2008-06-02

http://anond.hatelabo.jp/20080602152724

儒林外史の内容は山川の世界史用語集には

「儒林外史」じゅりんがいし(11) 清朝長編小説。全55回。呉敬梓著。18C中頃に完成。科挙を風刺し官吏の腐敗ぶりをあばく。

とあるけど、悲憤慷慨で弾劾する調子は薄い。むしろ読後感は風雅な感じがする。

話の展開はオムニバスぽくて登場人物がころころ変わるので、全体を貫く明快なストーリーはなし。だれそれが科挙に受かったり、官吏に賄賂送ったり、遺産相続で争ったり、オカマ役者を集めて宴会やったり、などなど。清朝江南の雰囲気がよくわかる。

記事への反応 -
  • 儒林外史を読み終わった。他の人の読後感を知りたくなって、ネットを検索してみたら、どうもほとんど読んでる人がいないらしい。サイトは作りかけのが1つだけ、wikipediaに項目がない...

    • どんな内容なのか教えてくれれば、まだ探す気になるんだが、 流行らない理由は、特に目立ったストーリーや人物がない、科挙や官僚制度がわかりにくいあたりか。 これだけでは。。...

      • 儒林外史の内容は山川の世界史用語集には 「儒林外史」じゅりんがいし(11) 清朝の長編小説。全55回。呉敬梓著。18C中頃に完成。科挙を風刺し官吏の腐敗ぶりをあばく。 とあるけど、...

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