2008-08-02

希望を持つことを強要しない

新聞テレビから個人ブログに至るまで、「最近若者は」論は掃いて捨てるほどあるわけだが、「最近若者には覇気がない」系の論調を金輪際口に出さない事を宣言したい。殆どの(働いている)若者ってのは、今はとにかく今はじっと耐える時期だという事を肌で感じていて、現状に不満を感じたり、未来希望も持てないなりに社会人としての責任を果たしながら生きているんだな。そういう人達をつかまえて「もっと希望を持て!」と説教垂れてくる無責任さ&醜悪さを最近になってようやく自覚した。終わりの見えない暗い現状を受け入れて耐え続けるなんて俺の世代には到底無理。昔なら、安田講堂立てこもったり火炎瓶投げたりしてたわけだが、社会に混乱をもたらす事そのものを嫌悪してる分だけ、彼らの方がよっぽどマシだと思う。

若者は年長者を敬えとよく言われるが、俺たち年長者も、次の世代を背負ってくれる彼らに敬意と感謝の念を持つべきなのかも知れない。というか持つべきだ。彼らから「俺たちに尻ぬぐいを押しつけやがって…」と疎まれながら去るような生き方だけはしたくない。

  • あなたの論旨とは真逆の方向に言葉尻をとって噛み付くことは理解していますが風刺とでも捉えてください ×「俺達に尻拭いを押し付けやがって」 ○「奴らの尻拭いなどしてやる気はさ...

    • 世の中、受け流せるようなものばかりじゃないよ。というか、受け流せないものの方が多いんじゃないかな? 受け流しているつもりでも、実際は無自覚に「後始末」をしていたりするも...

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