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はてなキーワード: SSRIとは

2022-12-12

今日向精神薬のおかげで眠れる

飲むと頭がぼおっとしてふらーっと眠くなる

飲まないで寝ようとすると、昔の嫌なことを思い出して、動悸と吐き気頭痛と手の震えと冷や汗が起きてただただ苦しい

SSRIのおかげで毎夜5時間も眠れるようになった

ただ日中の眠気だけは如何ともしがたい

気が付いたら寝こけてて、床に崩れてたりもする

でもまあ、眠れないよりマシ

このまま薬に依存していくんだろうけど

2022-11-28

anond:20221127181316

抗うつ剤SSRI みたいなのをちょっと飲んでみる。

うつ病にちかいカタチで脳がガス欠を起こしているなら、抗うつ剤効果がある。

2022-11-15

anond:20221115182837

性欲が異常に高まるのは精神的な病気だと思われるから病院行こう。

セロトニン不足だと思われる。

セロトニンドーパミン抑制するので、SSRIなどを飲めばいい。

ただもちろん医師の診断が第一なので、診察を受けよう。


実は俺も同じようなことがあってな。

急に性欲が高まって困ったことがあった。

ここでしかこんなこと書けないが、性欲が強すぎて、仕事の休憩中にトイレでナニしてたくらいだ。

1日3回くらいやらないと落ち着かないくらい。

そうしないと精神が参ってしまうんだよ。


そこで心療内科にいったら、薬を処方された。

飲んだら、かなり落ち着いた。

ストレスとかで脳内物質おかしくなってたんだろうな。

お陰で性欲に振り回されることはなくなった。

ただ薬飲んだら保険とかローンに入りにくくなるから、そこは注意してほしい。



参考サイト[性依存症治療方法

https://www.ginza-pm.com/treatment/sex_addiction.html

これも一応

セロトニンのヒミツを探る]

https://www.ohara-ch.co.jp/meitantei/vol01_1.html

2022-11-07

女性に優しくしたい

男性の性欲を抑える薬は存在しますし、私も服用中です。SSRIとかSNRIといった種類の抗鬱剤がそれです。その薬を必要とする病状と合わせて、飲めば性欲はほぼ消滅します。

で、性欲による曇りが晴れた目には、女性キンキンうるさくてブヨブヨしたキモいチビ、と映ります。正直おすすめはできません。

https://twitter.com/mosumiharuto/status/1588895987887919105

こういうの見ると女性に優しくしたいと思うわ

性欲抜きで

2022-09-16

早朝に激鬱になってゴミみたいな日記書いたら「SSRI飲んで寝なさい」って言われて正論で笑ったんだけど実際SSRI飲んだら楽になるんかね

自分の考え方の基礎というか土台がカス過ぎて薬を飲んだからと言ってその根本が変わるようにとても思えず

SSRI系ではない抗うつ薬を飲んでいたこともあるが実際内臓が元気もりもり過ぎて全部解毒と濾過されて何も効いている感覚を得られなかった

また投薬再開するべきか

怠惰かつ激弱報酬系脳味噌から通院も投薬も続かないのであった

あと主治医のいる病院が遠いのも辛い 遠ければ遠い程行く気が失せる

重い腰を上げてとりあえずの診察予約をしたのでえらいということにしておきたい

2022-07-26

https://karapaia.com/archives/52314633.html

例えば、うつ病心の問題ではなく、脳の不具合問題だとみなせば、偏見は少なくなると思われるかもしれない。

 だが実際はその逆で、うつ病脳内物質アンバランスである考える人ほど、回復に悲観することが明らかになっているという。

 こうした結果を受けて、モンクリーフ氏らは、「セロトニン不足説はあくまで仮説である弁えることが大切」で、SSRI抗うつ剤の「服用に意味があるとも、完全に安全とも言えない」と結論づけている。

2022-07-12

お前らへ

なんで生きてるんですか……??

