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2023-07-22

Fate/stay night実質的続編が出る

ロード・エルメロイⅡ世の事件簿」という小説作品がある。

これは、Fate/Zeroの続編にあたる作品

Zeroライダーマスターであったウェイバー・ベルベットロード・エルメロイ襲名した第四次聖杯戦争10年後の物語

時代設定は2003年2004年2004年2月衛宮士郎セイバー召喚した日に物語の決着がつくという作品だった。

その続編「ロード・エルメロイⅡ世の冒険」は2007年夏休み期間が舞台

西暦2014年に行われるという「冬木聖杯解体戦争」というシナリオの前日譚に位置していて

サブ主人公として第五次聖杯戦争アーチャーマスターであった遠坂凛がエルメロイⅡ世と行動する。

その最新作である第6巻が来月に発売されるのだけど

https://twitter.com/TMitterOfficial/status/1681863849786638337?s=20

夏休みを利用してモナコの友人の家に招待されている衛宮士郎が表紙に背中だけを写している。

左腕には包帯を巻いていて、アーチャーの腕を移植しているのだと察せられる。

19年前に一世を風靡した、Fate/stay night時計の針が大きく進んだエルメロイⅡ世の冒険

そこでは遠坂凛のその後だけではなく、空の境界両儀式とその夫である両儀幹也とその娘である両儀未那が出てきて空の境界の続編でもあり

さらに、MELTY BLOOD主人公であるシオンヒロインとして登場。

FGOからはオルガマリー・アニムスフィアが子供だった頃の立場で登場。

昔、Fate月姫にハマった人は、この機会にロード・エルメロイⅡ世を読んであの頃の作品の続きを楽しんではいかがだろうか?

