当方大学の教員。そろそろ卒論シーズンですが、社会が大学卒業に求めている水準って何なのかなとすこし考えることがある。
何にも社会が期待していないのだとすれば、適当にハンコついて卒業させればよいので楽ですけど。
最近話題の食品業界の偽装が、ほとんどの場合食中毒などの実害が出ていないのにもかかわらず、社会的に非難されている。それを考えると、卒論を課している以上満足に卒論を書く能力を持たない学生をむりやり大卒として卒業させるのも実は同罪かなと言う気がする。
でも大学の現場では(就職が決まってしまえば)多少単位が足りなくても何とか卒業させるケースが散見されるのであって。ましてや卒論の実質的な質が問われることなどほとんどないと言って良い。(うちでは)
いつか問題にならなければよいけど。杞憂とは思いますが。
というのは言い訳で、まともに論文書く気もなく、卒業がかかっているという緊張感のない学生と、それを支える空疎な大学環境で指導をする自分がいやなのです。実のところ。貴重な税金を使って時間の無駄をしているというか。
ま、そんな環境にいる自分が悪いのでしょうが。
anond:20071203235439 どこの大学ですか? よかったら教えてください。
http://anond.hatelabo.jp/20080220185320 指導者の立場からですが。 理想を言えば、本来論文は面白いはず。 面白くない(興味を持てないテーマの)論文を書くのはつらいでしょうね。 といっても...