1995年まれアラサーだけど「これから良くなる」みたいな希望がないので、ともかくやり過ごす必要があるんだけどその元気も出ない。

こんな時って精神科でなんて言ったらいい薬もらえる??(真っ当に行くとssri,ssrnあたりだがコンサと重ねていいのかわからない)

P.S まぁ、自分増田が嫌いな女さんなので人生まぁという感じあります

2022-05-12

anond:20220512150441

SSRIか。

依存の怖さはあるが

かに


今度しゃきっとする薬有りませんか?って聞いてみるわ

2022-04-27

うつ病じゃないかもしれない

昨年の9月から、原因不明微熱疲労感、睡眠障害、気分の落ち込みがあり、仕事に行くのが辛くなってしま休職しています

職場人間関係も良く、無理のない労働環境でした。

職場上司から、会話中(会議中じゃなくて会話中です)に居眠りしてしまうことや体調不良による欠勤が増えたこから休職を勧められたのですが、「申し訳ありませんでした、まだ頑張れます、働かせてください」と言いながら自分の髪の毛を両手で掴んで思いっきり抜いてしまいました。

その様子を職場上司精神科主治医に伝えたところ、

うつ病っぽいけどなんか普通うつ病と違う?」と感じたそうで、まずは統合失調症の薬が出されました。

しかし、妄想幻聴などは全く無く、「本当に統合失調症かなあ…?」と疑問を持ちながら服薬していました。

また、その頃ものすごく涙もろくなっていました。

誇張なく毎日特に16時くらいを過ぎると涙が溢れるようになります理由特にありません。

休職し始めだかナイーブになっているのかな、やっぱりうつ病なのかな、と思っていました。

涙が出ることを主治医に伝えると、統合失調症の薬に加えて双極性障害の薬を出してもらえることになりました。

その1か月後、私の身体パニック発作が起きるようになります

息が出来ず、全身が勝手に痙攣する発作でした。

頻度は2週間おきに1回、場所は自宅のベッド、時間は寝る直前、発作は毎回3時間ほど続きました。

パニック障害になってしまたかあ…と思い、病気のことを調べましたが、なんだか自分の症状とは違うな…と思う点も多くありました。

睡眠障害も気になっていたので睡眠外来検査を受けましたが、異常はなしとのことでした。

入眠障害があるので、精神科の方で睡眠導入剤を処方してもらっています

月経前症候群(PMS)の可能性もあったので、婦人科ピルの処方もしてもらっています

また、血液検査でかなりの貧血だということも分かったので鉄剤も処方されました。

その後パニック発作が起きるのではないかと常に恐怖を感じるようになったので、うつ病パニック障害に効くSSRIという薬を精神科で出してもらいました。

この時点で統合失調症の薬、双極性障害の薬、ピル、鉄剤、睡眠導入剤を飲んでいたので結構な量ですね。

SSRIは私の身体に全く合いませんでした。

うつパニックが良くなっているとも思えなかったし、

何より猛烈な吐き気があり、毎日吐いていました。

しかし、この薬は2週間飲まないと効果が出ないのでなんとか頑張って飲んでいました。

それから2週間経っても吐き気が治らず、外出も困難になっていたため薬を変更してもらいました。

別の種類のSSRIが処方されましたが、

こちらも吐き気が起きてしまい、家から一歩も出られない日が続きました。

そうなると筋力が弱るので、家から徒歩5分もかからないコンビニに行くのすら重労働でした。

SSRIをやめることになりました。

これで一応薬の副作用による吐き気は無くなりましたが、

ストレスで吐くくせがついてしまったので、吐き気止めを持ち歩くようになりました。

涙が夕方からじゃなく、朝からも出るようになったので精神科相談に行きました。

感情コントロールのため、統合失調症の薬の量を増やしますか?」と聞かれたので、

「私の病気統合失調症で間違いありませんか?」と尋ねたところ、

「まだ分からないですね。うつ症状は出ているとは思いますが、確かに今のところ統合失調症らしい症状は出ていませんよね」と言われたので

「じゃあこの薬中止させてもらえませんか?」と提案したところ、中止させてもらえました。

