はてなキーワード: REIとは
医学に限らず、人文学でも法学でも社会学でもフェミニズムでもよくある。
学位すら持ってない素人がWikipediaやインターネット上の論文サイトとか流し読みすることを覚えて、いっぱしに理解したつもりになって素人解釈を垂れ流す。で、同じく素人の信者がそれをありがたがって拡散する。論文を読んだとしても訓練を受けていない素人は素人でしかないのに、その自覚がない。
増田がreiのトンデモ主張を反駁するためにめちゃくちゃ労力を要したように、何もわかってない素人が考えた間違いだらけの主張をひとつひとつ反論していくのって本当に骨が折れるのよな。そして頑張って論の誤りを指摘したとしても、素人とそれに釣られる程度の素人集団が相手だから、理解してもらえなかったりする。
こんだけ頑張って書いたんだからちょっとくらいイキってもいいですか?いいよ。
昨今のインフルエンサー概念の興隆に伴って、SNSや動画配信サイトで情報発信、啓蒙活動を行う人々は増えてきており、上っ面だけキラッキラさせた目を引くようなサムネイルや視聴者の下世話な感情に訴えかけるどぎついタイトルのコンテンツをバンバン打ってPV数フォロワー数リツイート数チャンネル登録者数再生回数稼いで私たちソーシャルメディアプロモーションドクターズは世の中をより良くしていってます!みんな応援してね!あっどうもどうもホニャララ医さん、ご無沙汰してますぅ↑↑↑↑↑いや〜あの動画めちゃくちゃよかったっすねぇ〜、なかなかバズっちゃってるんじゃないですか?そうだ、今度一緒にコラボ企画やりましょうよ、えっ!ホニャララ医さんってナンタラ医さんと繋がりあるんですか!?私あの人の隠れファンで、ええ、今度飲む時に紹介してくださいよぉ、ガハハハハワハハハハ、みたいな、大学卒業したのに部活動サークル活動の内輪ノリが抜けきってないまま人前に出ちゃってますけど本当にそれでええのんかと思わされる医者も目立ってきていますよね。
もちろんこの人たちも半分趣味でやっているところがあるのでしょうし、予防衛生の概念はますます重要視されてきています。華々しいエンタメの裏側じゃないですけど、依然として厳しい状況におかれている病院の現場では熱心に診療活動をされているのだと思います。しかし、どうも私には、彼らとrei氏のやっていることにあまり差異がないように思われるのです。(念のため付け加えておくと、こうした情報発信は私の領域ではない、私には私にしか解決できない他の問題があるという信念のもとに働いておられる方もいることは充分承知しております。)
理解能力に大きなばらつきがあるたくさんの人たちに向けて情報を送り届けるときに必ず立ち現れてくる、分かりやすさと厳密さのどちらに重きをおくか問題は、永遠にして普遍的課題でありますが、おもしろおかしくて覚えやすいキャッチーなコンテンツは瞬間的な消費には耐えたとしても長期的には多くの面で弊害を生じさせるのではないか、と私個人は考えています。ただでさえ医者は人々に対して権威的上流知識階級であるという印象を持たれているのですから、あんまりにもあんまりな情報発信を批判しこそすれ、発信する側に加担してしまうのは、職業倫理上よろしくないと思います。医療従事者は自身の潜在的なパターナリズムに意識的であるべきだ。迂遠な言い方になってしまいましたが、つまり、本職の医者が積極的に糾弾していくべきrei氏の文章をなんでただの医学生の俺が糾弾しているんだよ、おかしいだろ。だって2018年から存在しているrei氏のツイッターアカウントは6万フォロワー超えてんだよ、何個も何個もツイートをバズらせてて、しかも今流行りの発達障害に関するライフハック本をKADOKAWAから出そうとしていて、それで日本全国に30万人近くいる医者の誰も知りませんでした今初めて存在を知りましたって、んなわけあるか。6万フォロワーのあるある芸人なんて全然有名人じゃねーよとおっしゃるのであれば俺は振り上げた握りこぶしをそっと下ろすしかないが。そりゃインターネット論客みたいな、能力が及ばなくてアカデミアにも進めずかといって地域に根付くこともできなかったしょっぺえしょっぺえ小物を相手にするのは常識を備えたまともな大人がやることじゃないかもしれないけどさ、時代は少しずつしかし確実に変わりつつあって、インターネットに居場所を持つ人はどんどん増えてきてるわけ。そういう状況下で、いい加減なことを無責任に言い散らかすような存在を無視しちゃいけなくなってきてるんだよ。自分が医者として働いてて、患者が「僕チー牛顔なんで〜、モテないんすよね〜、やっぱ先進国の女はチー牛顔を求めてないし〜」なんて言ってきた場合、どっから説明したらいいか頭抱えちゃうでしょ?増田キレすぎワロタとか草生やしたり冷笑する暇あったらその廃用症の脳細胞に鞭打ってちょっとくらいは想像してくださいよ。こんだけ俺のパーソナリティを開示してるんだからさ。今のうちに意味不明な言説の芽は叩き潰す。そういう感じのモチベーションで書きました。ここまで言えばわかってくれますか?今のインターネットの、目も当てられないくらいの、情報汚染、リテラシーの欠如、質の悪いコンテンツの氾濫、尊き価値創造の営為へのリスペクトを失った盲目的消費者。絶望ですよ、絶望。あぁ、もうさ、これ書き始めたの土曜日で、そっからほぼぶっ続けで書いてたらもう日曜日が終わっちゃいそうなんだよ。このnote以外にも、頻繁にrei氏は論文を紹介するnoteを書いていたり他のアカウントにこんな論文もありますってリプライを送っててさ、もうやってらんないよ。どうしたらいいの?誰か教えて。
あーあ、柄にもなくID真っ赤にして怒鳴り散らしてしまった。もっと優しく温和な人間になりたいナ。そろそろ試験勉強に戻らないといけないので、それでは。
さて、後半やるか…。なんかもう嫌になってきちゃうな。ここから先、自閉症はおろか発達障害さえ出てこない代わりに、「男らしさ」がマジックワードとしてメキメキ頭角を現してきます。「男らしさ」の指標は論文によって様々であり、その点にrei氏は意識的かどうかは怪しいところですが、少なくとも段落ごとに「男らしさ」の内容が変転していきます。では読みましょう。
知らんがな。次。
テストステロン値の高い男性は顔の横幅が広くなる傾向にあり、テストステロン値の低い男性は顔の横幅が狭くなる傾向にある。そしてチー牛の元となったイラストの男性も面長であるが、先進国の女性全般に「面長の男性らしくない男性を嫌い、横幅の広い男性らしい男性を好む」傾向が確認されている。例えば、米国で若い男女を対象としてスピードデート研究を行ったところ、男性の顔つきの男らしさが短期的な関係に対する女性の関心の差異の34%を説明していることが示された。
