2009-11-08

タバコ増税こそ「弱者いじめ」じゃね?

生まれて以来この方タバコを1度たりとも口にしたことがない非喫煙家である一方、一部匂いが好きなタバコがあったりする(一部臭いが大嫌いなものもあり)私は、今話題になっているタバコ増税は完全に他人事モードなわけですが、気になることが1つ。

鳩山政権政権前はもちろん政権をとってからも、「小泉政権負の遺産」とやらを非難して、「弱者に優しい政治」を志向しているらしいんですが、タバコ増税って思いっき弱者低所得者)を直撃すると思うんですが、政権ポリシー的にどうなんでしょう?

きちんとした統計データを見たことはないんですが、所得額と喫煙率に強い負の相関がある(=貧乏人ほど喫煙率が高い)ことは、おそらくそれなりに社会経験のある人なら、ほとんどの人が体感的に理解していることだと思います。

で、喫煙低所得者にとっては、1箱あたり300円近いタバコ増税をされると、消費税を10%に上げるよりも、打撃がありそうな気がするんですが、消費税には逆進性があると散々消費税増税を非難していた人たちは、タバコ増税を非難しないんでしょうか?

いや、私としても、負の外部性健康悪化による損失、受動喫煙など)を内部化(価格に反映させる)するという方向性については賛成ではあるんですよ。

ただ、大幅に増税すればより価格弾力性の強い(=値上がりに敏感な)低所得者の消費が(高所得者に比べて相対的に)大きく減るから逆進性はむしろ弱まるとか、そんなわけねーだろって思うわけですよ。

だってタバコって嗜好品といえば聞こえがいいですけど、別の一面では間違いなく薬物依存症ですよ、依存症。一説によると、ヘロインなどの薬物よりも依存性が強いらしいですよ。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%8B%E3%82%B3%E3%83%81%E3%83%B3%E4%BE%9D%E5%AD%98%E7%97%87

もちろん増税によってタバコの値段が倍になれば、多少は消費量は減ると思います。が、上記の強い依存税を考慮すると、せいぜい消費量が3/4くらいになって消費額が1.5倍(3/4×2)くらいになって、平均で月間5000円くらいの負担増、消費量の減少分を加味すると月間7000円近い負担増になりそうです。

※平均的な喫煙者は1日1箱(20本)くらい吸うらしいので

 ①300円×1箱×30日=9000円

 ②600円×3/4箱×30日=13500円

 ③300円×3/4箱×30日=6750円

まあ、他人事なんで私はどうでもいいんですけど。

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