統合失調症の薬をやめたと同時に、人生経験したことのないような睡魔に襲われました。

とにかく24時間眠い。人とまともに話せないし、食事をしようにも噛む気力が無くて大変でした。

しか不思議なことに、気を失いそうな程眠いのに、いざベッドに入ると眠気はあるのに全く眠れません。

睡眠導入剤を飲まないと眠れませんでした。

薬をやめたことによる離脱症状かと思っていましたが、

主治医によると薬をやめたことでそんな眠気が起きることはありえないそうです。

眠すぎて全然日常生活が送れないことにイライラし始めました。全然食事ができないので気づいたら体重が激減していました。

筋トレがいいとか、散歩して日光を浴びるのがいいとか、バランスの良い食事がいいとか、そういうアドバイスはもらっても全部実行できませんでした。


しかし、良い変化もありました。

統合失調症の薬をやめてからなぜかパニック発作が起きなくなったのです。

今までかなりストレスになっていたので安心しました。

その後の診察で、「双極性障害の薬も効いてる気がしません」と伝えたところ、双極性障害の薬もやめさせてもらえました。

これでかなり薬が減りました。

双極性障害の薬をやめても特に何も起きませんでした。

尋常じゃない眠気に困っていたある時、

ネット上で「ヤクルト1000」が流行っているのを見たので、2週間続けて飲んでみたところ、

眠気がかなり改善されました。

病院で2時間くらい待たされているとき死ぬほどイライラしていたのですが、それもなくなりました。

涙も止まるようになりました。

それでも体調は万全ではありません。

常に身体は重だるく、憂鬱気持ち、疲れやすさがあります

到底職場復帰できる体調ではありません。

生活にかかるお金を少しでも節約するために、

先日障害者手帳申請しました。

障害者手帳申請には精神科から診断書必要なのですが、診断書には「うつ病」と書かれていました。

昨年の9月から休んでいますが、病状が良くなっているとは全く思えません。

私は本当にうつ病なのでしょうか。

今は金銭的にも苦しく、回復する目処も立たないため、死んでしまいたくなります

発達障害検査も受けましたが、平均的な結果でした。

やはりもう死ぬしかないのでしょうか…

2022-04-10

anond:20220409235248

拝見した限りでは、医師見立ての方が精度が高いように思われます最初の処方にSSRIが含まれていたものと思われますが、その副作用典型的な不眠・悪夢タイプに見られます

また、エピソード的にはうつをまず考えて不思議ではないし、解離性とはあわないように思えます感情が思い出せないという感じはこれもまたSSRI効果が出てる場合に見られるので。

今まで理解できなかったレポートがすっきり理解できるようになるのも、抑うつ状態改善した事による理解力の回復による典型例に見受けられます

基本的には断薬漢方ではなく、処方による副作用医師に伝えて処方の見直しをお願いするか、その意向にまったく応えてくれないのならば別の医者に掛かるほうがよいかと思います

疑心暗鬼になりやすものですが、いずれにしろ精神症状はインターネット検索の内容をもとに自分自身判断することは不可能だとお考えください。

精神症状において、「自分の体は自分がわかっている」ことはまずありません。このレスも含めてこういったインターネット上のエピソードレスポンスが的確なこともまずありません。それらに比べれば精神科医の先生見立てのほうがずっと的確なのです。

残念ながらいまの先生に信頼が置けなくなってしまったのなら、別の医師にかかるのがよろしいかと思いますが、その場合、まえは信頼が置けなくなったことと、どう信頼が置けなくなったのか、処方がどのように副作用を持っていたのかをまず伝えるようになさると良いでしょう。

2021-11-29

SSRIくらい市販薬として出してくれや

それかせめて1年分くらいは処方箋有効にしてくれや

月一で病院行くのだるいから個人輸入になってしまうんや

2021-10-18

店員に覚えられたらもう店に行けなくなる」←病院行け(煽りではない)

