ネットと現実は違うとか言ってる人

最近「どうして日本はこんなに他人の足を引っ張ったり、口悪く罵ったりするのが好きなんだ」って話になると「いやいや、それネット上だけだから。現実世界は違うから。」って言う人がいるけど、はっきり言ってこれって感覚がかなり古いんじゃないかと思う。

俺は予備校の講師をしてるけど、今の高校生の多くはネットやまとめサイトで世界を認識している。人生の途中からまとめサイトが出来た世代と違って、最初からそういうのを見て育っている世代は「まとめサイトを中心としたネット上の意見には偏りがある。現実世界とは違う。」という認識があまり無いように思う。まとめサイトの多くは右寄りだが、その情報だけで育つ子は「それが普通」「それが世界の常識」だと思っている。そして実際、彼らの周りの現実世界=同級生達も同じような認識をしている人が多いから、「ネットと現実は一緒」ということになる。

他人の足を引っ張り、汚い言葉を吐き、中国人や韓国人を嫌悪し、反対運動などを嘲笑し、文句を言わず与党に従うことが世界の常識だと思って育っている子供たち。この世代が選挙権を持ちだしたら世の中が一気に偏った方向に動き出すんじゃないかと心配している。「ネットと現実は違う」とか言っている人達はネットの影響を舐めすぎているのではないか。「ゲーム脳」なんかより「ネット脳」の方が現実に及ぼす影響は遥かに大きい。若い世代には「ネット上の意見には偏りがある」ということをもう少しきちんと教育すべきなのでは、と感じている。

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