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2022-11-14

真空って言葉、誇大表現だよな

真空ってJIS定義だと

真空とは、通常の大気圧より低い圧力の気体で満たされた空間内の状態で、圧力のものではない」らしい。

「真」って言葉使ってる割に、ヘボすぎやろ。もっと厳しい条件つけといてほしかったわ。

ちなみに、英語だとvacuumらしい。

真空って言葉、誇大表現だよな

真空ってJIS定義だと

真空とは、通常の大気圧より低い圧力の気体で満たされた空間内の状態で、圧力のものではない」らしい。

「真」って言葉使ってる割に、ヘボすぎやろ。もっと厳しい条件つけといてほしかったわ。

ちなみに、英語だとvacuumらしい。

2022-10-23

anond:20221023105831

ごめん元増田うっかり寝落ちしてた

なるほどー

でもそれは半角のカタカナが導入されたことについての説明であって、半角のひらがながなぜそのとき導入されなかったのかの説明にはなってないよな

どちらかを選ばなきゃいけなかったのであれば、どうしてひらがなでなくカタカナが選ばれたのかな?

他の増田が言ってるような当時のディスプレイ解像度問題なのかな?それとも電報とかの影響なのかな?

JISにはあるかもしれないということは、ISOには今もないってことかな

2022-09-10

危険バイク乗りYoutuberが、ヘルメット素人DIY拡散している

はじめに

ヘルメットの改造は非常に危険で、ヘルメットメーカー各社が、取扱説明書に「改造しないでください」と明記していますヘルメットの改造はその性能を損ない、重大な怪我や死につながる恐れがある行為です。

ヘルメットの改造を行う動画を紹介しますが、絶対に真似しないように。

該当の動画

(1)『OGK,WINS,ARAI,SHOEI(敬称略)みなさま「絶対ヘルメットが脱げないあごひもand後付けできる装置」を発案したので採用してください!』-(https://www.youtube.com/watch?v=5u-4_Kscj_E)

(2)『ヘルメットのあごひもをギチギチに締めて脱いでみます。脱げます普通に。』-(https://www.youtube.com/watch?v=VKjfLuHVvsk)

(3)『事故ヘルメット脱げないようにする!アライもあったので検証』-(https://www.youtube.com/watch?v=8PwuxLvmJOQ)

(4)『ていうか出来ました。ヘルメット絶対脱げなくなるアタッチメントです』-(https://www.youtube.com/watch?v=5DCdfY-_6MQ)

動画の要約

動画の要約は、以下の通り

ヘルメットのあご紐は、どんなにきつく締めても、前方に力を加えるとズレて顎から外れてしまう。

②それを防ぐため、ヘルメット後部または頸部と、あご紐を接続するアタッチメントを使うことが有効である

ヘルメットのあご紐は外れて危険なのか

動画投稿者は、あご紐に前方向の力を加えることで、顎からはずれてしまうことを指摘している。実際、私がArai製のフルフェイスヘルメット検証した所、強い力を前方に加えることで、あご紐は顎から外れてしまった。

しかし、事故に遭ってヘルメットに衝撃が加わる時に、あご紐を前方にずらすような力が加わるのかについて考える必要がある。

JIS規格JIS T 8133:2015)では、あご紐の強度やヘルメットが脱げないか試験する内容がある。あごひもの強さをテストする「保持装置の強さ試験(あごひも試験)」、ヘルメットが脱げ落ちないか試験するものは「ロールオフ試験」とよばれる。日本ヘルメットメーカーであるSHOEIが、自社サイト試験の内容が紹介しているので、よかったら見てほしい。(参考文献[1])(ちなみに、投稿主は(3)の動画6:21のあたりで、「JIS規格は防耐の所だけだったと思う」と発言しているが、これは誤りである。)

また、メーカーに問い合わせた所、あご紐についても適切に試験を行い、合格しているとのことである(備考1)。

メーカー安全規格を定める機関は、あご紐が適切に役割を果たす事を考えている。よって、あご紐に強い力が前方に加わることはないし、適切なサイズヘルメットで正しくあご紐を閉めていれば、あご紐が外れてヘルメットが脱げてしまうことは無いと言えるだろう。

