2009-07-10

「伝わらない話」をする彼女

とある同期の女性Aが、同期の飲み会で集まると必ず、「一部の人にしか伝わらない話」をする。たわいもない内容で、単に「登場人物に知らない人がいる」「知らない土地が出てくる」、前の話題に係るちょっとしたエピソードだったりするのだが、わたしはそれが我慢ならない。

なぜ我慢ならないのかというと、彼女がそういう話を、解説ナシで終えようとするからである。わたしは彼女と距離を近しくしていたので、何の話かわかることのほうが多く、さらには同意を求められたりするのだが、こちらは同意もそこそこに、会話からなんとなく遠ざかってしまい、目の前の食事をぼんやりみつめはじめた他の同期たちに解説をしてしまう。めんどくせー。わたしもチヂミ食べたいよ。

これは何も飲み会に限ったことではなく、3人いればもう始まってしまう。「この前行った店の…」その店はわたしと彼女で行ったのだ。つづきが、「パスタがおいしかったんだよー。オススメ!由美ちゃんも今度行こうよ/由美ちゃんも最近どこか新しいお店みつけた?」など、第三者・由美ちゃんを取り込んで進めるなら全然問題ない。だが、Aはそうしない。「この前行った店のパスタもおいしかったよね(わたしを見て笑うのみ)。」こうなったら由美ちゃんのツッコミ(いつ行ったの?/どこのお店?/だれと行ったの?)待ちとしか思えないんだが、そうじゃなかった。いちど解説もせず、由美ちゃんも突っ込まずで話題が流れても、Aは発言しただけで満足なようすであった。なんなん。

思うにAにとっては他人と何かを共有していた、という過去の体験がすごく重要なんだろう。ちょっとした思い出を積み重ねて、発言して確認する。前述のような、なんでもないエピソードならいいが(わたしがいやなだけで)、「当事者にとっては秘密にしておきたいことまで、人前でしゃべってしまう」ということも起こっている。これはあちこちで反感をかっているようだ。プライベートなできごとは、本人の口から語られるのを待つべきだという感覚

そこまでいかなくても「察してあげる」感覚というのは、当たり前に誰もが持っていると思っていたので、面食らった。

Aは中学時代、学校に馴染めず、ほぼ登校拒否のような感じだったらしい。思春期女の子達は「秘密」に敏感だ。その時期に揉まれていないから今になっても利害関係がシュミュレートできないのかもなあ、などと想像してしまう。

とはいえわたしも、小学校中学校ではたびたび仲間はずれにされて、やるせない気持ちを味わった。それが未だに、クスクスウフフの視線でかわされるやりとりに憤る原因なのかもしれない。

  • 「あの子KY」という陰口を増田で叩くKYな元増田。 まわるまわるよ女はまわる

    • リアルと違って、空気を読む必要がないから、増田で陰口叩くんじゃん。 陰口には違いないけど。

      • つか、そもそも増田=何書いてもOK&どんなエントリであっても全力でマジレスする暇人増田が高い確率で現れる場所、だと思ってたけど。 「俺が気に入らない話題を増田に書く奴はKY」...

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