あの世界の時計の針は止まっていない。

2022-12-15

自分が全巻揃えている漫画コレクション

◆出来る限り巻数が二桁以上の作品を中心に
◆一冊でも抜けている巻が無いシリーズに限る
単行本文庫本コンビニ本など種類は問わない
◆巻数は単行本換算の物を表記する

という条件で自分が全巻所持している漫画タイトル一覧を書いてみる。

本棚を眺めて目に入った順番から書き出しているので、作品タイトル作者名50音順になっていない事はどうかご容赦ください。

主に秋田書店

グラップラー刃牙 全43巻 作者 板垣恵介

バキ 全31巻 作者 板垣恵介

バトル・ロワイアル 全15巻 作者 田口雅之

覚悟のススメ 全11巻 作者 山口貴由

悟空道 全13巻 作者 山口貴由

鉄のラインバレル 全26巻 作者 清水栄一下口智裕

学校怪談 全15巻 高橋葉介

魔界都市ハンター 全17巻 菊地秀行 細馬信一

魔界学園 全21巻 作者 菊地秀行 細馬信一

魔殺ノート退魔針 全11巻 作者 菊地秀行 斎藤岬 (※幻冬舎コミックス

魔殺ノート退魔針 魔針胎動編 全6巻 作者 菊地秀行 斎藤岬 (※幻冬舎コミックス

主に講談社

AKIRA  全6巻 作者 大友克洋

銀と金 全11巻 作者 福本伸行(※双葉社

賭博黙示録カイジ 全13巻 作者 福本伸行

賭博破戒録カイジ 全13巻 作者 福本伸行

賭博堕天録カイジ 全13巻 作者 福本伸行

あしたのジョー 全20巻 作者 高森朝雄 ちばてつや

修羅の門 全31巻 作者 川原正敏

海皇紀 全45巻 作者 川原正敏

疾風伝説 特攻の拓 全27巻 作者 佐木飛朗斗 所十三

MMR マガジンミステリー調査班 全13巻 作者 石垣ゆうき

GTO 全25巻 作者 藤沢とおる

破壊王ノリタカ! 全18巻 作者 刃森尊

GetBackers-奪還屋- 全39巻 作者 青樹佑夜 綾峰欄人

コータローまかりとおる! 全59巻 作者 蛭田達也

新・コータローまかりとおる! 柔道編 全27巻 作者 蛭田達也

コータローまかりとおる! L 8巻 作者 蛭田達也

寄生獣 全10巻 作者 岩明均

主に白泉社

彼氏彼女の事情 全21巻 作者 津田雅美

フルーツバスケット 全23巻 作者 高屋奈月

風と木の詩 全17巻 作者 竹宮惠子 (※小学館

デトロイト・メタル・シティ 全10巻 作者 若杉公徳

ホーリーランド 全18巻 作者 森恒二

パタリロ西遊記! 全8巻 作者 魔夜峰央

パタリロ源氏物語! 全5巻 作者 魔夜峰央

集英社

キャッツ・アイ 全18巻 作者 北条司

シティーハンター 全35巻 作者 北条司

るろうに剣心 全28巻 作者 和月伸宏

武装錬金 全10巻 作者 和月伸宏

魔人探偵脳噛ネウロ 全23巻 作者 松井優征

花さか天使テンテンくん 全17巻 作者 小栗かずまた

BLACK CAT 全20巻 作者 矢吹健太朗

Mr.FULLSWING 全24巻 作者 鈴木信也

ROOKIES 全24巻 作者 森田まさのり

太臓もて王サーガ 全8巻 作者 大亜門

地獄先生ぬ〜べ〜 全31巻 作者 真倉翔 岡野剛

ボンボン高校演劇部 全12巻 作者 高橋ゆたか

エンジェル伝説 全15巻 作者 八木教広

封神演義 全23巻 作者 藤崎竜

幽☆遊☆白書 全19巻 作者 冨樫義博

北斗の拳 全27巻 作者 武論尊 原哲夫

花の慶次 全18巻 作者 隆慶一郎 原哲夫

ライジングインパクト 全17巻 作者 鈴木央

ペナントレース やまだたいちの奇蹟 全14巻 作者 こせきこうじ

ジャングルの王者ターちゃん♡ 全20巻 作者 徳弘正也

真島クンすっとばす!! 全15巻 作者 にわのまこと

ダイの大冒険 全37巻 作者 三条陸 稲田浩司

めだかボックス 全22巻 作者 西尾維新 暁月あきら

ジョジョの奇妙な冒険 全63巻 作者 荒木飛呂彦

ジョジョの奇妙な冒険 Part6 ストーンオーシャン 全17巻 作者 荒木飛呂彦

スティール・ボール・ラン 全24巻 作者 荒木飛呂彦

ベルサイユバラ 全10巻 作者 池田理代子

オルフェウスの窓 全18巻 作者 池田理代子

小学館

め組の大吾 全20巻 作者 曽田正人

吼えろペン 全13巻 作者 島本和彦

スプリガン 全11巻 作者 たかしげ宙 皆川亮二

ARMS 全22巻 作者 皆川亮二 七月鏡一

