れば分かる通り、慶応法とか試験通らないで入ってくる奴が半分以上で酷い。

指定校は基本、成績にばらつきがあって、真面目だが、一般では入れるとは思えない印象。

付属は多すぎて、特に一般では難関の学部に限って、付属枠が大きいため、多少

馬鹿でも希望の学部にいけてしまうらしい(法や経済は極めつけ)

ちなみに・・・

ttp://www.admissions.keio.ac.jp/topics/info_20070731.html

地理歴史世界史B,日本史B,地理Bのうち1科目選択

世界史Bの出題範囲は1500年以降を中心とし、日本史Bは1600年以降を中心とする

近代史ってそれ世界史Aじゃんwww

AO入試を取り止める大学が、難関国立大学を中心に出てきている。

2009年入試からは、筑波大学社会・国際学群)および、一橋大学で廃止。

2010年度からは九州大学法学部)でも廃止される予定。

筑波大学九州大学は、2000年度に、国立大学初のAO入試を導入した大学であるが、

AO入試組」の学力不足・入学後の学業不振を理由に、見直しを決定。

九州大学

「2005、2006年度に一般入試AO入試で入学した学生の成績を比較したところ、

授業が進むに従い、AO入試で入学した学生の成績に低下が見られた」

AO入試で入学した学生の成績がほかよりも低い傾向にあった」

センター試験を課す学部では目立った差がなく、基礎学力の不足が原因と判断、廃止を決めた」

一橋大学

「(AO入試では)しっかりした学力を身に付けているかどうか判断できない」

現在、推薦入試AO入試の入学者は、全体の4割を超す約26万人にまで膨らみ、

このうち約23万人が学力検査を経ていないとされる。

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