2007-06-12

こんなに愛してくれている彼女が、すぐそばにいる

彼女の部屋の中で、自転車サドルを見つけた。

クローゼットの中に吊るされている可愛い巾着袋を開けたら、中から自転車サドル

なかなかシュールな展開である。

僕はそのサドルを見て、ある出来事が頭の中でフラッシュバックした。

高校生の頃、学校に止めていた自転車サドルが盗まれて、立ち漕ぎで帰らなくちゃいけなくて、大変だったっていう事件。

足が疲れても休みようがなく、座ったら痔確定な地獄のような帰り道

見つけたサドルは、間違いなくその時盗まれた僕の自転車サドルだった。

僕がそれを指摘すると、彼女は素直に僕の自転車サドルだと認めた。

サドルきっかけに、余罪も発覚した。

彼女は僕と付き合うだすまで、色々と僕の身の回りの物をちょくちょく盗んでいたらしい。

僕はサドル以外忘れていたが、そういえば無くなったような気もする。

その時はあえて盗んでからどうしていたのか聞かなかったが、

夜布団に入って二人でエッチな気分になってる時に聞き出してやった。

その内容は、僕を興奮させた。

彼女は盗んだサドルの匂いを嗅いだり、ゴムの部分を舐めたりして、興奮していたという。

「それくらい好きだったんだよ」と、彼女は恥ずかしそうに笑った。

その顔がとても愛くるしくて、僕は益々彼女のことが好きになった。

僕は彼女をそっと抱き寄せて口付けをし、舌を絡み合わせた。

彼女の唾液を飲み込みながら、幸せの味を噛み締めた。

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