https://ink.library.smu.edu.sg/cgi/viewcontent.cgi?article=2727&context=soss_research (論文d)
スピードデートっていうのはいわゆる婚活パーティ。この論文dでは、顔つきの男らしさを、テストステロンに影響されると考えられている顔の縦横比で表しているみたいです。多分婚活パーティでの女性の反応と男性の顔の縦横比の関係を調べたんでしょう。で、rei氏は"先進国の女性全般に「面長の男性らしくない男性を嫌い、横幅の広い男性らしい男性を好む」傾向が確認されている。”と書いてますが、この主張の出典はどこですか?論文dの先行研究に触れてる部分にもDiscussionにも、国の発展度合いは女性の嗜好と関連性がある、といった記述は見受けられません。関連性が本当はあるのだとしても、米国内の研究だけを例に挙げて、"先進国の女性全般に"と言い切るのは流石に通らないです。もっとも、顔の縦の長さや横の長さが女性にとってなんらかの関心を引く要素の一つであることは間違いなさそうです。これはさすがに誰か気づいて指摘してるだろうと思うんですけど、この論文dを出したのは米国の大学ではなくてシンガポールの大学なんですよね。ざっと見た感じ、アメリカで行われたともアメリカ人を対象にしたとも書かれてません。次の段落に移ります。
論文eの題は"Dominant looking male teenagers copulate earlier.”、和訳すると支配的な見た目の10代の男子はより早く性交する、ですね。このリンクをクリックしてもらうとわかるんですけど、Abstract(要約)しか書いてません。本文はどこでしょうか?試しにCitation(引用)って書いてる下のあたりのリンクを踏んでみましょうか。でもやっぱりAbstractしかありません。実は、論文ってタダで読める訳じゃないんです。検索して出てきた論文を読みたいと思っても、お金を払って電子ジャーナルや学術誌を購読しないと読めないことが多々あります。大学生や研究者の場合、基本的に大学が代わりに費用を負担しているので割り当てられたメールアドレスを使えば無料で読めます。私も大学のアカウントでサインインして読みました。大学生や研究者でなくても大学図書館に行ってコピーすれば印刷代はかかりますが、可能でしょう。しかしこのご時世、ほとんどの大学図書館は解放されていませんでした。以上を踏まえると、rei氏は電子ジャーナルを個人購読していると考えられます。なんと素晴らしい心がけ!一般企業勤務年収700万の会社員であるrei氏が支払う購読料で出版不況に喘ぐ学術誌業界はきっと大助かりのことでしょう。みなさんにこの感動を伝えたいあまり、すっかり前置きが長くなってしまいました。では論文eの内容を概説します。
アメリカの7thGrade、8thGradeの男の子、日本で言えば中一中二の男子に対して、男子の性行為経験の有無、身体の男性的成熟度、リーダーっぽい支配的印象の程度、イケメンな印象の程度の四要素間の相関を統計的処理にかけて調べました。その結果、身体の男性的成熟が進んでいて、支配的な印象を与える、イケメンな男子ほど性的活動が活発な傾向があると判明したそうです。
論文eは捉えがたい「男らしさ」を多面的に定義づけ、そして「男らしい顔つき」の男子はより早く性交渉する機会があると分析したわけで、なかなか面白いなあと思ったりするんですが、それをrei氏は"顔つきの男らしさは童貞卒業の早さを予測する因子であることが示唆されている”の一行で済ませてるんですよ。まとめ方が雑。情報取りこぼしすぎ。ちなみに論文eによると支配的な顔つきの男子やイケメンな男子は眼鏡をかけていない傾向があったそうですが、この記述から、眼鏡をかけているチー牛顔の男子は性的経験に乏しい、とまで言えるのかどうかは正直よくわからないです。次の段落に移ります。
しかしながら、チー牛顔がここまで忌避されるのは「豊かな先進国だから」という事情もある。たまにインターネットでは「所詮この世は弱肉強食強ければ生き弱ければ死ぬ」みたいな事を言う人間がいるが、この世は弱肉強食ではなく適者生存であり、また社会が豊かで平和だからこそ、そのように言ってられる面がある。人間は戦争や災害時など本当に弱肉強食な環境下では、所謂「群れ」になる。そして野生動物の群れを見れば分かる通り、群れ内では弱肉強食の摂理は働かず、互助や相互監視や役割分担といった形で群れ内は「平和」な形になる。これは考えれば当然の事であり、本当に厳しい環境下において同じ種で争っている場合ではない。要するに個人主義は社会が平和である事を前提とした価値観なのだ。
色々トンチンカンなこと書いてるrei氏のこのnoteで、最も意味不明な箇所がここです。何を言いたいのかマジで把握できなくて、読むだけで一時間くらい費やした。ここまで可読性が低いのはいくつか理由が考えられて、まず接続詞がおかしい。段落頭、「しかしながら」は逆接の接続詞のはずですね。前の二段落でrei氏が言いたかったであろう主張は「女性は男らしい顔を好む」のはず。しかしながら、この段落では突然、「平和な社会状況であることが人々の行動に与える影響」の話が出現します。新規情報です。新キャラです。「しかしながら」の前後で予想を裏切るような意味内容の反転は生じていません。もう一つ指摘するとすれば、対立軸が不明確な言葉遣いである点。「先進国」ときたら「発展途上国」、「弱肉強食」ときたら「共存共栄」、「個人主義」ときたら「全体主義」もしくは利己主義の逆という意味で「利他主義」。こうした対義語にリードされてあっち行ったりこっち行ったりしながら議論を進めていくのが一般的なリズムな訳です。現代文の定石です。ではもう一度読んでみましょう。
……………。何が書いてあるか、何を主張したいかわかりましたか?私にはわかりません。とりあえず”この世は弱肉強食ではなく適者生存"の部分に着目してみましょう。なにやら進化論じみた雰囲気がしますね。弱肉強食と適者生存、進化論については、科学史や哲学史関連の書籍を出版している吉川浩満氏のインタビュー記事がとてもわかりやすかったので、ちょっと長いですが紹介させていただきます。
https://synodos.jp/science/17264
この記事によると、弱肉強食を世界認識モデルに組み込んでしまうのは素人あるあるらしいです。rei氏も度々モテ/非モテ論の文脈に位置付けられる文章を書いていましたね。インタビュー記事は続いて「適者生存」概念の歴史的経緯へとトピックが移ります。吉川氏によると、ダーウィニズムは進化の目的や生物の序列を認めない立場なのだそうです。そして、絶滅を免れて生き残った生物種のことを適した生物、すなわち適者であると定めましょう、というダーウィニズムの考え方を端的に表すスローガンこそが、「適者生存」なのです。生存する者を適者とみなす「適者生存」とは、ダーウィニズムにおける議論の出発点にすぎなかったんですね。これをひっくり返して飲み込んでしまうと、お前は適者でないから生存できないんだ、俺は劣っているから勝負や競争に負けるんだ、となってしまいます。これはよくない、本当によくないですよ。優生思想ど真ん中、ナチスドイツの大虐殺。そんでもってこれがrei氏の手にかかると非モテだから結婚できないんだという同語反復に陥っちゃうわけです。