ほんとに煽りではなく病気の症状なことが多いので病院に行った方がいい

こんな人は一杯いる、大げさだと思うかもしれないが社交不安障害10人に1人くらいいるといわれるほどありふれている

自分は内気で人付き合いが苦手なだけ」と性格問題と思って病識がないことが多い

もちろん程度は様々で日常生活を送れてる場合から人目を気にして家から出られなくなるレベルであるわけだけど

「近所のコンビニに行けなくなってわざわざ遠いコンビニに行く」とか「気に入った店なのに店員に覚えられたからもういけない」とか

そこまでくると普通にQoL下がりまくってるんだからちゃん治療した方がいい

SSRIがよく効くことがわかって適用になってから投薬治療で大半は改善するといわれてるから

怖がらずにお医者さんに行きなさい

2021-07-26

anond:20210726230221

鬱お疲れ。

疲れてるみたいだから精神科いってSSRIもらってこい。話はそれから

2021-06-28

40歳メンヘラおじさんはツライツライなのだ😭

1年半断薬して頑張ってたけどもう限界SSRI再開するのだ😫

副作用吐き気キツイキツイなのだ🤮

通院とか面倒だからSSRIくらい薬局普通に買えるようにしてほしいのだ😡

2021-05-04

anond:20210504115810

SSRI全然効かなくて鬱は治らなかったけど離脱症状エグすぎて目眩が酷いからクソ

anond:20210504115030

うつの原因がセロトニンなのは事実なんだけど、セロトニンを増やす方法(乳酸菌SSRI)はあってもセロトニンが減る原因が今までわかってなかった

それこそがセロトニンニューロンの炎症であるということ

2021-05-03

中野信子の言っていることはおかしい、具体的に何がおかしいか挙げる

きっかけは母親が「空気を読む脳」を買ってきたことだった。以前からこの人の主張はおかしいと思っていて耐えられなくなりこの人の他の本も読み、言動についても調べた

酷い。矛盾だらけ、エビデンスにならない動物実験ソース、人を見た目で判断することは科学的に正しいという主張、本人の言っていることとも矛盾した倫理観

彼女がいつも言う「日本人セロトニントランスポーターが少ないか不安に駆られやすい」という理論、まずこれが怪しい。SSRI選択的セロトニン再取り込み阻害薬)について知っている人なら奇妙に感じるだろう。この薬は、セロトニントランスポーター機能をあえて弱めることでシナプス中のセロトニン濃度を増やし不安を和らげる薬だとされている。つまり彼女理論SSRI作用機序についての理論正反対なのだ。モノアミン仮説にもやや怪しい部分はあるが、正反対解釈というのは流石におかしい。神経科学専門家はどう思っているのだろうか。

些細なことから飛躍して「日本人の脳」を論じる。

空気を読む脳」で日本人サイコパシーの傾向が強い人が「どちらかといえば」少ないから内側前頭前皮質が発達していて倫理や美醜の観念に厳しくそれが変わりやすいのだと書いていた。当たり前だがサイコパスの人の数を正確に見積もるのは難しいのであってそういった数字は単なる誤差か診断基準の違いによるものである可能性の方がずっと高い。仮にサイコパスの人が少なかったとしても内側前頭前皮質が発達している人が多いことを意味するわけではない。サイコパスとは行動や心理をもってそう判断されるものであって実際に内側前頭前皮質機能が弱いとは限らない。内側前頭前皮質機能が強い人も弱い人も共に少ないということもあり得る。

ついでに「不倫」では日本人保守的で変化を好まない民族だとも言っていた。それなのに倫理観が変わりやすいらしい。数年前には問題でなかったことが問題になるのは日本に限ったことではないし「日本人の脳」に原因を求めるのは無理がある。

戦国武将精神分析」では汚い手も使って勝った徳川家康が今でも日本人理想モデルとして存在しているとも宣っていた。日本人は美しい敗者を好むのではなかったのだろうか。美醜の観念が変わりやすいのではなかったか

美醜の観念が変わりやすいのに何百年にも渡って義経のような「美しい敗者」が理想化されているらしい。

不倫」でもこういった飛躍がある。たかだか寝かしつけの習慣があるからといって日本人オキシトシン受容体が多いのだということにしていた。もちろん実際に日本人の脳を調べたわけではなし。スキンシップの総量が他の国と比べて多いか少ないかからないのであるオキシトシンの多い人は不倫傾向が弱いとも書いていたが、日本人不倫が多いという同著での主張とも矛盾する。(よくよく見ると厳密には比較不能な国際調査国内調査比較していたが)

更に、セロトニン神経細胞にはオキシトシン受容体存在し、オキシトシンが増えるとセロトニンが増えるという事実は「日本人セロトニンが少なく、オキシトシンが多い」というモデルとも上手くかみ合わない。彼女もこの矛盾に気付いているのか、週刊新潮 2020年12月17日号での佐藤優との対談でまだ発見されていない要因があるのかもしれないと言っていた。