ヘルメットの改造について

前述したが、そもそもヘルメットの改造は、全てのメーカーが取扱説明書などで禁止している。ヘルメットの改造は、ヘルメットの性能を損ない、重大な怪我や死につながる恐れがある行為である

投稿者が紹介したアタッチメント安全性に関する検証が全く行われていないため、安全性が担保される補償はない。動画(1)で紹介されたものであれば、「アタッチメントが頸動脈を切りそう」といった内容のコメントが、動画(4)の場合、首の後側にアタッチメントをかける構造のため、頚椎への負荷を心配するコメントが寄せられていた。

補足1-ヘルメットメーカーに聞いてみた

ヘルメットメーカー見解を聞いてみました。なお、原文ママではなく、要約になっています

また、ネット掲載する許可をとっていないため、メーカー名は伏せます

メーカー

安全上、ヘルメットのあご紐に加工をするのはやめてほしい。取扱説明書にも、改造などは行わないで下さいと書いている。

JIS試験内容の中にあご紐の試験があり、それを通しているため、適切にあご紐を締めた場合安全性は確保されている。

メーカー

一般的な顎の形状であれば、適切なあご紐の取り付けを行っていれば、ヘルメットが脱げることはない。ただし、世の中絶対ということはなく、想定外な状況になる可能性もわずかながらあるため、断言はできない。(少なくとも電話に出てくれた担当者さんは)業界で、適切に取り付けられたあご紐が外れたという事例は、聞いたことがない。また、試験機械を使い、ヘルメットが脱げないような試験も行っている。

なお、改造は危険なのでやめてほしい。想定していない力の加わり方をして、悲惨事故につながる恐れがある。

メーカー

ヘルメット一定の評価を得られるよう試験を行っている。そのため、「動画の項目」で紹介されたような個人見解については、解答できない。また、ヘルメットの加工については推奨しない。

個人の感想

思う所は沢山あるものの、安全に関する内容を強い発信力でもって軽率に発信することはやめてほしいと思った。

参考文献

[1]SHOEIヘルメット Passive Safety─ ライダーを守る性能と安全規格 ─(https://www.shoei.com/quality/passive_safety.html)

2022-07-13

日本って実際のところ、どれくらい作る力残ってる?

マザーマシンはある。

JIS更新もまだ出来てる。

工場FA周りは保ってそうだけど、どれくらいのレベルなのかわかりにくい。

インダストリー4.0は結局の所、海外からのものだし。

机に載るくらいの大きさのロボットアームだと中国しかない。


電子機器だと、USBの最新の規格は設計や量産試験は出来るものなのだろうか?

判定するための計測機器日本では作ってないはず。

2022-03-11

anond:20220311193944

昔はJISで長音を省くように決まってた

途中でそのルールは無くなったが表記は混在している

2022-01-31

トラックタイヤ脱落に関して~右ネジを使うことがはたして悪いのか

ナット慣性によるトルク発生のメカニズム

キノコ型のかざぐるまのようなもの想像してください

 かざぐるまのように棒の先端に回転するものがついています。但し風の抵抗を受けないように羽ではなく円盤がついているとしましょう。

 円盤を勢いよく回します。円盤は摩擦がなければそのまま回り続けます。そして今度はそのまま棒を動かしましょう。円盤の回転面に対して上下でも、左右でも構いません。この棒の動きは円盤の回転に影響を与えないことを理解してください。

棒をクランク軸状 (角が90°のZ型) のものに替えましょう

 クランク軸の一方の端 (A) に円盤がついているとします。前と同じように円盤をまわしましょう。そして今度はクランク自身クランク軸の他方 (B) を中心に回しましょう。円盤クランク軸 (B) を中心に公転しますが、やはり円盤自身の回転は影響されません。

こうして慣性によるトルク (回転力) が発生しま

 さて、円盤は回転している。クランク軸も回転している。その時、円盤の回転速度を少しゆっくりにしてみましょう。クランク軸が一回転する間に円盤も一回転する速さにしましょう。そしてクランク軸の回転を急激に止めるとしましょう。円盤・・・元の回転数で回転を続けるはずですよね。これが慣性です。