わかりましたか?rei氏は語の意味をまともに調べることすらせず、雰囲気だけで文章を練り練りしてるんですよ。キリがないんで次行きますね。
それは異性選好においても同様であり、34か国の異性愛女性4483人のサンプルを使用して、社会的、生態学的、経済的変数が女性の顔の男らしさの好みをどのように予測するかをテストするかを調べた研究では、国の健康指数と人間開発指数が高い国でより強くなると報告された。男らしい顔に対する女性の好みは、子孫の生存率が高く、経済状況がより好ましい条件の下でより強いことを示している。
アッ!前段落の最後の部分、"要するに個人主義は社会が平和である事を前提とした価値観なのだ。”の意味がわかりましたよ。社会が危機的状況に陥っているときは生存を目指して仲良く男女協力して生殖に励むけれど、現代の平和で裕福な先進国ニッポンにおいて女性は利己的に振る舞うために男性的魅力に乏しいチー牛顔の人々は選ばれないのだ、ってことですね?世が世なら俺たちには女があてがわれるはずだった、でも時代がそうさせなかった、とrei氏は言いたかったんですね?うぅ、頭がクラクラしてきた……。いや、確かに人間は動物の一種だけどさ、何もそこまで野山の猿やジャングルのゴリラと同一視するのはやりすぎでないか?なんだよ、"男らしさの好みをどのように予測するかをテストするかを調べた研究”って。日本語になってないじゃん……。
https://note.com/hiroko_yayane/n/n7970f9279b51
6/17追記 ↑リンク先が謎の理由で消滅していましたが、新しく書いて頂いたみたいなので貼り直しました。
そして男らしい顔つきの男性は攻撃性、不正行為、自己中心的な衝動性、欺瞞、搾取的行動など「所詮この世は弱肉強食」マインドを持つ傾向があることが示唆されている。要は豊かで自由で安定した先進国になるほど優しい男性はモテなくなる傾向が存在するのだ。
論文gでは、顔の縦横比と攻撃性の関係しか見てません。先進国の話もモテ/非モテの話もしてません。"要は"以下の部分は導けないと思います。
それにnoteのタイトルは「何故、我々は三色チーズ牛丼顔なのか?」でしたが、なぜか結論は「先進国ほど優しい男性はモテなくなる」に着地しているんですね。
話がめちゃくちゃズレていってるんですよ。rei氏もそれに気づいてないんですよ。
でね、ようやく全部読み終わったと思うじゃないですか。まだ喋らせてください、まだあるんですよ。この記事本当にすごくて、本文の下にあるコメント欄を見てみましょう。
https://www.nature.com/articles/s41598-017-09939-y#Sec17 (論文x)
ま〜た何をどう修正したのかよくわからん論文のリンクが貼ってありますね。
私が読んだ時には既に修正されていたんですが、他の方のツイートによると、もともとrei氏は、コルチゾール値が高くなってテストステロン値が低下するから発達障害男性は「男らしくない」顔つきになるという論証の根拠として、結論が真逆の論文を引っ張り出していたみたいです。
https://twitter.com/reefedgeswim/status/1265592680915931136
この論文xは、タイトルの「ASD男児及び女児における顔面形態学的な超男性化傾向と症候学との関連」からわかる通り、一番最初に読んだ論文aの結論「ASD男性の顔は両性具有で男らしくない」とは反対のことが書かれています。時系列的には論文aの方が先で、論文xは後。そしてDiscussionの中で論文aと相反する結果について考察しています。その考察によれば、論文aの実験2の対象として選ばれたのは二十歳前後の男女であるのに対し、論文xの実験対象は三歳から十二歳の児童であることが重要な違いを生んだ可能性があるそうです。思春期の間に男性は血清中のテストステロン値が女性と比べて爆発的に増加します。この思春期におけるテストステロンがなんらかの働きをしたせいで相反する実験結果が出た可能性がある、というわけです。しかし、これまたややこしいことに、成人の顔の形に関して出生前のテストステロンが与える影響の方が出生後のテストステロンが与える影響よりも大きいとする論文もあるそうで、研究者の間でもどちらがどうだと確定的な結論は出ていないっぽい。
文章の誤リンクの件に話を戻しましょうか。可能性の話をしますが、数多くの論文を渉猟しているrei氏のことですから、貼りたい論文と題が似ているのを間違えて貼っちゃったのかもしれませんね。訂正前の論文のタイトルは"Hypermasculinised facial morphology in boys and girls with Autism Spectrum Disorder and its association with symptomatology”で、訂正後の論文は"Enhanced Cortisol Response to Stress in Children in Autism”です。Autismとin、二つも単語が重複してるじゃないですか!論文のタイトルは全体の要旨を簡潔に書き表したものですから、その中の重要な単語が二つも同じであれば、内容が近い論文だったような…と曖昧な記憶が生成されてうっかり取り違えてしまうことがあってもおかしくないでしょう、とでも言うと思ったか?ちゃんと論文読み込んでるやつがこんな凡ミスするわけねえだろ。だいたいさ、何が正しいのか誰もわからない研究のフロントラインで色んな科学者が仮説を立てて検証してディスカッションしてるような事柄の、おそらくこうかもしれない、って部分を、論文だから百パーセント正しいんだとピックアップしてるのありえん不誠実でしょ。今後まだまだ検証の余地があるって書いてあることを揺るぎない事実として取り上げちゃってるってこと、わかりますか?
reiさん、あんまり疑いたくないんですけど、本当に論文読んだんですか?
rei氏の書く文章、noteでもtweetでも、どういう意図なのか全くわからないけど、ほぼ全て漢数字が半角数字に置き換えられてるんですよね。でも恐ろしいことに、このチー牛顔を取り上げたnoteでは、3色チーズ牛丼顔と書いてないんです……。
みなさん。reiというツイッターアカウントをご存知でしょうか?
