2009-10-20

iPhoneは「電話」としてもつかいやすい

世の中には、

  • iPhone情報端末としては優秀だけど、携帯電話として使うのはいまいち
  • あの大きな筐体を顔にあてるとか、みっともなくてありえない
  • iPhoneとは別に、通話用に他社の携帯を持っている

という人が多いので、ほとんどの人はiPhoneは「電話」としては劣っている、と勘違いをしている。しかし、それは間違いだ。

iPhoneは、非常に使いやすい「携帯電話」なのだ。

電話を使うことが主な仕事」という人で、受話器や携帯電話を手に持って使っている人はいない。みなマイク付きのヘッドホンヘッドセット)を使用している。両手が自由になること、相手の声を両耳で聞くことは、電話の快適さを大幅にひきあげるからだ。携帯会社も、もちろんそれはわかっていて、オプション製品としてヘッドセットを提供してはいる。しかし、それらを購入し、普段から常用している人は極めて少ない。

iPhoneの標準のイヤホンには、掛けたときにちょうど口になるあたりにリモコンがあるのだが、実はそこにはマイクが内蔵されている。iPhoneは、追加で何も購入することなく「ヘッドセットでの電話」ができるようになっているのだ。しかもiPhoneiPodでもあるので、「常にイヤホンをつけて携帯する」ことにたいする心理的な抵抗が極めて少ない。

iPod音楽を聴いているときに電話がかかってくる(誰からからの電話かは呼び出し音で分かる)。リモコンを一回クリックすることで通話を開始する。終わったら、再びリモコンのクリックiPodにもどる。この間、iPhoneは胸のポケットに入れたまま。

この快適さは一度味わってしまうと、もう普通携帯電話には戻れない。

国内の携帯会社は、iPhoneをただの「スマートフォン」だとあなどってはいけない。ただちにやらないといけないことが一つある。MP3プレーヤーとしての利便性を高め、マイク付きのイヤホンを標準添付とすることだ。そうしないと「電話」としての市場iPhoneにとられてしまうだろう。

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