2.徹底的に自民党色をなくした。
3.TVタックルでの知名度があった。
ま、いろいろありますが、他選挙区で落選した自民党候補者の反省に。
彼は、まず風を読んだ。
どういう風かというと、自民党の本当の逆風だ。
彼は「自民党」という言葉に、選挙民の人々が嫌悪感をむき出しにするのをわかっていた。
そこで考えた。
民主党風に化ければよいのだ。そして、それを実行する。
1.カモフラージュ
まず、最初にしたこと。
タスキの色を白地に赤い字で「山本一太」に。
民主党かと見間違えてしまうくらい。
小泉元首相が選挙応援に来ても、決して、一緒にテレビに映ることはしなかった。
小泉元首相が一緒のところを見られれば、テレビに写り、無党派層の民主党寄りから敬遠されるのは目に見えていた。
3.名前の連呼に「自民党公認」とは言わない
「自民党」という単語も「安倍首相」という単語も極力言わない。
彼は応援していた安倍首相の代わりに「政府」という言葉を使い、批判する。
4.「民主党」を批判しない。
自分がやってきたことを、ひたすら握手とおじきと名前の連呼。「頑張ります」とだけ声が枯れるまで叫んだ。
その際、決して「民主党」を批判することも、もちろん擁護することもせず、政府批判を繰り返し、名前の連呼。
応援演説を聴くと、まるで民主党候補者のようだった。
5.創価学会票
創価学会票を安定的に取り込んでいた。
政治には、彼のようなしたたかさが必要。
安倍首相の名前は言葉は出さない。安倍首相のポスターも選挙事務所からは見せない。すべて裏返し。
とても優秀で落選したのは残念であるが、彼は一貫として自民党色にこだわっていた。
風が読めなかった。
政治には、ずるがしこさとしたたかさ、とにかく当選するならどんなことでもする傲慢さが必要。
自民党から来た有力者の応援に同席しないといった、頭脳戦略も策士のひとつ。
えっ そんな小賢しいことはしたくない?
あのね、選挙民は、賢くないんですよ。
白地に赤字の名前のタスキがあれば、民主党だと刷り込まれている。
名前の連呼とかすれた声があれば、頑張っていると思う。
彼が本当に抜け目ないと思うのは、けっこう組織票も持ってそうなのに、 増田が指摘したような事を怠らずやってるところだよな。
山本一太候補者がなぜ参議院選挙で当選したか。 1.対抗馬に「民主党」候補者がいなかった。 2.徹底的に自民党色をなくした。 3.TVタックルでの知名度があった。 この...