2009-04-26

雑談手法

雑談はお互いの考え方を理解するチャンス お互いを少しでも理解しておくとそのあとの交渉など仕事もやりやすくなる

雑談をうまく進める公式 SEE

  • 共通する項目を探す  (Seek a shared item)
  • 自分の応答を膨らませる  (Expand your response)
  • もっと会話を引き出す  (Encourage more conversation)

共通する項目を探す

相手と簡単に共有できる話題を提案することで会話を始めるのが基本

状況に応じて適切な話題を探すように努力することが上達への近道

天気の話題

世界でもっとも頻繁に使われている

食べ物の話題

もっとも共有しやすい

日本食は人気が高い

話題を持っていれば雑談しやすい

家族地理の話題

どんな相手とも簡単に共有出来る話題

  • 典型的な質問
    • 兄弟は何人?
    • ペット飼ってる?
    • どこに住んでいるの?

話題選びの原則

相手と簡単に共有できるものを、お互いの共通の状況や環境から選ぶ

明らかに共有出来る話題を探してみる

映画チケットの列でなら 列の長さ 見ようとしている映画 見える建物 など

女性同士 服や靴をほめる

下準備が効果的

日常的なものはかえって正確に説明できない

あらかじめうまく話せるように練習しておくといい

    • 日本の一般的な食べ物の一つは・・・人気の理由は・・・食べ方は・・・
    • 冬の人気メニューは・・・

雑談の場所に適した話題を頭に入れておくと役に立つ

自分の応答を膨らませる

Yes/Noだけの応えでは雑談が続かない ぎこちない沈黙 相手にさらに話題を強要してしまう

相手が話題を提供してくれたことを認識して、それについてもっと話すことで雑談を続ける

個人的な情報を少し与えることが成功への鍵

興味、活動、経験など

例)「今日寒いね」「たしかに。でも私の犬を公園散歩させるにはもってこいの天気だ」

雑談を続けるネタにできるだけでなく、お互いの信頼と理解を築いていくことができる

よい聞き手になる

漠然と聞き流さない

相手の話の中から自分の次の話題を探すようにする

それについてコメントしたり、自分と関連づけながら発展させていく

----------

お互いが積極的に相手の話から話題を探し、個人情報をまぜつつ雑談を続けることで初対面でもうまく話せ、お互いの理解が深まり印象もよくなる

もっと会話を引き出す

相手の話に強い興味をもっていて話を続けたい ということを相手に示す
身体で表現する 
  • 基本的な3つの表現
    • うなずく 相手の話の区切りで頭を前後に軽くゆっくりと2回うごかす 理解の表現であって賛同ではないことに注意
    • 定期的なアイコンタクト 話し手と頻繁に目を合わせる 丁寧に話を聞いていると示すことになる
    • 表情を変化させる 自分の心情の変化を表情に出す 相手にちゃんと話を聞いていると示すことになる

相手の表現をまねることも効果的 同じ表現を使うことで相手が理解しやすく、リラックスする

言葉で表現する
  • ふむふむ・うんうん・なるほど・興味深い・ほんとうに・そうなの?(少し驚き)・それは~だね

同じ表現を続けて使うと奇妙な印象を与えてしまい話が続かなくなる原因になる

相手の話の内容に合った受け答えをする ずれたことを言うと相手に理解されてない印象を与えてしまう

相手が雑談に非協力的だったら、自分の話を質問で終わらせると雑談を続けやすい

情報を求める質問が効果的 Yes/Noでこたえられないもの

なにを~? どこで~? いつ~? なぜ~? どうやって~?

    • 週末はどんな予定たててる?
    • いつごろ暖かくなるのかな?
    • なんでこんなに混んでるの?

その他のコツ

自分や出来事を言葉で表現する練習をしておくと雑談に使える 

趣味はなにか なぜそれが好きなのか なにに関心があるか など

相手に興味を持ってもらえるように=相手の雑談ネタになるように

関係する小話をいくつか用意するのも効果的

話の前後で相手の名前を呼ぶことで親しさを感じやすくなる ○○さんは~?

まとめ

まずは相手と簡単に共有できる話題から始める

自分の応答に、個人情報や相手の話関連の話題をつけたして、話を広げる

相手に会話に興味があることを身体や言葉で示し、相手が話しやすくする

_

(以上、「ドクター・ヴァンスの 英語で考えるスピーキング」の4章の読書メモ

記事への反応(ブックマークコメント)

ログイン ユーザー登録
ようこそ ゲスト さん