https://twitter.com/rei10830349
ツイッタラーにありがちな生き辛さや発達障害あるあるを140字に納めた秀逸なツイートが話題を呼んでいる方です。
https://note.com/beatangel/n/n32ff4498424e
rei氏が先日投稿したこちらのnoteがあまりにも杜撰で酷いにも関わらず、多くの人の共感を呼び瞬く間にシェアされ、チー牛ミームの拡散に一役買ってしまっているこの状況に警鐘を鳴らすべく、彼の文章の基本的で根本的な誤りを一つずつ指摘したいと思います。
・rei氏は「ストレス」の語を児童虐待や親からの被虐の意味で使っているが、引用論文内では新規状況に対する精神的ストレスの意味で使われており、なおかつ被虐児は実験の対象から除外されている。
・rei氏はテストステロンが低下すると男らしくない顔つきになると主張しているが、引用論文内にそのような記述は一切ない。
・rei氏は先進国全般で女性は男らしい顔つきを好む傾向があると米国の実験で確かめられたと主張しているが、引用論文内にそのような記述は一切なく、引用論文はシンガポールの大学から発行されている。
・rei氏は進化論における適者生存の概念を用いているが、正しく理解しているとは考え難い語の使用をしている。
このチー牛顔の特徴は言うまでもなく、
・男らしさの特徴が薄い
・表情筋の未発達
・眼鏡
の4点に集約されるだろう。
最初から数えて三段落目の部分です。もうさあ、この箇条書きの仕方からして気にくわないんだよな。三つ目のポッチの”上記2点の相乗効果により何処か幼く見える”の項目。項目間で参照しないでくれ。せめて箇条書きから外してまとめるか、”上記2点の相乗効果により”を省いてほしい。この程度の体裁すら整えられていない文章を書く人が本を出すんですね。校閲の人は大変そうです。おや、rei氏の固定ツイートに記載してあるamazonのリンクが存在しませんね。スクリーンネームも”rei@生きてるだけで疲労困憊発売延期"となっています。何か問題でも発生したんですかね?
チー牛顔の特徴に話を戻すと、"男らしさの特徴が薄い”は後述する論文にも確からしい記述があるので横に置いておきますが、"表情筋の未発達”という表現はどう考えても不自然で、表情筋が発達しなかったら目を開けたり閉じたりできないし、ましてや口を動かして発語して「牛丼ください」なんて言えないはずなんだよな。"幼く見える”は主観的な印象にすぎないし、眼鏡をかけていることが不細工の代名詞「チー牛」の特徴の一つとまで言うのはもはやただの罵倒だろ。眼鏡っ娘を馬鹿にするな。
百歩譲って、ここまでは話題の提示部分であって、rei氏の過失ではない点が多分にあることは認めよう。
だが、ここから先で繰り広げられる、様々な論文の結論部分やrei氏の脳内妄想を継ぎ接ぎして構成されたストーリーは断じて許せない。許してはならない。てかこんな意味わからん文章を読んでへ〜なるほど!あるあるとか俺もチー牛じゃんwwwとか言ってスキ!やリツイートした奴全員どうかしてる。反省しろ。ちゃんと読め。
さて、こうした所謂「非モテ」や「陰キャ」独特の顔つきの由来については、実は実証的な研究においてほぼ答えが出ている。結論から言えば、こうしたチー牛顔を形作るのは「低いテストステロン値」「精神障害」「虐待やイジメ経験」の3要素であるが、これらはそれぞれ相関している。
らしいです。非モテ・陰キャあるあるとかいうマジでしょうもない中学生までには卒業しておきたい話が始まる予感がプンプンしますが、とりあえず聞くだけ聞いてやりましょう。
過去においてASDの原因は「極端な男性脳」と考えられ、彼等の拘りの強さや反復傾向やコミュニケーション不全の原因は高いテストステロン値にあるとされてきたが、研究の進展により近年はそれが否定され※、むしろASD男性は物理的に両性具有であることが示され始めている。身体の性的2形(身体の男性的特徴)が乏しい傾向にあることが示唆されているのだ。その1つに自閉症の顔を調べた研究があり、それによればASD男性の顔つきは「男らしくない」特徴があるという。
https://jneurodevdisorders.biomedcentral.com/articles/10.1186/s11689-015-9109-6 (論文a)
rei氏のnoteに言及した人はここで挙げられている論文aを全員読んでいるはずなのですがもしかしたら忘れてしまっている人もいるかもしれないため改めてざっくり説明します。チー牛画像の説明でrei氏はなんの根拠も明示せずに男らしくない顔つきである、と断定していましたが、この論文aはなんと、「男らしい顔、女らしい顔とは一体どんな顔であるのか?」という大変根元的な問いについて画像解析を用いて答えを出しているんですね。ふむふむ、どうやら男性は女性に比べて額の幅が広く、鼻は飛び出てて横幅も広いらしい。 で、次の実験②で、自閉傾向の強い人と弱い人とで顔つきの特徴を比較してみたところ、自閉傾向が強い男性は弱い人と比べて額の幅が小さかったり鼻先が飛び出してなかったりしたと。なるほどこれは確かに男性的な特徴とは言い難い。逆に自閉傾向の強い女性については、より額の幅が大きかったり鼻の幅が大きかったと。ここまでデータを見せられたらさすがに自閉傾向のある男性は男性らしくなくなり、女性の場合だと女性らしくなくなると納得せざるを得ませんね。ASD男性は性的二型(生殖器以外に男性と女性を区別する特徴のこと)に乏しく両性具有の外観をもつ、ええ、rei氏の言いたいことはわかりましたよ。じゃあ次の段落へいってみましょう。
また発達障害男性の顔つきが「男らしくない」事に関して、環境の影響を示唆する研究もある。恐らくこの記事を読んでる方の半分ぐらいは心当たりがあるだろうが、発達障害男性は1般的に幼少期から仲間外れにされたり、暴行されたり、虐待や親の過干渉に晒されやすい。こうしたストレスはストレスホルモンであるコルチゾールのレベルを高くし、コルチゾールのレベルが高くなることでテストステロンが低下し、テストステロンが低下する事で性的2形が不完全に形成される可能性が示唆されている。
えー、まず、発達障害男性は幼い頃から学校や家庭で加害され、そして精神的ストレスや肉体的ストレスに晒される傾向がある、きっと読者の皆さんも身に覚えがあるでしょう?とrei氏はおっしゃるわけですが、いくらその主張が正しくても、その根拠は自分の人生で起きた主観的な事実というたったサンプル数1の寄せ集めなわけですから、読者の共感を喚起したところで、発達障害男性全体の傾向や、発達過程における諸要素間の相関や因果関係といったマクロの話には全然繋がらないでしょう。
また、この「ストレス」という単語について、引用されている論文bでは、いやそもそも彼は論文の引用のルールすら守ってないので、この論文bが本文のどこと対応してるのか全然わからないんで、マジでこのリンクはたまたま偶然横に貼られている本文との関連性が一切見当たらない論文のURLなんですけど、えっじゃあさっきまでわざわざ論文を読んでた俺バカじゃね?学術的な考察を武器に世相を舌鋒鋭く、そして時には優しく切り込んでいくインターネット論客期待の新星っぽい雰囲気にまんまと騙されてんじゃんうわ恥ずかし!えっとなんでしたっけ、そう、この横にペっとはっつけられてる論文における「stress」とは、自閉症児が苦手とする経験したことのない新しい状況や環境のめまぐるしい変化といった意味のストレスなんですよね。introductionのパラグラフ二つ目、
"Individuals with autism are commonly observed to react abnormally to environmental changes or novel situations that might not be stressful to others. “
って書いてあるじゃないですか。ところでrei氏の言う「ストレス」ってなんでしたっけ?"発達障害男性は1般的に幼少期から仲間外れにされたり、暴行されたり、虐待や親の過干渉に晒されやすい。こうしたストレスは"–––––––って、ええ!論文の「stress」と意味が全然違うじゃないですか!しかも実験の被験者のうち虐待やネグレクトの経験がある子供は除外されてるんですよね。Participantsの段落に、
"Children were excluded if they had a history of abuse or neglect."
