2008-09-16

これからどうにでもなりそうな奴は余裕があるな

http://anond.hatelabo.jp/20080916114405

リーマン・ブラザーズ受かっていただけいいじゃん。

俺なんて零細ゼネコン入った六月、社長夜逃げされたぜw

忘れもしない、あれはサニーブライアンの勝った97年のダービー翌日の月曜日

初めて競馬で五万も儲かり、勝利の余韻に浸って現場事務所で寝ていたとき。

先輩に揺すり起こされ、怒られるかと思ったら、「増田君、会社つぶれたよ」

は?????

社長夜逃げしたから」

ええ?????

何が何だかわからなかった。

就職氷河期、やけに簡単に入れた会社だった。

小さい会社の割に週に一回は経費でキャバクラに連れて行ってもらえたり、現場歓迎会屋形船お姉ちゃん呼んだりして、変だなと思いつつ、いい会社に入れたな、とも思っていた。

その日は夕方本社(支社なんてないけど)に全社員集合ということになったので、現場のみんなで暇つぶしボーリングに行った。

会社に着くと入った四月は60人ほどの社員が、2ヶ月で100人を超えていた。乱雑に置かれた書類の山の中に、履歴書が。面接の日付は3日前の金曜だった。

一緒に会社を立ち上げ、一週間前まで専務だったおじさんは泣きながら俺たちに謝っていた。あとで聞いたんだけど、突然社長に明日からくるな、と言われたらしい。

財形に大金突っ込んでた人や、自分の会社を潰してしまって、もう一度人生を出直そうとやってきた人もいた。

そんなアホばっかりだったから潰れたのかな?

新入社員にだけは、就職先を探してやれと、社長抜きの旧経営陣に訴えてくれる上司もいたが、そんなことできないのは若造の俺にもわかっていた。その日は同期のみんなと飲みに行った。

半年ぐらいしてから、退職金が振り込まれた。会社に残って裁判手続きとかしてくれた人に感謝した。

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