 また、逆に円盤クランク軸も静止しています。そしてクランク軸をまわし始めると・・・円盤は回転しないで止まったままクランク軸の周りに公転します。これも円盤慣性によるものです。

ナットに回転力が生まれました

 もうお分かりになったかと思いますが、円盤ナットクランク軸はタイヤ (ホイール) です。タイヤ一定速度で回転しているときブレーキをかけるとナットは回転を続けようとします。これがナットを締めたり緩めたりする力になります。反対に車が発進するときにはタイヤは回転をし始めますが、ナットは静止しようとしていますので、ブレーキ時とは逆方向に回転力がかかります。加速、減速するときだけナットに回転力がかかります一定速度で走っているときにはナットに回転力は発生しません。

実際にどれだけの回転力がナットに発生するか

 トラックが静止から60km/hまで30秒で加速するときと、60km/hから3秒で止まるときとではナットにかかる回転力はそれぞれ逆方向に働きますがその値は10倍違いますブレーキ時のほうが大きくなります。だから左側は左ネジがいい・・・と、ここまではいいのですが、問題はその値です。

 いくらなのか簡単計算できます。大きく見積もってもわずか数gcmです。子供ナットに指2本をかけてまわす程度です。ナットの締付トルクの100万分の1です。

結論

 私はこの値を言わないで左側に逆ネジを使用しないのが問題だという記者を信用できません。ニュースネットタイヤの回転とねじの回転を図示して説明しているのを見かけますがあれで説明できていると考えること自体問題だと思います。もちろんJISISOの違いは右ネジ左ネジの違いだけではないのでISO問題がないとは言いませんが、規格の適用に携わった人たちはこの程度のことは十分承知していると思います

補足1

 振動によるゆるみはネジを使う以上避けられません。しかし、右ネジ、左ネジでその挙動が異なるとは考えにくいと思います。先の慣性によるトルクとの合わせ技で右ネジが問題という考え方もできますが、それは実験で確かめるほかないでしょう。

補足2

 トラック乗用車との違いで考えなければならないのはナットの大きさ (慣性) とタイヤ径と運動性能です。慣性トラック用のナットのほうが大きいので発生トルクは大きくなる。タイヤ径は乗用車のほうが小さく回転数が高いので発生トルクは大きくなる。運動性能は乗用車のほうが優れている=急発進、急ブレーキが利くので発生トルクは大きくなる。

 ということで必ずしもトラックのほうがナットの発生トルクが大きくなるわけではありません。条件次第では乗用車のほうが大きくなる場合があります

anond:20220130110244

マンセル値、日塗工の色票番号...とか聞いたこと有ったけど、

HTMLカラーネーム?っていうの初めて聞いたわ。

#EFAB93で検索すると、宍色(淡いピンク?)が表示されるけど、

JISで宍色を検索すると、#411445の紫色どどめ色?)が表示される。

 

時間停止... やらせだのフェイクだのって、今更何言ってんのとしか思えん。

どーでもいーだろー、そんな事。

2022-01-28

マスクJIS適合審査における違反商品のお知らせ

マスクJIS適合審査における違反商品のお知らせと適合番号無効のお知らせ】

下記のマスクは、当会が運営するマスクJIS適合審査において申請されたマスクと異なるマスクに適合番号を記載して販売しておりましたので、適合判断を取り消しし、不適合とさせて頂きましたのでお知らせいたします。

●不適合のマスク: JIS T9001適合番号 G42201006

販売会社: 株式会社オールワン 及び 株式会社メイビー

商品名: 下記の文章WEBサイトにて販売されているマスクです。

国産 JN95マスク 血色マスク 子供 大人 キッズ 個別包装 不織布マスク

4層構造密度フィルター 花粉 ウイルス対策 使い捨てマスク 3dマスク

JIS規格適合・医療レベルクラス1】

この商品は、株式会社オールワンがJIS適合審査申請し当会が審査したマスクではなく、明らかに別の商品に使われていますので適合の判断、及び適合番号は無効です。またWEBサイト記載されているJIS適合表示の内容(JIS T9001 一般マスク) と医療レベルクラス1 と記載しているマスク説明文も一致しておりませんのでこの点もお知らせいたします。

