2009-07-17

中国広州市で黒人の抗議、流血の事態に。

中国広州市で黒人警察差別待遇に抗議、交通麻痺ナイジェリア貿易商ら

09年7月15日午后、広州市広園西路で夥しい黒人があつまり警察署を囲んで抗議に及んだ。

このため警官隊が出動し、流血の騒ぎに発展した(博訊新聞網、7月16日)。

原因は近くのバザールで身分証明とビザの確認を求められた黒人が抵抗したため、対応が悪いと警官に殴られ、二名が死亡したという噂が駆けめぐったからだ。

 

政権アフリカ重視外交により、現在多くの黒人中国に出稼ぎにきており、とくに広州市では2万人が住んでいると言われる。

 

すでに拙著でも広州アフリカ系出稼ぎと貿易商の活躍ぶりについて三年前に報告した。繁華街でビラを蒔いている黒人もいて、フィリピンからのアマさんの出稼ぎより目立つほどだった。

かれらの一部は中小企業、とくに貿易商で、広州で衣類を買い付けるビジネスに従事している。貿易商はナイジェリア人がなぜか多い。

抗議は付近の交通麻痺させる程度でおわったらしい。

ウォールストリートジャーナル華字版(7月17日付け)によれば、「香港ナイジェリア領事館は何も知らないと答え、広州広報課も、そういう情報はない、と回答した」。

いわゆるいつもの中国の対応だ。

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