2006-11-22

匿名ダイアリー開始に際して

ブログは、我が国にとどまらず、世界のWebの流れのなかで“小さな巨人”としての地位を築いてきた。古今東西の名文を、無料で手に入れやすい形で提供できるからこそ、人はブログを自分の師として、また青春の想い出として、書きついできたのである。

その源を、文化的にはSixApartのMovableTypeに求めるにせよ、規模の上でGoogleBloggerに求めるにせよ、いまブログインターネット利用者層の多様化に従って、ますますその意義を大きくしていると言ってよい。

ブログ意味するものは、激動の現代のみならず将来にわたって、大きくなることはあっても、小さくなることはないだろう。

はてな匿名ダイアリー」は、そのように多様化した対象に応え、ブックマークに耐えうるエントリを収録するのはもちろん、Web2.0を迎えるにあたって、既成の枠をこえる新鮮で強烈なアイ・オープナーたりたい。

その特異さ故に、この存在は、かつてブログがはじめてWebに登場したときと同じ戸惑いをブロガーに与えるかもしれない。

しかし、<Changing Time, Changing the Internet>時代は変わって、Webも変わる。時を重ねるなかで、精神の糧として、心の一隅を占めるものとして、次なるWebの担い手の若者たちに確かな評価を得られると信じて、ここに「はてな匿名ダイアリー」をリリースする。

元ネタ

http://d.hatena.ne.jp/kenkaian/20061113/1163411855

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