ADAMAS 全11巻 作者 皆川亮二 岡エリ(※講談社

B・B 全31巻 作者 石渡治

機動警察パトレイバー 全22巻 作者 ゆうきまさみ

拳児 全21巻 作者 松田隆智 藤原芳秀

うしおととら 全34巻 作者 藤田和日郎

からくらサーカス 全43巻 作者 藤田和日郎

みゆき 全12巻 作者 あだち充

タッチ 全26巻 作者 あだち充

ラフ 全12巻 作者 あだち充

虹色とうがらし 全11巻 作者 あだち充

H2 全34巻 作者 あだち充

クロスゲーム 全17巻 作者 あだち充

一球さん 全14巻 作者 水島新司

野球狂の詩 全17巻 作者 水島新司 (※講談社

最強!都立あおい坂高校野球部 全26巻 作者 田中モトユキ

少年画報社

ヘルシング 全10巻 作者 平野耕太

トライガン 全3巻 作者 内藤泰弘

トライガンマキシマム 全14巻 作者 内藤泰弘

血界戦線 全10巻 作者 内藤泰弘(※集英社

スクウェア・エニックス

スパイラル推理の絆〜 全15巻 作者 城平京 水野英多

スパイラル・アライヴ 全5巻 作者 城平京 水野英多

ヴァンパイア十字界 全9巻 作者 城平京 木村有里

絶園のテンペスト 全10巻 城平京 左有秀 彩崎廉

最遊記 全9巻 作者 峰倉かずや

最遊記RELOAD 全10巻 作者 峰倉かずや (※一迅社

その他

バイオレンスジャック 全31巻 作者 永井豪(※日本文芸社

虚無戦記 全7巻 作者 石川賢(※双葉社

主に角川書店

機動戦士ガンダムSEED ASTRAY 全3巻 作者 千葉智宏 ときた洸一

機動戦士ガンダムSEED ASTRAY R 全4巻 作者 千葉智宏 戸田泰成

機動戦士ガンダムSEED X ASTRAY 全2巻 作者 千葉智宏 ときた洸一

機動戦士ガンダムSEED DESTINY ASTRAY 全4巻 作者 千葉智宏 ときた洸一

機動戦士ガンダムSEED C.E.73 Δ ASTRAY 全2巻 作者 千葉智宏 ときた洸一

機動戦士ガンダムSEED FRAME ASTRAYSスペシャルエディション 全1巻 作者 千葉智宏 ときた洸一 (※メディアワークス

真月譚月姫 全10巻 作者 佐々木少年 (※メディアワークス

MELTY BLOOD 全9巻 作者 桐嶋たける

MELTY BLOOD X 全2巻 作者 桐嶋たける

以上となりました。

こうやって改めてタイトルを並べて見ると、自分少年漫画ばかり集めて少女漫画には殆ど触れてないんだなあ…と思った。

秋田書店209冊、白泉社102冊、集英社系609冊、小学館系397冊、少年画報社系37冊、スクウェア・エニックス系58冊、その他38冊、角川系37冊で計算違いが無ければ合計1487冊です。多分。

追記

誤字を修正しました。

追記しました。

並びをある程度出版社順にしました。

講談社系378冊が抜けていました。計算違いが無ければ合計1865冊です。多分

追記2】

龍狼伝 全37巻 作者 山原義人(講談社

が抜けていました。合計1902冊です。多分

追記3】

30代から50代のラインナップとコメントしている方が居ますが、今年で29歳なので一応まだギリギリ20代です

2021-02-08

月姫リメイク発表で私は型月に失望信頼度は0になった。

先に言っておきます、これは長いただの吐き出しです。


2020年大晦日Fate特番最後最後月姫リメイクPVが流れた。

PVが流れ始めた瞬間は素直にうれしかった、キャラ紹介が始まるまでは。

PV見終わった時の感情失望だった。タイトルへの失望TYPE-MOONへの失望の両方。

FGOの初期ですら信頼してたTYPE-MOONというメーカーへの信頼は0になったよ。


TYPE-MOONというメーカー奈須きのこ氏の(凝り性な)シナリオによる

世界観キャラクターを売りにしている。

学生時代に「Fate/stay night」を初めてプレイした時はシナリオ

キャラクターの魅力に夢中になったし、友人から借りた月姫歌月十夜同人とは

思えない魅力が満載でそれ以降追っかけ続けるメーカーになった。


一方でTYPE-MOONは自社作品が別媒体になるとき、余計なことをして「コレジャナイ」と

思うことが多い。


DEENFateアニメでは桜がボンテージで出てきて「ええ・・・?」と困惑した。

出番が少ないからといって元々評価のいいシナリオを改変しなくてもよくない?