一般社団法人 日本衛生材料工業連合会

https://www.jhpia.or.jp/

anond:20220128125908

不織布マスクについては、PFE、VFE、BFEといった国際規格があって、サンプルをもとに検査機関評価されてるんですよ。日本でもJIS T 9001として運用されていますよ。

たいていのまともな不織布マスクは、この規格を満たしていることがパッケージに書かれています。それでもさらに「個体差がー」と言うのであれば、それはもはや科学的な議論が成り立たないですよね。

2022-01-26

トラックタイヤ脱落事故の原因なんだが

トラックの左後輪に限ってタイヤが脱落する事故の原因だが、これはこの10~15年くらいでタイヤに関する規格が色々変わったせいだ。

以前に整備と管理経験があるので説明したい。

ホイール脱落のメカニズム

そもそも重量車のホイールが脱落する時、直接の原因はホイールボルトの折れに因る。だがこれはボルト問題があるのではない。

ホイールナットホイールもの凄い力でハブ(車軸の端でホイールボルトが生えている部品)やブレーキドラム押し付けている。これによってホイールの裏側とハブ/ドラムの間には巨大な摩擦力が発生する。この摩擦力が車の重量を支えているのである

まりボルトには引っ張る力だけしかかかっていない。

 

これが緩むとどうなるか?

ナットが緩むと先の摩擦力が低減する。そして摩擦力車両重量を支えられなくなるとこの重さはボルトを切断する力になるのである。1.5cm程度の鉄の棒でトラックを持ち上げられる訳もない。

 

からナットが緩みきってナットが取れちゃうのではなく、緩んだせいでボルトが折れてしまう。これが脱落のメカニズム

 

左のホイールナットが逆ネジから正ネジに変更

日本トラックの左側タイヤホイールボルトというのはずっと逆ネジが使われてきた。これはJIS規格による。

逆ネジとは普通とは違い左に回すと締まり、右に回すと緩むネジの事だ。

なんでそんなのを使うかと言えば緩み止めの為だ。左ホイール走行中左回転する。ここに普通のネジを使うとナット自体慣性力によって緩んでしまうのだ。

例えば身近なところで言えば、扇風機の羽の中央のネジは逆ネジになっている。これはモーターが右回転し、その起動トルクによって中央ネジの慣性力(止まっていようとする力)が左向きにかかるので正ネジでは緩んでしまうからだ。

 

因みに乗用車では左側でも普通の正ネジが使われている。

これは逆ネジがめんどくせえというのもあるのだが、それよりもトラックナットはそれ自体が重くて慣性力が強くて緩みやすいって事もあると思われる。

 

実は増田最近トラック=左逆ネジじゃなくなったと知って驚いたのだが、長年日本ではトラック=左逆ネジは常識だった。

因みにトヨタとかの1tトラックは左逆ネジじゃないし、いすゞだとワンボックスバンとかも左逆ネジだった。流石トラックメーカーだ。

しかマツダいすゞからOEM供給受けるとマツダワンボックスにも左逆ネジが出てきて実にややこしかった。

 

2010年ホイール規格がJISからISOに移行したのだが、このISOでは全部正ネジがされている。

からこれ以後の新車JIS規格の時の様な緩み止め効果が期待できない。なのでテキトーな整備や放置(乗りっぱなし)をした場合安全マージンが減っているのだな。

 

まだまだある原因となる変更点

以上のJIS逆ネジからISO正ネジへの変更については指摘している人も結構多いようだ。

だがまだ原因となり得る変更点はあるのだな。そして「左後輪ばかりが落ちる」の「後輪」に関係する変更点は以降の点なのだ

アルミホイール流行

以前は大型トラックホイールは「分割式の鉄ホイール一択だった。これは普通鉄チンと呼ばれる。

分割式と言ってもリムの真ん中で分かれるんじゃなくて手前側のツバだけが外れて、通常は鉄のリングを叩き込んで固定するという方法だ。

これはタイヤチャンジャーを使わずに手でタイヤが組めるという利点があって増田も手でパンク修理して組んでいた。

一方で大きな欠点もあって、まずチューブレスタイヤが使えない。合わせ面から空気漏れちゃうからね。なので2000年頃まで大型トラックバス自転車みたいにチューブが入っていた。これに自転車と同じようなパッチを貼り付けてパンク修理していた。

