先日のことなんだが、私の知り合いの男性が変なこと言った。その時はまったく意味が理解できなかったのだがあとあと考えてみるとなるほどな、とつくづく自分の知識の無さに嫌気がさす。
こんなボクなんか生きてても仕方が無いよ。死んじゃえばいいんだ!死んでやる~!・・・おおっと、醜態を見せてしまったねごめんなさい。
まあとにかくその知人はこういったのだ。
「いやあ、凄いね。ほんっとすごいわ。」
「何が凄いんですか?」
「だぶはいだよ、だぶはい。」
「だぶはい?」
私は脳の持てる機能を最大限フル活動して考えたが答えはでなかった。考え込んでいる私を見て彼はこういった。
「・・・え?もしかしてだぶはい知らんの?嘘やろ?今めっちゃ熱いやん。」
「え?あ~、だぶはいね、だぶはいだぶはい。そういや今熱いナー、だぶはい。」
私はつい知ってるふりをしてしまった。
「やろ~?そのせいなのかこの間電車乗ったらさ、乗ってたんだよ、サウスポーが。いや~びっくりしたね。」
サウスポー?いや、っていうか瞬時に左利きを見極めるあんたのほうが凄いだろ。
「はぁ、そうですか。でもなんで見ただけでわかったんですか?」
「そんなん見たらわかるやろ~。・・・でもサウスポーって怖いなあ。なんやったっけ?フリーマンって言うんやったっけ?ほんっと怖いわ、フリーマン。」
フリーマン??なんだ?自由な人か?意味がわからんぞ?それともモーガン・フリーマンでも乗ってきたのか?そりゃ確かに御堂筋線の電車にモーガン・フリーマンが乗ってきたら怖いな。それに彼は左利きなのか・・・。知らなかったよ。
ん?まてよ。もしかして彼はワールドカップのことを言っているのか?なるほど、それなら辻褄が合う。「だぶはい」はW杯、「サウスポー」はサポーター、「フリーマン」はフーリガン。ってかよく考えたらモーガン・フリーマンがこんなとこにいるわけないじゃないか!ボクのバカ!
そんなこんなでようやく彼の言っていること理解したのである。
ところでワールドカップなんだがなぜ「W杯」と書くのだろう?ニュース番組や雑誌を見ても「W杯」と書いてある。だがアナウンサーが喋るときは「ワールドカップ」と言うのだ。おかしいのではないか?せめて「ワールドはい」と言ってくれないと「W杯」との互換性が少々失われるのではないか?
前半は英語なのに後半は日本語というのがそもそもおかしいのだ。なぜ「杯」の部分も英語にしないのか?いろいろ考えているうちに私はあることに気がついた。ひとつの結論に達したのだ。
「W杯」の「杯」を英語にすると「Cup」になり、つまり略すと「WC」になってしまうのだ。
え?トイレ?そう、トイレだ。くく。なるほど、「WC」にするとトイレになってしまうから「W杯」にしているわけだ。
それもそうだな、もし「W杯」が「WC」だったら大変なことになる。例えばこうだ。
「いや~、久米さん。まさかトイレが日本で行われることになるとは凄いことになりそうですねぇ。」
いやはや日本にいるのに日本でトイレをしないことの方が凄いと思うのは私だけか?
確かに夏のトイレは少々暑い。それと女子便所を覗くのは犯罪です気をつけましょう。
「今日のニュースをお伝えします。トイレ関連です。今日午後4時頃イングランドのサウスポーのモーガン・フリーマンとベルギーのサウスポーのモーガン・フリーマンによる暴動がありました。トイレ期間中はくれぐれもお気をつけください。」
ちなみに、ティッシュペーパーはトイレに流しちゃだめよ?水に溶けにくいんだから。