ufoUBWでは1期ラストLisaさんの「THIS ILLUSION」が流れた時。

なんで原作OP版じゃないんだ?「ドラゴンボールZ 神と神」でEDFLOW版の

CHA-LA HEAD-CHA-LA」聞いた時と同じがっかりした気分だったよ。私が聞いて

盛り上がるのは影山ヒロノブ版だよ。急にカバー版流されても思い入れあるわけないでしょ。


Extraのアニメが放映された時。

せっかく現状気軽にプレイできないPSP版Extraの代わりになったのに、なんで

設定も展開も変えちゃったの?ネロメインなのはわかってたんだからゲーム

どおりの展開そのままで良かったでしょ。


・・・でもこの「やらかし」はTYPE-MOON自身製作しているゲームの話じゃない。

本職であるTYPE-MOONが作っているゲームではFGOの初期の不具合祭りくらいで、

やらかし」はほとんどなかった。だから安心していた。


少し疑念が生まれたのは月姫リメイクビジュアルが公開された時だった。

アルクェイド代名詞だった「特徴的な四角い髪形」「紫のロングスカート」、

シエル先輩の特徴的な「もみあげ」が変更されていたとき


リメイクの発表自体は本当にうれしかったが、正直ビジュアルにはがっかりした。

どうしてぱっと見でそのキャラ判断できる貴重な特徴を消すのか。特に髪形。

ぶっちゃけ前の方が特別感あってよくない?みんなその特別感出すために

キャラデザに頭悩ませてるんじゃないのか・・・

リメイクキャラデザ変更して不評を買っている作品は多々あるのに。


疑念は晴れなかったが、そもそも原作プレミア化している「月姫」だし、

TYPE-MOONへの信頼もあって「まあ、もしかしたらパッチで旧作っぽい感じのとか

実装されるかもしれないし・・・。」と淡い希望自分をだましていた。まあ

労力やばすぎて実現性0だけど。


そこからリメイク10年以上寝かされた。

正直FGO完結までは動きがないだろうなと思っていた。

けど2020年12月月姫20周年であり「Fate特番だけどなんかあるかも・・・。」

番組を見ていた。月姫のことは期待しないで(村正実装はうれしかった)。そしてPV放送

前述の通り、PVの序盤、見覚えのあるテキストが出てきた時は画面に釘付けになった。

鼓動は早くなり感情は高ぶった。

そしてキャラ紹介が始まると同時に落ちたテンション


キャラクターの声優が全部違う。


速攻で同好の士LINEを入れた。

月姫リメイク声優変わってるんだけど。きちー。これはひどい。」


私は声優オタクというわけではないし、声優が変わったことでよくなる作品もあるし、

リメイクから声優変わることも・・・。と思う人がいることは理解できる。

しかしながら「設定やキャラクターを売りにしている」TYPE-MOONを追いかけていた私は看過できなかった。

というのも、月姫は少し特殊な状況だったから。


月姫2000年に同人ゲームとして頒布され、2003年に関連作品がまとめられたベスト版「月箱」が

頒布されたことによりシリーズが終わった作品だ。

しかし、実際のところそれよりも長く月姫コンテンツは続いていた。

それを担ったのが漫画版真月譚月姫」、そして2002年に同人ゲームとして

フランスパンから頒布された「MELTY BLOODシリーズだったと記憶している。


特に格闘ゲームとして頒布された「MELTY BLOODシリーズ2010年まで続編が作られ、2011年の

続編のアプデで新キャラが追加されパッチが終了するまで月姫キャラクターコンテンツ

供給元となっていた。

キャラが増えれば一人用モードシナリオも追加されていた。

同人からアーケード移植された際も当時の新規タイトルとしては異例のヒットを記録していた。

さら2016年まで漫画版、そしてその続編も連載されていた。

からたかぎり月姫コンテンツ

直近まで引っ張ってくれていたのは「MELTY BLOODシリーズだった。


そして現在月姫キャラクターの声が固定されたのも「MELTY BLOODシリーズだった。

当時からしても同人ゲームとは思えない声優陣にて構成されていたし、何よりも

どれも完璧キャスティングだった(奈須きのこ氏も絶賛してた記憶がある)。


でもファン(私)にとっては悩ましい状況になった。

なぜなら「MELTY BLOODシリーズあくまで「月姫」の外伝立ち位置作品であり、月姫本編は

既に完結していたためボイスがない。

さらに「MELTY BLOOD」が同人からアーケード移植されたあたりから

「MELTY BLOODからキャラクターに興味を持っても「月姫自体がすでにプレミア化しており

勧めづらい状況になっていたからだ(漫画版はあったが当時は連載途中かつ内容は一部しかからない)。


こういった状況と、当時TYPE-MOONが手掛けていた「Fate/hollow ataraxia」後の奈須きのこから

「次は月姫リメイクしたい」と発言もあったので(そのあとも事あるごとに言っている)、

MELTY BLOOD」の声優陣でプレイできる月姫リメイクをずっと熱望していた。


TYPE-MOON2012年の自身10周年フェスで「MELTY BLOODシリーズ声優の目の前で

月姫リメイク」の新規PVをお披露目していたし(サプライズ声優さんもすごく喜んでた)。


でもTYPE-MOONこの声優陣を切った。

「本編が完結した以降も、長年月姫コンテンツに貢献してくれていた

外伝で、長年演じてくれていた声優陣を前に、月姫リメイク製作を発表していたにもかかわらず、

その方々が絶対月姫本編を演じれない状況」を作り出した。


そしてその変更に対しての奈須きのこ氏の声明が知りたくて、同氏が書いているブログを見に行った。

そこでの声優陣へのコメントが「なにより20年間、先だってキャラクターたちに命を吹き込み、

イメージを作り上げてくれた今までのキャストさんのおかげです。」これだけ。