でもチューブなのでパンクするとあっという間に空気が全量抜けてしま特に高速道路などで危ない。

 

もう一つの欠点はこのリング空気充填中に外れる事故が多いことだ。膨らんだタイヤによって押し付けられて固定される仕組みなので完全に充填されると安全だが、遷移状態の充填中が危ない。

トラックタイヤ乗用車の4倍近い空気圧を入れるのでこれがはじけてリングが飛んで人間に当たると大抵は死亡事故になる。

その事故態様凄惨で、頭にリングが当たる事が多いので、顔をショットガンで撃ったような、或いはキルビルルーシーリューの最期みたいに頭部が切断されて脳がまき散らされるという状況になる。

そんな死亡事故が毎年コンスタントに2件/年程度起きていた。

から充填時にはホイールの穴にタイヤレバーを突っ込んで(絡ませて速度を減衰させる)人は遠くに離れるというのが鉄則だった。

 

アルミホイールタイヤチャンジャ必須になる代わりにこういう欠点が無くなるが、問題もある。

乗用車ホイールもそうだが、ホイールハブ/ドラムの当たり面というのは平らになっていない。リブがあって凹んでる所を作ってある。

一見摩擦力が減りそうだが、これは皿の裏側と同じで、真っ平らだと座りが安定しない。ちょっとでも歪みがあると、一番高いところ以外が接触出来なくなるからで、逆に摩擦力が大きく減ってしまう。

その為に、ハブ/ドラムの方に円状に溝が彫ってある。皿の裏側の円状の足が二重になったような出っ張りがホイール接触する様になっている。

からホイールナットで締め付けた時にはそのナットの向こうのホイールの裏側というのは宙に浮いてる。力はその周囲の円状出っ張りに分散して掛かってるわけだ。

 

ところでアルミというのは鉄よりも柔らかい金属だ。だから長年鉄のドラム押し付けられて巨大な車重がかかった状態グリグリされ続けているとアルミの方が凹んでしまう。

まり定期的に増し締めをしてやらないとこの凹みの分だけ締め付けが甘くなるのだ。

 

更にこのホイールが入れ替えされるとどうなるか。

もとのドラムの当たり面ピッタリで凹んでいるから、他のドラムには「癖が合わない」可能性がある。

その場合接触面が小さすぎて摩擦力が十分稼げないって事になる。

摩擦力が足りない=ボルトを切断する力になるって事だ。または接触面が小さすぎ=直ぐに凹んであっという間に緩むって事である

ナット座ぐりの変更

乗用車タイヤを外した事ある人は気が付いているだろうが、乗用車ホイールナットというのはホイールに当たる所がクサビ形になっている。当然ホイール側の穴も逆クサビ型に角度がついている。

クサビ形にすると以下の利点がある。

 

1.締め込むとセンターが出る

 クサビが真ん中に滑りこむ為にホイールのズレが自然に解消される

2.緩みにくい

 クサビを打ち込んだ形になるので緩むときには打ち込まれて巨大な摩擦力が掛かっているクサビ座面を横に滑らすという無体な力が必要になる。ホイールナットを緩める時には「ギュッ!」「ギッ!」というような軋み音が出るのはこの為だ。

因みに乗用車ホイールナットのクサビ形状には1.ホンダの球面形状と2.それ以外の単純クサビ型という二つがあるので注意だ。

ホンダにそれ以外のナット、その逆の組み合わせをやると緩んで事故になってしまうのだな。

 

