2009-04-07

視点・論点 「アサーション~さわやかな自己表現~」

(前略)

例えばこういう場面を考えてみましょう。

「あなたが急いで外出しようと身支度をしているときに、友人から電話がかかってきたとします。その友人はいきなり別な友人のことでグチを言い始めました。あなたは時間に遅れないために早く出かけたいと思っています。」

 こんな時、内心は早く終わってほしいなと思ってイライラしながらも「あ、そう、ふーん。でも、それは考え過ぎじゃないかな…。ウン…」などと、自分が出かけることは後回しにして、話を聞いてあげてしまう人がいます。こうした自己表現のことを非主張的(ノン・アサーティブ)な自己表現といいます。

(…)

 また逆に、相手の話を聞こうともせずに「ちょっと待てよ。おれは忙しいんだからそんな話を聞いている暇なんかないんだよ。」と一方的に電話を切ってしまう人もいるかもしれません。こうした自己表現のことを攻撃的(アグレッシブ)な自己表現といいます。

(…)

 では、アサーティブな表現だとどうなるでしょうか。たとえば、「ごめんね。今ちょうど出かけようと思って支度をしているところだから、聞いてあげたいけど無理なんだ。また、今晩にでも電話してくれないかな。」と言ってみましょう。この例のように、今は聞けないという自分の気持ちをきちんと伝えながら、しかも相手にも配慮しているような表現をアサーティブ自己表現と言います

 なお、アサーションというと「ノー」がきちんと言えることがよく強調されますが、「できない」「困った」「つらい」「助けてほしい」などが言えることや、相手のいい点をほめることなども含まれますので、アサーションはかなり広い範囲を含むものだと思ってください。

(後略)

http://www.nhk.or.jp/kaisetsu-blog/400/17960.html

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