ってちゃんと書いてあるんですよ。
本筋と関係ないので手短に実験の内容をまとめると、自閉症の小児について、コルチゾール(ストレスに応答して分泌されるホルモンの一種)の値を安静な状況、新しい環境、採血後のそれぞれで測定してみたら、発達障害の既往がない人よりずっと高い数値を示したんだってさ。
rei氏はコルチゾールが高くなると男性ホルモンのテストステロンが下がる、って書いてるけど、残念ながらこの論文bにはテストステロンのテの字も書いてないんだわ。Ctrl+Fで単語検索してもテの字も引っかからなかったんだわ。でさ、俺こんな場末のインターネットでネチョネチョしちゃってるけどさ、曲がりなりにも医学部通ってて、手元に教科書とかあったりするのよ。ギャノング生理学原書25版、CHAPTER20、副腎髄質と副腎皮質の章、433ページ。"副腎アンドロゲンの分泌は急性にACTHにより調節され,性線刺激ホルモンによって調節されない.”と書いてあります。テストステロンはアンドロゲンの一種。ACTHは副腎皮質刺激ホルモンの略称で、コルチゾールやテストステロンを分泌させるのに働くホルモンです。教科書のこの記述から類推するに、コルチゾールも糖質コルチコイドもテストステロンの分泌には関わってなくね?や、もしかしたら教科書の隅から隅まで読んだらちょろっと一行書いてあったり、コルチゾールが高くなったことでフィードバック機構が働いて副腎皮質刺激ホルモンの分泌低下が引き起こされて結果的にテストステロンが下がったりするのかもしれないけど、rei氏はどこにも出典を明記せずに本文中でいけしゃあしゃあと"コルチゾールのレベルが高くなることでテストステロンが低下し、テストステロンが低下する事で性的2形が不完全に形成される可能性が示唆されている。"なんて書いてやがるわけですよ。許せなくない?ありえんでしょ。なんでわざわざこいつのデタラメもデタラメ、エロゲで鍛え抜かれた迫真の想像力で快楽排泄した駄文に付き合っていちいちファクトチェックしないといけないんですか?そうだ、reiさん。医学部レポートコピペ学科の学生に任せてみたらどうですか?少なくともあなたよりロジカルで科学的に正しい文章を書いてくれると思いますよ。なんなら紹介しましょうか?彼らは優秀で知性溢れる優しい友人がいるおかげでいつも成績は満点みたいですしきっと心強いと思いますよ。ところでreiさんにはいるんですか?優秀で知性溢れる優しい友人。いえこれは単なる興味です。
次の段落行きましょう。まだまだありますからね。先は長いですよ。
更に上記取り上げた海外チー牛ことThe Virgin Walkに関しても、インターネット等で語られる「ぎこちない」「フラフラしてる」「リズム感がない」「つま先で歩きがち」などの特徴は発達障害の運動協調の苦手さや感覚過敏や身体感覚の不全等の特徴と1致する。
https://www.scientificamerican.com/article/autism-in-motion-could-motor-problems-trigger-social-ones/ (記事c)
なんなんですかね、この抜け字。めちゃくちゃ気になっちゃうんですが。話の流れで飛ばしちゃったけど、なんかチー牛ミームの類似品は海外にもあるらしいですね。俺は細かいところが気になる性分なので、The Virgin Walkの画像を見せられた後に”インターネットで語られる「ぎこちない」「フラフラしてる」「リズム感がない」「つま先で歩きがち」"なんて書かれるとつい画像の中の英文と対応してるのかな〜なんて思っちゃうんだけど、全然対応してなかったです。じゃあこの例にあげてる印象ってどこの誰が言ってるんですか?対応してないっていうので言えば、ここで発達障害の特徴をいくつかあげてますけど、運動協調の苦手さ、身体感覚不全、まあ上述の印象と概ね一致するとしましょうよ。でも感覚過敏はどれとも対応してないですよね?何と何が一致するか、そういう細かいところキチッキチッと詰めていきましょうよ。文章はグルーブ感が大事なんですから、この後きっとこうくるだろうなという読者の予感みたいなの丁寧に扱ってあげましょうよ。リンク先の記事cについては特にコメントないです。自閉症児の多くは運動機能の発達や社会性の発達に障害を抱えるよ、くらいのことが書かれた科学ニュース記事で、論文とかじゃないですし。あ、でも自閉症児の運動障害が社会性の発達に悪影響を及ぼすという理論に、そもそも社会性の発達より運動機能の発達の方が時系列的に先に生じるからそう見えるだけなのでは?と反駁している記述とか、自閉症患者の困難は取り入れた視覚情報と運動性・社会性とを接続させられない点にあるという指摘は面白かったですね。はい次!
