2007-12-02

データがあればよい

違法コピーの話で見逃されがちなのは、コピーに対する需要ってつまりデータの所有願望ではないのか、という点だ。映画なんて見ないのに映画DVDコピーコレクションは凄いとか。ほとんど聴かないアーティストディスコグラフィー持ってるとか。そう考えると、映像音楽データを「利用されるもの」という前提で考えている現在著作権論議は、実はユーザーの欲望の実質からかなり乖離したところにあるのではないか。

「まずデータとして持っていたい」とは、つまり個人におけるデータベース化への欲望だ。インフラの加速に伴い、Googleのやろうとしていることが個人レベルでも目指せる、とは言わないが、その欲望は、少なくとも同じ方向を向いていることには間違いないのではないだろうか。

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