JIS時代トラックホンダと同じ球面座ぐりを使っていた。

だがISOでは普通ナットと同じ平面で押し付け形式なのだ。つまりクサビ効果による緩み止めが期待できないのだ。

ダブルタイヤの固定方法の変更

トラックの後ろタイヤダブルになっているが、JIS時代には2本の特殊ボルトを組み合わせていた。

まず、ハブから短いボルトが生えている。これにインナーナットという特殊ナットねじ込む。この特殊ナットの根元には先の球面座金ナットの先端部だけが付いている部分がある。「インナーナット」で画像検索してもらった方が判り易い。

この座金が内側のホイールを固定する。そして外ホイールの座ぐりに隠れるのだ。だからホイールは2つの部分で固定される。

1つがこのインナーボルトの座金。もう一つが外ホイールの当たり面全体だ。

このインナーボルトに外ホイールをひっかけてからホイールナットで締め上げる。

 

この構造だともし外ホイールナットが緩んでも内ホイールインナーボルトの座金が押してるから安全だ。

更にナット緩み→摩擦力減衰→ボルトにせん断力→折れという機序を示したが、隣に同じ高さのタイヤがあったら最後のせん断力もかなり緩くなる。つまりナットが緩んでも折れるには至り難い訳。

 

一方欠点もあって、ハブから生えている親ボルトインナーボルトが被さる厚みの分だけ細くせざる得ないからそこが弱くなるっていうのはる。

 

ISO方式ではこれをハブから生えている長いボルト一本にしてしまった。だからナットの緩みは致命的で、内ホイールも外ホイールも一緒に緩んでしまう。

その後は摩擦力減衰→ボルトにせん断力→折れという機序だ。最後のせん断力を最小化させていた「隣の同じ高さのタイヤ」というフェイルセーフが無い構造なのだ

混ぜるな危険

ここまで読んで来たら「役者多すぎじゃね?」と気付いた方も多いかと思う。即ち、

 

1.JIS規格鉄チンのハブホイールボルトナット

2.JIS規格アルミハブホイールボルトナット

3.ISO規格鉄チンのハブホイールボルトナット

4.ISO規格アルミハブホイールボルトナット

 

こんだけある。JIS時代特に2000年まではJIS規格鉄チンのハブホイールボルトナットだけだったのだ。

この中には組み合わせNGのものが多数ある。例えば鉄チン用ボルトアルミホイールを合わせた場合アルミは厚いのでボルトの長さが足りなくなる。ネジが掛かる部分が足りなくなる。

またISOホイールJISナットを組み合わせると球面座金+平面となって接触面積が減って緩んでしまう。

そして運送会社は同じ車両をまとめて購入するのでホイールナットを使いまわすのだ。

要するちゃんと規格ごとに分けて管理してないとヤバいという事だ。

 

東北以北+冬に事故が集中というのはここに問題を感じるのである寒い地域では冬にはスタドレスに換えて、減りやすいので春には戻すのだ。一台ずつやるとめんどくせえのでストックしたホイールに冬用タイヤを付けておき、ホイールタイヤ交換していくって方式なのだ

混ぜて使ってないか?と。そのホイールって昔のトラックで使ってたやつじゃないの?と。

 

因みにJISホイールISOホイールではボルト穴の並ぶ直径(PCDという)がちょっとだけ違って「付くが付かない(付けちゃダメ)」という状態であり、どこまでややこしいんだと言う外無い。

 

トルク管理シビアになった模様

ホイールナットはトルクレンチという測定器具を使って適正トルクで締めることになっているがJIS時代には誰も守っていなかった。スピナハンドルに鉄パイプ延長しておもいきり、とかインパクトレンチF1ピットインとかで使ってる空気式打撃レンチ)で締めてお仕舞だ。増田もトルクレンチで締めた事無かった。何しろ3/4のトルクレンチって10万以上するんでな。

でも以上のように安全マージンになってた部分が無くなっちゃったので昔の考えでやってると事故になるって事だろう。

国交省ちゃん仕事して

国交省はこの事故群に対して「左側は路面が傾きのせいで力が掛かり」とか間抜けな事を言っていてマスコミはそれを鵜呑みにして報道しているのだが、上で書いたような事を全然考慮していない。