彼女日本人論は矛盾だらけだ。

更に中国韓国の「反日」まで「セロトニンが少なく、オキシトシンに頼りがちな遺伝特質」のせいにしているのには呆れを通り越して笑ってしまった。歴史上何度も革命を起こしている中国人もまた、保守的リスクを好まない形質の持ち主らしい。

サイコパス」でフロイトトンデモだという声もあるほどだなどと書いていたが、リビドー無意識という概念の代わりにセロトニンオキシトシンや脳部位が万能の説明法として君臨するようになっただけで間違い方に大して違いはない。

この記事でも指摘されているように、彼女不要場合でもひたすら専門用語を使って話す。https://anond.hatelabo.jp/20150908145246そういう言葉を用いれば多くの人間科学っぽく感じてしまうことをわかっているのだろう。

人間でもそうだという根拠にならない動物実験をたびたび引用して人間の話に繋げる。キツネマウスプレーリータネズミサバクトビバッタと…

「脳・戦争ナショナリズム 近代人間観の超克」(嫌な部分が剥き出しで、是非お勧めしたい本だ!)で人間に何世代も飼いならされたキツネ容姿が変わってくることを挙げて人を見た目で判断するのは科学的に正しいのだという主張に持っていっていた。少し脱線するが「空気を読む脳」でもたかだか0.126の相関で「容姿と知能に関係がないとは言い切れない」などと書いていた。それだけの数値なら関係いかあったとしてもごくわずかな関係しかないというべきだろう。

戦国武将精神分析」でマウスを取り上げて人間テレゴニーが起こらないと証明されきったわけではないなどと立証責任押し付けた。確かに人間にもマイクロキメリズムはあるがそれはテレゴニーとは違うものだ。それにしても不倫バッシング批判する中野がヒト・テレゴニー説に対して好意的なのは面白い

不倫」でプレーリータネズミのAVPR1a遺伝子を操作すると生殖行動が変わり、AVPR1a遺伝子が人間ボノボで「ほぼ」同じだからといって人間本来ボノボのように乱婚的だと示唆した。

そのわずかな違いが重要な違いであ可能性はあるしAVPR1a遺伝子も実際は空間記憶能力に関わる遺伝子で空気記憶能力の高いプレーリータネズミは行動範囲が狭く単婚的になるというのが実際のようであるhttps://www.eurekalert.org/pub_releases_ml/2015-12/aaft-_4120715.php中野はかなり単純化・歪曲して解釈している。

空気を読む脳」で書いていたサバクトビバッタに至ってはなんとセロトニンが多いバッタ集団志向になるのだそうだ。同著での主張とは真逆だ。

文藝春秋4月特別号の「脳科学者が小室圭を「分析」する 世間常識はなぜあの母子には通じないのか」でゴールドウォータールールに触れておきながら小池百合子ドナルド・トランプサイコパスだなどと言っている。精神科医ですらない人間が直接の診察もなしであの人はサイコパスだなんだと言っているのである

ペルソナ」でセクハラ告発していたが、「脳・戦争ナショナリズム」では以前なら当たり前だったことも「セクハラ」「パワハラ」にされてしまうなどと言い、今日かわいいねと言ったら今まではかわいくなかったってことだと思って泣いた子供批判的に取り上げて世の中が過敏だというニュアンスを込めて論じていた。以前とは考えが変わったという見方もできようが最近でも「昔は乱婚だった、現在倫理を相対化すべきだ」という主張を繰り返している。当たり前だがある倫理が新しいことはそれを否定する根拠にはならない。私は乱婚社会を悪だとは思わないが。

ペルソナ」の話に戻ると、親と子の関係他人が口を挟むなとも書いていた。虐待の温床となる態度である。旧式の価値観に従っていい子でいるくらいなら~などと宣っているが、旧式の価値観にしがみついているのは彼女自身である

