2007-12-07

高専卒で就職すると

まあぶっちゃけ大卒の同期よりも給料低いんです。当たり前の話ですが。

12月はボーナスの季節ですね。

先日、喫煙室で一服していると高専卒の後輩がものすごく凹んだ顔をしているので、どうした、と私は問いました。彼はぼそりといいました。

ボーナスの明細もらったんですけど……」

私には瞬時に理解できました。それは私が二年前に通った道です。比べたんだなおぬし、と私はいいました。そう。同期の大卒冬のボーナスを比べてはいけないのです。夏は額自体がそこまで大きくないためはっきりとしなかった差が、冬になると残酷なまでに現れるのです。同じ研修を受け、同じ仕事をする同期ですが、しかしそこには明確な差があったのです……!額にして20万ほど。まあ、凹むには十分な額ですよね。

罠にかかったな??まあ諦めるんだ。私はいいました。私だって、一年目は純真な心で同期と明細を見せ合って、「お前なんでそんなに少ないん?」などと言われたのだぞ、と慰めました。仕方がないのです。大卒は二年余分に勉強しているのです。ぶっちゃけその二年分の差を感じるのは旧帝卒以上を相手にしたときからですが、しかしそう思うしかありません。まあ安いのだって高専卒の武器のひとつなわけです。

「まあ二歳違いますもんね。でもやっぱこの違いは凹みますわ」

「でも二年後入ってきた大卒新入社員より少ないってことはないから安心しな。ひどいとこは二年後新入社員より給料低かったりするねんから」私は言いました。そうなのです。傾きから大卒高専卒に格差を設けている企業って結構多いのです。同期に追いつくどころか離されっぱなし。まあ凹みますわな。うちは全く同一の仕事内容ですし、給料現役生換算で同じになれば一緒になるのが標準とされているのでその点安心なのですが。

というか。

「というか私と、あんたの同期の大卒はきっとボーナス変わらんのよ。いっこ下の大卒は私よりも多いんよ?私のが凹みたいわ!」

「……やめて、それ俺の将来です」

そんな、後輩との会話。

まあ高専楽しかったし、わざわざ二年大学通う意味も、院までいく意欲もなかったので今の選択を後悔してはいないのですけれど、しかし大学いってたならどうなってたかなあ、とはたまに考えたりする今日この頃です。うちのクラスは上位10人の内二人しか進学しなかった近年稀に見る就職指向なクラスでした。そういえば。

  • まあぶっちゃけ使える高専卒というものに出会ったことがない身からすると、 「当たり前の話だろ・・・?」 と思ってしまう。 大卒は二年余分に勉強しているのです。 たとえ学士と...

  • 確かに当たり前の話だな。でも高専卒の方がいいと思うよ。 高専卒は転勤が無いか、あっても範囲や機会が限定されてたり、 がんばってもがんばらなくても出世の上限は決まってたり、...

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