2009-09-15

北海道九州から高速道路料金の無料化って、やっぱりおかしい。

という2chとか、はてサ民の声の方が正しい気がする。それ以前に、「高速道路無料化」という言い回しが一人歩きしてしまっている。

僕の立場は、「無料化に条件付き賛成。少なくとも償還済み路線は値下げはすべき。」という立場です。

高速道路無料化」の議論のもともとは、「『建設費償還が償還されるまで有料、それ以降は無料』という前提で料金を徴収してきたはずなのに、償還後も料金徴収が、引き続き継続されていて、しかもドンブリ勘定になっているのはおかしい」というところだったはず。だから私は、この原則を各高速道路に適用して議論することで、自ずと結論が見えてくるはずだと思っている。

たとえば、すでに(初期コストの)償還が終わっているはずの東名名神などは無料化(の方向)で検討すべき。

一方、まだ(初期コストの)償還の終わっていない地方高速道路は、償還される、またはある程度の償還があるまで料金を徴収すべき。

とはいえ、東名名神等をいきなり無料化すると、維持管理費の問題もあるし、交通政策上の問題(インセンティブ)、受益者負担の問題もある。だから、ある程度の料金徴収は必要だとも思う。

そこで、各高速道路ごとに、高速道路料金(初期コスト+維持コスト+社会的インセンティブ)や高速道路関連の収入(PA/SAの場所代・出店料)・支出を切り分けて計算して、本当に必要な料金だけを徴収する方向に向けていくことが、「高速道路無料化」の議論だと私は思っている。

そういう考えの下だと、北海道九州で「無料化」するのは違和感がある。少なくとも初期コストを償還するまでは料金取ろうぜ?あと償還しきれてない分はどの財源で払うのさ?受益者負担って言葉知ってる?と、言いたくなる。

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