2009/07/26の「エチカの鏡」は、超英才教育という話題でした。
内容は、横峰吉文先生の幼稚園での取り組みの紹介、質問への回答でした。
「やる気になるスイッチ」
横峰先生の幼稚園で行われている指導は、強化原理に基づいた指導であり、能動的行動を起こさせる指導については非常に学ぶべきところがあります。
夏合宿のシーンでは、川に飛び込めない子どもを指導するシーンがありました。
またプール指導では、プールに子どもを投げ込むという事をしていました。その後はちゃんと子どもに注目し、褒めてあげていました。
恐怖の克服は、より小さい恐怖を味わわせ、恐怖の度合いを徐々に大きくする事によって克服する事ができます。
また読書の指導では、より少ない文字で、よりページ数の少ない本から読ませるという事をしていました。
これは明らかにシェイピングの手法です。
また川登りのシーンでは、一人の子どもが集団から遅れ泣きながら助けを求めるシーンがありました。
この時横峰先生は引率の先生に、「絶対に構うな、放っておけ。」と命じました。
これも正しい指導です。
子どもが泣き続けるのは、回りがそれに注目するからであり、その注目がその子どもの大きな好子となり、その子どもは泣き続ける行動をとるのです。
こうした事例は、僕の授業でも数多くありました。
そして全ての子どもが、一人で50分の授業を受け続ける事ができています。
このように、全ての行動は原理原則に従って行われているので、それを学びわかっていれば、あとは誰でも横峰先生の幼稚園の子ども達と同様の結果を得る事ができるのです。
最後に横峰先生は、子どもを観察する事の重要性をおっしゃってました。ここなんですよねぇ。
精神性を考える、考えない、どういう手法、理論を使うかとか使わないとか関係なく、とにかく「観察する」、つまり行動を分析するという事こそがまず大事なんです。
そしてその子に合った指導をいかに施し、「能動的行動」をいかに取らせるかが重要なのです。
みなさんはどうお感じになりましたか?