2008-07-28

しりとりの思い出

小学校の教師が国語時間に「文章しりとりをやろう」と言い出してきた話

なにやら文章力を鍛えるためだとか。

ちょっと考えればわかるが、文章なんて大体終止形で終わるんだから、ある程度尻の文字は限定される。

更に小学生はいい子ちゃんを強要されるから必然的に「です、ます」調が多くなる。

なので、いかに「す」を頭文字にした名詞適当な文章を作るかといった珍奇なゲームになっていった。

中学時代の勇者の話

身体検査だか予防接種だとかで授業ができないため、クラスしりとりをすることに。

マァなんてことはない普通しりとりで、ぼへーとしてるうちに時間は過ぎていった。

そして、ある地味めな、それでいてオタクっぽくはない所謂普通男子Aの順番になった。

「ま……、まんこ!」

高らかに彼はそう言った。

一瞬の静寂、そして爆笑。

おそらくうっかり言ってしまったのであろう。

彼は顔を赤くして必死に弁明を試みるも、爆笑の渦にかき消されてしまう。

そんな中、ある女子が笑いながら、よく通る声でツッコミを入れた。

ダメだよA、まんこなんて言っちゃ!」

彼女は、墓穴を、掘った。

度重なるまんこ発言に再び爆笑するクラス、赤面する二人。

Aは「まんこじゃない! マント! マント!」と苦しい言い訳

かたやの女子は言い訳するすべもなく、ただ黙っているしかなかった。

いつか同窓会であったら彼らに偉大なるインカの王の名前を教えてあげようと思う。

彼らの心の傷が少しでも癒えるのであれば。

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