そして最後に「不倫」で書いていた、不倫遺伝子によって決定されているのだからそれを断罪することは差別優生学に繋がるという主張について批判しておこう。

別に不倫遺伝子とはあれば絶対不倫するという因果律支配する魔法のようなものではない。ある人はない人に比べてその確率が高くなるといった程度のものなのだ。もし殺人レイプのような重犯罪についてもそのような遺伝子があれば殺人レイプ断罪してはいけないことになってしまうだろう。不倫バッシング遺伝子のせいだとすれば不倫バッシング差別優生学だと断罪することもまた差別ということになり自己論駁に陥る。「あなたの脳のしつけ方」では後天的に脳を変えることもできるのだと書いていた。この頃はまだまともな内容を書いていた。

思うに、彼女の本がベストセラーになるのはこういった免罪的側面のせいなのだろう。そういった遺伝決定論に従えば不道徳な行動も遺伝のせいになり免罪される。世の理不尽なことも「脳や遺伝子のせい」とわかった気になれる。

橘玲の本のレビューにも「遺伝によって決まっているのだから学生時代あんなに頑張ることはなかった」とか「子育てするお母さんに読ませたい」というものを見た。遺伝率とは集団規模での決定係数のことであって個人レベルでは親のIQから予想された数値より高かったり低かったりして当たり前でどのくらい予想された数値と違うかも個人によるのだが。


この記事おかしなところがあったら、具体的な反論をしてほしい。私も流石に脳や遺伝子についてそこまで詳しいわけではない。中野の本を読み、関連する内容を調べた程度なのだ。それでもこれだけ矛盾が見つかる。

追記:2021/5/8

https://next49.hatenadiary.jp/entry/20161220/1482228666

2000年論文で「この損害回避セロトニントランスポータープロモーター領域遺伝子多型との関連を支持する研究と支持しない研究存在し,今後さらなる検討必要である」とあり、2009年メタ分析論文で少なくともフィンランド人サンプルにて不安遺伝子を持っているかどうかと損害回避性(harm avoidance)と神経症的傾向を持っているかどうか調べたところ関係があるという証拠はないという結果がでているのだからセロトニントランスポーター遺伝子が少ないから損害回避的にふるまう傾向があり、そのため、「上位の人間に対して勇気を持って行動できる性質」が日本人にないというのは適切でない主張。”

https://www.ncnp.go.jp/nimh/pdf/kenkyu59.pdf

さらに、この S/L 多型は、PET により測定される脳内 5-HTT 結合に影響しないこと、前述したように、5-HTTLPR の多型は S 型と L 型の 2 つではなく、14 種類のアリルからなり、それぞれの機能の異なる複雑な多型であることからS 型、L型の2分法での研究自体に疑問が生じているのが現状である

https://neurophys11.hatenablog.com/entry/2016/03/01/223747

ざっとこんな趣旨記事だが、先に書いたようにそんな気質のものがたった1つの遺伝子で決まるものでは無いんである。このセロトニントランスポーター気質を決めるというのは実は結構な前から沢山の論文が発表され、ある程度そう言える部分はありそうなのだが、それでもその決まる程度は極僅かで、決して「日本人気質」を作ってなどいない。

こういった「1つの遺伝子が性格を決めている」系の話は、すべて科学漫談として楽しんでおけばいい。特にセロトニントランスポーター気質を決めるという話は良く出てくるが、そんなにすごい力コレだけにはないですよ。”

https://www.amed.go.jp/news/release_20160128.html

SNP品質管理などから、最終的に1088名について解析を行いました。その結果、BMP2遺伝近傍SNPストレスフルライフイベント相互作用が、統計学的有意うつ状態と関連することを見出しました(図2、図3)。そして、抗うつ薬作用点であるセロトニントランスポーターなど、古くから知られる候補遺伝子には、有意な関連は認められませんでした。”

どうやらセロトニントランスポーターが「日本人らしさ」を決めているというのがトンデモだというのはまともな研究者ならすぐわかる話のようだ。中野信子はあまりにも本を流行らせ過ぎた。研究者はもっと積極的反論するべきだろう。

2021-02-05

抗性欲薬云々言ってる奴ら全員SSRI飲んだことないだろ?低用量ピルSSRIどっちも飲んでる女にどっちの副作用が酷いか聞いてみろよ あれは精神病の薬だ、健康人間が飲むもんじゃない あと抗アンドロゲン薬は不可逆的に性機能死ぬ

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