またこれは研究事例を示すまでもない事であるが、人間は自分の言動を揶揄されたり叩かれると自分に自信がなくなり、表情が暗くなったり、あまり表立って活動しなくなったり、人との関わりに消極的になってしまう。その為、こうした人間は表情を使う機会が乏しくなり、表情筋が発達しなかったり、表情をノンバーバルコミュニケーションとして使う経験が蓄積されず、表情が常に無表情気味かつ幼くなってしまう。
いや、研究事例はちゃんと示そうよ!まあ書いてあることはわからんでもないよ、わからんでもない。上司や先輩に怒られたり同級生にバカにされたりインターネットで誹謗中傷されたら凹んじゃうよね、引きずっちゃうよね。ウンウンわかるわかる。それはそれとして、この段落後半、同じことの繰り返しになっちゃってません?「顔の表情を使う機会が乏しくなる」、「顔の表情筋を使わないから発達しない」、「表情を使う経験が蓄積されない」、「表情が無」。極め付けには「顔が幼い」と、今まで一度も論じられてない幼さという主観的な形容詞を持ち出しちゃってます。GooglescholarやPubmedを使いこなしありとあらゆる論文を引用して鮮やかなストーリーを提示し、英語はおろかちょっと黒々とした文字の集合体さえ読めないパンピを納得させてみせるrei氏が、こんな小学生みたいな感想文をうっかり混ぜ込んでしまうなんて、とても私には信じられません。きっと何かの間違いでしょう。
まとめれば「発達障害男性は幼少期から多大なストレスに苛まされる事によってテストステロン値が低くなり、また人間との接触を避けるようになってしまい、結果として顔は男らしくなく、表情筋が発達せず幼い印象の顔になってしまう」という事だ。尚これは傾向の話であり、チー牛顔である事イコール精神障害であったり、虐めや虐待経験があったりする事を意味しない。
ツッコミどころが満載のまとめですね。簡潔にいきましょう。
・rei氏はストレスの語を、援用した論文とは異なる意味で使用している。
・rei氏は発達障害男性のテストステロン値が低くなる根拠を示していない。
・発達障害男性の顔は男らしくない傾向にある、と解釈できる論文はあるものの、rei氏が主張するところの表情筋の発達とは関係のない目や鼻や額といった器官そのものの位置に関する論文である。
・rei氏は、発達障害男性の顔が幼い印象を与えることについて言及する記事や論文を示していない。
腹立つのがさ、あくまで傾向の話なんですよ〜私はチー牛顔は精神障害者とは一言も言ってませんよ〜って逃げ道じみた一文を付け加えてるところなんだよね。何が原因で何が結果である、みたいな因果関係ってすごくややこしいじゃん。すぐコロッと逆転させちゃったりするじゃん、人間は愚かなので。今書いてる俺も、うん?どっちが先なんだ?って立ち止まっちゃうともうダメ。あーもう、こっすいよなあ、この一文を付け加えるだけで責任逃れられるみたいに思って書いてんですよ、この人。こんだけ嘘や誤認を誘導する駄文書いといて、「いや俺はそこまで言うてませんから、ほな^^」みたいな態度、要は舐めとるんですわ。文章を書くということも、読者のことも、発達障害者のことも、生き辛さを抱えてる人たちのことも、毎日研究室でせっせとデータ取って論文読んで人類の知の水平線を広げんと奮闘してる研究者のことも。腹立たしい。論文読むならちゃんと読め、使うならちゃんと使え、筋の通ってないこと書き散らかすな、知の冒涜も甚だしい。
入りきらなかったので後半に続きます
「husband」と「主人」に関するつぶやき(2019年分 その1)
奥さんとかお嫁さんとか旦那さんとか主人とかどれもしっくりこないのでwife、husbandって言葉を使ってます。たまにhusbandをええ感じの発音で言ったりします。— あっこ (@akko_osaka) 2019年1月29日
二言目にはダンナの悪口、世の奥さん達、なぜかそんなしょうもない存在を「主人」と呼ぶ不思議なならわし、主人は英語では the master。家内、嫁、旦那、亭主、、、時代に合わない日本語、せめて妻wife、夫husband、又は別の呼び方をすべき。— 松ちゃんJapan (@p5mtsmt) 2019年2月19日
こっち(香港)で中学生に「主人=husband」って説明したときも「字面も意味も完全にmasterなのになんで夫の意味なの……!?意味わからないし衝撃……。」みたいなリアクションもらったなぁ……。いい加減これに代わる常用呼称考えた方がいいと思うんだよね……。説明するこっちもいたたまれないし。 https://t.co/ALK37O1UpL— フランス語で猫の舌 (@kkggcc) 2019年2月20日
ちな、おなじアプリで日→英翻訳すると
主人→Husband
とでてくる( ´・ω・`)
(ご主人様はMaster)
(Google翻訳だと
主人→Master
ご主人様→Masterと出てくる)
日本語に適応させた結果だと思うけど 物悲しい— てく (@teikuuhikouki) 2019年3月16日
そもそも、女性が連れている配偶者(と思しき男性)を指す言葉で「ご主人様」「旦那様」が長く一般的であったことに、日本語そのものに染み付いている女性蔑視の根深さを感じます。
主人は英訳するとhusbandではなくmasterですし、masterの対義語ってslave(奴隷)とかservant(召使い・使用人)です。— ピルキュリアス🌻宇宙DJ🌸🧷🎅🎄 (@pillxpill) 2019年5月3日
まぁ英語圏の人に自分のパートナーのこと紹介するときは
my husband,〇〇
pls call 〇〇
っていうし、主人とか旦那とか言うのは違和感だわ、やっぱ— Rie rei RiL (@RiiiL111) 2019年6月16日
米国で2018年に「性差別的な男性は嫌だ!自分は男女平等的な態度を示す男性を支持する」と主張するフェミニストは実際に男女平等的な態度をとる男性を嗜好しているか?を調査した研究がある。当初は本人の申告通り、女性達は本人が自己申告するフェミニスト度(男女は平等であるべきという信念)が高いほど「男女平等的な態度をとる男性」を志向すると思われていたが、実際はフェミニスト度が高いほど性差別的な男性に魅力を感じていたことが明らかになった。このように、人間は性愛において主観における自己認識は客観的現実と符号するとは限らない
このnoteを引用してデマ呼ばわり(記事自体の根拠が捏造であるとした)したのに実際にはソースがちゃんとあったhttps://journals.sagepub.com/doi/full/10.1177/0146167218781000 という時点で今回の記事は討ち死にだと思います。
そもそもはてこさんやキリンさんは何に反論したかったのでしょうか?
ジェントルで性差別的な男性がモテるという話、私には全然不自然さを感じられません。それはあるだろうなと。
女性向けコンテンツを見ればわかるし。モテってそういうものでしょう?
これに「嘘だ!」っていう人はとぼけすぎ。
そもそも感動とか何かに魅力を感じるというのは動物的な部分なんです。
フェミニストであっても性的役割が強調されている異性に魅力を感じるのは当然。
差別は生物が生まれ持つファンクションです。私もあなたも差別が大好き。
ある傾向の異性を好ましいと思うのは間違いなく差別です。
ありのままの心で、自分の気持ちを大事に生きるというのは差別的な動物として生きていくということ。
まずは当人がおのれの動物的な心を観察して観察して、その心をしつけて乗り越える意志を持たないと唱えることも出来ないものなんです。
なのに現実に「差別反対」を旗印にする人は他人を罵って他人に説教するチャンスばかり探しているでしょう。
自分は差別丸出しのまま、動物剥き出しのまま、自分が動物であることも認めず、他人の非難ばっかりする行為を「差別反対」だと思っているんです。
だからあの人たちにとって「差別反対」は楽しいことばっかりの快楽なんです。
本当に理性的に「差別反対」に取り組もうと思ったらそんな気楽なスタンスであるわけがない。
大変に厳しく自分を戒めて人格を向上させていく修行の日々になる筈ですから。
キリンさんもはてこさんも、
あの程度の当たり前の記事を血相変えて否定しようとすること自体があなた達の信用のならなさを示しています。
私たちの理性によって打ち立てた理念が私たちの本性と対立しているのは当然なんです。
「私は差別大好きなメスですがそれを知性と日々の戒めで克服しようとする途上にいます」という人なら信用できます。
男性についても同じ。
「私は全くシミのないフェミニストです」みたいな顔をする男性は大ウソつきの他人攻撃大好き人間の騎士団系男子にすぎません。
「私は差別大好きなオスですし体がグラマーで頭悪いメスに惹きつけられる本性がありますが、人間として生きるために本性と戦っています」という人が本当に信用できる人ですよ。
シュナムル氏なんかを信じる時点でその人の知性はさびています。
彼を信じて自分で調べもせず攻撃的な気持ちになってブログを書いたから、今回の記事だってあえない討ち死にを遂げたでしょう。
一回でも結婚出来るには、でエビデンスになっちゃってるし、結婚が継続出来るかの離婚率はモテ力関係ないし。
一回でも結婚出来るのは当たり前?継続できなければ意味がない?んなわきゃない。50歳離婚歴ありと50歳結婚歴無しではどちらにモテ力がありますか?
