2006-12-09

匿名ダイアリーはてなブの関係についてのメモ

過去ログを読んでいないので、すでにある議論かも知れないが、一応。

(大体、増田って何だよ。キモ過ぎる)

ちょっと対比させると面白いと思ったのは、

(1)「従来のブログコメント欄」というシステム

(2)「匿名ダイアリーはてブ(のコメント欄)」というシステム

である。

従来の(1)のシステムの場合、記事を書いた人間匿名性は低く(少なくともハンドルで名乗る必要がある。捨てハンも可能だが、ネット人格的に一貫性が無くなり、リセットすることになる)、コメント欄コメントする人間匿名性は高い(誰が書いたか分からない。自作自演可能)。

対して、(2)のシステムの場合、記事を書いた人間匿名性は高く(誰が書いたか分からない。自作自演可能(まあ、少なくともはてなユーザーではあるが))、はてブコメント欄コメントする人間匿名性は低い(少なくともハンドルで名乗る必要がある。もちろん、捨てハン可能はだが)。



さらに、気がついた点を思いつくまま。

トラックバックシステムも似たような対比が可能。

・(1)のシステムの場合、ブログ主にはネットコミュニケーション的に高度なスキルが求められる。ので、自分の器を知っている人間が一貫したネット人格を保ちたいならば、自分の手に余るような、賛否両論が予想される実験的な記事、過激な記事は避けた方が賢明である。一対多での戦いになりやすいシステムであり、しかも人格リセットできる多の方が有利なシステムでもあるからだ。

・(2)のシステムにおいて、賛否両論が予想される実験的な記事、過激な記事を書いた場合どうなるか。記事の書き逃げは可能であり、逃げ道は保証されている。そして、逆にはてブコメントする人間が一貫したネット人格を保ちたいならば、過激な挑発罵詈雑言を書くのはその人間にとって不利な戦いになる。まあ、現状、そうした現象は見ていないのでどうなるかはよく分からないが。

現在はてブ日本ソーシャルブックマーク分野においてはトップシェアである。また、同じはてなということで、必然的に匿名ダイアリーの記事は、はてブされやすい。つまり、自分が責任を負わずに、賛否両論が予想される実験的な記事や過激な記事をなるべく多くの人に見てもらいたいならば、匿名ダイアリーで記事を書いてみるというのは、一つの手として有効ではないかと思われる。

・さらに蛇足的にいうならば、匿名で記事の場合、自分の敵対する陣営の人間が記事を書いているとしても、読者には分からないため、比較的、いろいろな立場から、客観的な意見が聞ける。(まあ、そこまではいかないでも、自分が普段、反感を持っている人間の書いた記事にはやはりフィルターがかかるのは当然である)

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