現業スーツ組の間の障壁が大きいんじゃね?JIS時代の規格が決まっていった経緯とか忘れてる気配だ。

から事故が起きた営業者い対して

ホイールナットを混ぜて使っていないか調査した

インパクトを使って馬鹿力で締めればどうなのか調べた

JIS時代ISO方式車両の違いは逆ネジ以外に認識しているか調査した

っていうような事が全然出て来ないのでイライラする。

マスコミ整備士の若手不足を指摘するのだが、その高齢化した整備士が昔の感覚のままでいる可能性にも目を向けないといけない。

更にタイヤの交換なんて運送会社じゃ自分らでやってしまもので、そこで古い規格品の使いまわしされてないか、整備する無資格の人らの意識更新がされているかにも目を向けないといかんだろう。

2022-01-21

anond:20220121112030

エンジニアっていうくらいだからJISにもとづく機械設計製図便覧の内容くらい全部頭に入っているべき。←わかる。

2022-01-20

和文タイプしてて使ったことない記号 anond:20220115103032



1923年に初めて作られたカナ文字タイプライター配列は、現在JISキーボード配列にかなり近かったが、今は無い小文字のフ、ワ、ホが打てるようになっていた。

これ豆なw

2021-11-22

標準恋愛マニュアルってないもの? 

ISOとか(いや日本文化に沿うならJISだね)で規格化された「恋愛者等配慮設計指針」とかあればたとえ男子校出身者でも異性コミュニケーションに準拠した証明を受けてヤバイ扱いされないと思うのですけれど

民間検定でもいいですから包括的恋愛を学ぶカリキュラムがあればよいですね

2021-11-16

anond:20211116101740

ISO 8601、JIS X0301 だと月曜日が1で日曜日が7なんだよな。

ちなみにJavaScriptは、日曜日0で土曜日が6、Java日曜日が1で土曜日が7。

2021-10-29

WindowsJIS配列を考えた人は頭悪すぎだろ

半角/全角てなんだよ。そんなもの左上に置くなよ。

anond:20211027165206

361人もブクマを集めながら誰も月配列とか飛鳥配列とか新下駄配列とか言い出さないのはここでマイナー配列おすすめしたら業界が狭すぎて名前バレしてしまうからなのだろうか?

サンプル361人程度じゃローマ字JISかな、親指シフト以外の入力方法を使っている人間は含まれないのだろうか?

配列開発者は割とはてなブログを使っている気がするけど同じはてなと言えど増田までは見に来ないか

2021-10-27

anond:20211027165206

90年ごろに普及に失敗した新JIS配列TRONキーボードあたりを最後メーカーアカデミックから新しいキーボード提案されることは無くなったよね。

今は個人ユーザーからボトムアップ型の提案が盛んになり始めてる。

ソフトウェアレベル配列提案00年代に盛んだったし、3,4年前からハードウェアレベル提案も増えてきている。

興味があるなら秋葉原御徒町の間にある遊舎工房って店を覗いてみたらいいんじゃないか。

2021-09-02

anond:20210902151412

現行のJISでは「コンピュータで扱いにくい漢字」は殆どなくなったと思うが。

もちろん細かい字体や書き方の区別に拘るなら、いくらでも表示できないものはあるけど。

2021-07-26

オリンピックピクトグラム

SNSでは大喜利が盛んですが、元々、1964年東京オリンピックの際、日本語表記のみ、英語に不慣れな国民が大多数という現状を踏まえ、「非常口」をはじめとした公共施設ピクトグラムデザインされたことで、世界中に普及しました。また、各種競技ピクトグラムもその際にデザインされ、以降大会ごとに特色を活かしたデザイン作成されています


また、ピクトグラム情報伝達性を活かし、音声言語によるコミュニケーションの困難をサポートする、「コミュニケーション支援用絵記号デザイン原則」があり、日常生活の中での様々な物体事象動作感情などがピクトグラムとして表現されています。これらを組み合わせて、並べることで、実際にコミュニケーション支援する取り組みも多く行われています。そして、2016年には日本から提案で、ISOとして標準化もされました。


面白い、とかシュール、とかとにかく批判したい、といろいろな言及がありますが、このピクトグラムこそが、現在まで続く1964年オリンピックレガシーなのです。

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