意味はあるんだよ。
主旨のレイプファンタジーが間違っているは同意だけど、reiさんと白饅頭さんと小山さん憎しの私怨でとにかくどんな悪影響があるやり方でも論破!でぐちゃぐちゃになってる。
青識さんもそれを批判したんちゃうの?なんで乗ってんの?やっぱあの論点整理は見た人も擁護に見えてるし借金玉さんも批判と思ってないし本人だけがそう言い張ってるとしか。
とにかくあのやり方は若い内は結婚するためには通用する、続かなくても、年をとったらダメでも(でもこれは当たり前では?年をとったら結婚しにくいのでは?そもそも離婚率は普通でも3割強あるし)と言っちゃったことだよな。
借金玉さんの基準では結婚は続かなくちゃモテではない!になってるのも意味わからないことになってる。モテって結婚を続けるにはまず不向きでは?
てかそれなら結婚するまでは暴力性を出して結婚したらおとなしくなるが最適解になっちゃうのでは?それでいいの?それはレイプファンタジーの否定なの?
モテってのも各者の基準だし暴力性も各者の基準だから最初から議論にならないでしょ。私怨で狂い過ぎてて辛い。
私はモテの基準は交際・結婚してくれる異性がいること。暴力性は金だろうが腕力だろうが力で望まぬ物事・人を自分の意のままに出来る性能だと思う。
けどこれは各者だれとも基準がたぶん違うな。
一部の人を「1部の人」と書いたり、一時的を「1時的」と書いたりする人は着実に増えている。
一例として、Twitterで"1部の人"を検索した結果を貼っておく。
https://twitter.com/search?f=tweets&vertical=default&q=%221%e9%83%a8%e3%81%ae%e4%ba%ba%22
ネットスラングや「だは」のようにふざけて書いているとは思えない、至って真面目なツイートが並ぶ。
正直めまいがしてくる。
はてブのホッテントリにもこういう書き方をしている記事が上がっており、ブコメで盛大に突っ込まれていた。
→何故、発達障害男性(ASD)の人生には「そんな私にも恋人」が発生しないのか?|rei|note
https://note.mu/beatangel/n/n131507aa1da4
「1定はreiさんのウォーターマークみたいなもん」とフォローが入っていた。
しかしTwitterの検索結果が示す通り、もはや個人のウォーターマークになり得ないほど
アラビア数字を熟語に使う人(そしてそれに違和感を覚えない人)は増えているのである。
なぜこんなことになったのかは分からない。
スマホに搭載された辞書が何らかの悪さをしているのかもしれない。
まあ「一部」は「一つの部分」だから、アラビア数字で書くのもありか…
と思っていた矢先に「3日月」という表記を見かけた時の衝撃は忘れられない。
3日目の月だからこれもありと言えばありなのだが、さすがに変換していて変に思わないのだろうか。
自分には無理だ。
--------------------------
「1番、2番は~」というブコメが付いてるけど、自分はあくまで熟語の漢数字のことを言っている。
数える時に使う数字+単位のことは言っていない。(←こういうの"熟語"って言わないよね?認識違ってたらごめん)
数字部分と単位部分が独立しているから、これをアラビア数字で書くのはむしろアリだと思ってる。
例えば「全体」の対義語として辞書に載っている「一部」を「1部」と書くのは違和感があるけど、
物を数える時の1部、2部、3部…は、個人的には違和感がない。
気になる例:全体ではなく1部の人がそう言っている。
気にならない例:パンフレットをお客様に1部ずつ、スタッフには3部ずつ配ってください。
2019年当時は、最もという意味の熟語である「一番」をアラビア数字で書かれるのも気になっていた。(例:僕はこれが1番好きだ)
「1番目に好きだ」「2番目に好きだ」なら分かるけど「1番好きだ」は1律や1定と同じでおかしいでしょ、という。
でも数字+単位の「1番」と熟語としての「一番」の意味が限りなく近いし、真面目な文章でも頻繁に使われるので、流石に見慣れてきた。
あ、あと「着実に増えている」と言うなら前後のエビデンスを貼ってくれというご意見
00年代のエロゲが好きだった。2005年は出るゲームが名作だらけで凄い一年だったと思う。
その頃お前高校生だろ?って?「学生」だから大丈夫だ。合法合法。
さて、そんなオタク女だが20代(昨年)のうちに友達が全員既婚者になってしまった。
オタクイベントでペンライトを振ったりサイン会に行ったりコミケの売り子の手伝いをしていた一方で友達は皆彼氏とデートし写真を撮りセックスしたり結婚へと向かって行ったのだ。
このツイートを見て思う事があったので書き残す。
「今が楽しければ良い!」みたいな生き方してたオタクが、歳をとって若いオタクと話が合わなくなり、心身の衰えで新コンテンツを消化したり現場に行く事も出来なくなる1方、周囲は結婚し子供が産まれ別ステージに行き、気付けば世界に1人ポツンと取り残される。。。そんな怪談があちこちで頻発してるな— rei (@rei10830349) 2019年5月12日
<script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script>
さて、結婚するとなると日常からの出会いを期待出来ない環境の人間が行き着く場所は婚活だ。
だが、心の底から好きになれない。
……困った。
どうやって好きになるんだ?好きって何?
婚活からの出会いは日常パートがない。数回デートと言う名の面接をして告白されたら付き合う流れだ。
悪い人ではないと思うけど、好きでもない人と付き合っていいのだろうか。でも付き合うしかない。
周囲の既婚者や彼氏持ちの女性も「告白されたなら断るな。まずは付き合え。そのうち情が沸くから」と口を揃えて言う。
そのうち情が沸くを信じて付き合う。好きになれない。
男は不満が溜まり「増田ちゃんともっとイチャイチャしたい!」「そろそろシてもいいよね?」と迫られる。
いや、無理だろwwwセックスしたくなるほど好きでも何でもない奴とセックスするなんて。
男と違って女はセックスと愛を割り切れない。
「ごめん…ちょっと酔い過ぎたみたい…」と逃げるようにして何回タクシーに乗っただろうか。
そのうち情が沸くを鵜呑みにしていたが、ここでようやく「女は寝たら情が沸くだけ」なんだと気が付く。
エロゲみたいな紆余曲折からの涙、涙の大号泣セックスとまではいかないけど、やっぱり好きがあってのセックスがしたい。
17歳くらいのうちに処女は好きな相手と捨てておくべきだったんだ。今更気が付いた所で奇跡が起きて謎空間からの邂逅でループしたりなんてしない現実。
「ラブプラスの中古を買った奴www」と発売日に新品を買い逃したオタクを煽っていた処女厨も三十路の処女よりか若くて可愛い非処女がいいんじゃない?
お金持ちじゃなくていいから自分が好きだと思う人と付き合いたいな。
こんな歳になって女子中高生みたいな悩みが生まれるなんてホラーかよ。
結局は相手を受け入れるか否かなんだろうな。私を好きになってくれてありがとうって。
好きな人と処女を捨てたい人生だったけど、諦めて今のうちに猛アピールしてくれてる人に流されてしまおうか。
それこそ寝てしまえば情が沸くかも知れないし。やだな。
当たり前の話だけど、婚活って「結婚する為の活動」だから何気なく出会ってなんとなく気が合っての日常から溶け込む恋愛とは正反対なんだよね。
米紙ウォールストリートジャーナルは、令和を「"rei," which can mean auspicious(縁起が良い) in traditional texts, and "wa" meaning peace(平和).」と、
米ブルームバーグ通信は、「 "order(秩序)," and "peace(平和)" or "harmony(調和)"」と訳した。
英ガーディアン紙は、「TV commentators struggled to offer a direct translation」と英訳に難儀していると伝えた。
その上で、「"decree(政令)" and "peace."」としている。
ニプシー・ハッスルのツイート(オリジナルのツイートは削除されたので、リンクはスクショのツイート)
https://twitter.com/allblackmedia/status/954781996059906048
YouTube → 約7万6千円
Spotify → 約48万4千円
Apple Music → 約81万4千円
Tidal → 約138万5千円
Amazon Music → 約44万5千円
YouTube → 0.07円
Spotify → 0.48円
Apple Music → 0.8円
Tidal → 1.39円
Amazon Music → 0.4円
https://note.mu/toukeru/n/nd4dfd8255d6d
Apple Music 1.2円
LINE MUSIC 1円
Google Play Music 0.7円
AWA 0.7円
Spotify 0.4円
Amazon PrimeMusic 0.2円
https://twitter.com/HYOE_YASUHARA/status/994245758437048321
ちなみに
Apple musicで1回聴くと1円
作家にも2~3%くらい?
なんとなく相場がわかってくるよね
[追記]
一か月前の記事がなんでバズったんだ。
スポティファイは1再生0.4円 ストリーミング各社RYT額が公開
https://forbesjapan.com/articles/detail/17134
Napster:0.0167ドル→1.79円(1ドル107円で計算)
Apple Music:0.0064ドル→0.69円
Google Play:0.0059ドル→0.63円
カラオケでリライトしまくった世代にとってナンバーガールの名前は「あの伝説のバンドね」という印象だろう。
この世代で楽器を持ったことがある奴なら、聴いたことはなくても名前は知っているはずという存在だ。
当時は飾り気のない、そこらへんのお兄さんが楽器を構えているようなバンドが人気を集めていた。
今考えるとそれはAIR JAM世代やモンパチ、HYといった沖縄出身バンドの躍進でインディーズレーベルの存在感が増したことや、
ヴィジュアル系ブームに代表されるオーバープロデュース気味だった90年代からの反動があったんだろうと思う。
ELLEGARDENやバンプ、ベボベはまだしも、アジカンやフジファブリックの志村は飾り気のないというラインを超えて、モッサい予備校生にしか見えない出で立ちだった。
思えば一世を風靡したオレンジレンジも全身スウェットでMステに出たりしていたな。
というのが中高生にとってのカウンターカルチャーになっていた。
アジカンやくるりはメガネロックという雑な括りでメディアに取り上げられることもあった。
当時はバンドのフロントマンが公務員のような銀縁眼鏡をかけているというだけでも斬新に映ったのだ。
そのメガネロックのはしりとして紹介されていたのが、僕がナンバーガール、通称ナンバガを知るきっかけなのである。
当時既にYouTubeやWikiが浸透していたので、聞きなれないバンド名を見聞きしたら僕はすぐにググっていた。
ヒットしたサイトからアーティスト写真と簡単なプロフィールを見るところでは、
華奢な女性がギター、アンガールズ風のきのこ頭がドラムらしい。かっこいいと思った。
僕が思い出す限りではWikiを見ると
「eastern youthやbloodthirsty buchersらと並び、ピクシーズなどに代表されるオルタナティブロックを日本でいち早く取り入れた」とか
「向井のシャウトは『喉を切り裂いたようだ』と評された」とか、
「くるり、スーパーカー、中村一義と共に97年世代と呼ばれた」など、
よく知らないアーティスト名ばかりでいまいちピンとこなかったが伝説ぽいフレーズのオンパレードで胸が高まった。
そしてつべで「透明少女」「Omoide in my head」の動画を見てみたのだがその時はあまり良いと思えなかった。
理由は単純で「School Girl Bye Bye」「School Girl Distotional addict」収録の曲はどれも構造が複雑なのである。
AメロBメロサビというポップスに慣れきった中学生にとって「透明少女」はアブノーマル過ぎた。
ボーカルにまで楽器用マイクを使い、福岡にある馴染みの貸しスタジオで録ったローファイな音もとっつきづらかったのかもしれない。
終始キメキメな「U-REI」
無闇矢鱈にソリッドな「鉄風、鋭くなって」
アルバム「SAPPUKEI」は特に何回も何回も聴いたお気に入りである。
無論他のアルバムもZAZENもToddleもVolaもよく聴いたが。
イントロがいい。
すごくいい。ギターの響き?専門的なことはわからないけど、そこはかとないエモを感じる。演奏から滲み出る哀愁というか、明るさというよりはがむしゃらさ。
それは向井の「俺押さえ」と、ジャムセッションをする上での向井とギターのひさ子のコンビネーションによるところだ。
ナンバガにおいて向井はローポジでコードをカッティングしていることが多いが、
理論上ではジャズで用いられるセブンスコードと似た響きを持つこれらのフォームは「俺押さえ」と呼ばれている。
その「俺押さえ」にジャムセッションを重ねていく過程で、ひさ子がギターの音を補完すべくハイポジで弾きまくるわけだが、
何せ向井オリジナルのコードに絶対音感があるわけでもないひさ子が勘で合わせていくので結果的に分数コードになっているときもある。
複雑でごちゃつきながらも何故かスムーズに聞こえる、そんな奥行きのある響きを作り出せる。
つまりナンバガはバッキング主体で深いディストーショントーンという疾走感あるオルタナのスタイルにのっとりながら、
なんとなくわかる。
BLUE ENCOUNTや04 Limited Sazabysとか
Mrs. Green Appleとか何かみてくれいいもんな。
確かにかっこいいんだけど。
すごい。すごいぞナンバーガール。
この時代に改めてナンバガを褒めちぎられているの、すごくテンション上がった。
現役高校生だとするならば、一昔前の、