まりにも不義理だ。


アホかと言いたい。


正直これでキャラクターを大切にしてますと言われても信じられない。

エヴァでもFF7Rでも声優継続してる昨今で。

まだほとんど声優陣現役なんですけど。

せめて声優変更について公開と同時に公式サイトでもなんでもいいか意図説明を出してよ。

やむを得ない事情声優さんが辞退したから一部変更、とからならまだ納得する。

TYPE-MOONエース月姫声優にこのキャラあなたしかいない!とか特集記事作ってたのは何だったんだ。

年明けの1月30日Fate劇場版BD座談会であった声優の選定などの質問に対して

「(声優が)一度決定してしまえば、キャラクターは半分その人のものです。」とか声優変更した後に言うか普通


これが昔、一回月姫リメイクしていて、今回再始動します!なら理解できる。

でもこのリメイクFateシリーズが「hollow ataraxia」で一区切りついた後も言及されただけで

展開されることがなく、本当にやっと動いた待ち望んでいたリメイクだった。


正直月姫リメイクについて、私は過度な期待は当時からしてない。

MELTY BLOOD」で使用されているキャラクター絵くらいのグラフィックで、

そのグラフィックで一枚絵を作り直してちょっと増やして、

演出は「Fate/stay night」くらいのクオリティで、

同人版として頒布された月姫シナリオ販売できなそうな問題あるとこだけ修正して、

BGMちょっと増やして、SEFateのを使いまわして

ボイスは「MELTY BLOOD」の声優陣で収録して、

同人版には入ってなかった弓塚さつきルートを入れて。


今でもこれだけでいいと思ってる。これでさっさと出してほしかった。

これだけでよかったのにもう叶うことはない。

マジで原作自身が一番余計なことをしてくれた。正直しんどい

15年以上信じて待っていたのに。

なんでこんなにリメイク成功例が多々ある世の中でこんな選択をしたのか理解できない。


いや、おそらくTYPE-MOONはもう、昔のファンを切りたいんだと思う。

FGOから新規ファンの方がもう母体が大きいし、過去作品との設定の矛盾

キャラクターの扱いに突っ込みを入れたりしないファンしかいらないんだろう。


でもそもそも設定やキャラクターを売りにしているのはTYPE-MOON自身だ。

だったら最初から売りにするなと言いたい。

そういう緻密で凝り性なところが受けた要因の一つでしょ。

あと声を出さないだけで、古いファン思ったよりまだいっぱいいると思うよ。

そして同じように感じた人もまあまあいると思うよ。

今年になってから月箱の中古価格2倍くらいになってるし。


あとこうなったら自分TYPE-MOONにハマるきっかけになったFateシリーズでも

警戒しなきゃいけないこともしんどい

stay nightのアニメHeaven's Feelで一応完結したし、「MELTY BLOOD」の声優陣と

Fate/stay night」の声優陣も年齢が近い。

Fate20周年、いや25周年?どこかで声優変更もあり得ない話ではないことを月姫証明してしまった。

FGOも完結後しばらくはないだろうが、正直わからない。

魅力的なキャラクターも大切にしてくれてたから、設定とかも調べたくて

今まで書籍やグッズとかもいろいろ買ってたけど、もういいかな。


万に一つの可能性としてTYPE-MOON古参向けにクラウドファンディングとかで資金を集めて、

同人月姫を全年齢用にちょっと手直しして現行PC用に移植して「MELTY BLOOD声優陣の

ボイス入れるくらいしか残された道はなさそうだけど無理だろう。

もし万が一PC版出るなら痕リニューアル版みたいに原作収録くらいはしてくれるかもしれない。

まあだいたいのキャラデザ変わるリメイクとか出たら、リメイク前は関連商品含め、

触っちゃいけない腫れ物みたいな扱いになるけど。


なんか最後とっちらかったけど許して。

正直自分失望吐露たかっただけなので。

ツイッターとかやってないサイレント勢だけど、

文章に起こすと多少気がまぎれるね。


最後にこれを読んでくれた人へ

読んでくれてどうもありがとう

ダメージ受けた私から言えることは、相手が今信頼できてもあんまり入れ込まない方がいいよ。

人じゃなくても信頼してた物から裏切られるときついよ。

2020-10-14

anond:20201013155752

 あまりに同世代ヲタク過ぎて笑ってしまった。スルーするつもりだったが、いいものを読ませて貰ったので俺も勝手に当時のことを語ろうと思う。


 といっても、大筋の所では同意するし否定するようなところもない。

 「ネットに対する信頼があったから」なんてのは、まさにそんな感じだよなぁというところだ。

 だからまぁ、あんたよりもう少しだけ型月の方にいたヲタクとしていくつかの補足をしようと思う。


 まず抑えておきたいのは、月姫からFate/Snの間にいくつかファン流入してくる導線があるところだ。

 言及されているうちの一つとしては、空の境界。これがライトノベル同人小説を読む層、つまり小説読みのヲタクリーチしていた。参考リンクとして以下。ttp://maijar.jp/word/serifu/ka-1.htm#kara

 文脈簡単解説するが、当時Webにあったライトノベルクラスタのうち最大規模の感想サイトで取り上げられていた、という理解をして欲しい。もちろん規模は"当時としては"だ。ユニークユーザは今とは比べものにならないくらいの身内感だった。が、そういう層にも確かに届いていたし、そこのファン層がFateを買った、というのは事実だ。

 次に、格闘ゲーム。つまりMelty Bloodだ。

 当時何故かPCで出来る同人格闘ゲームが大流行していた。主要タイトル年代別に並べると、QOHEFZパブレ、そしてメルブラ、というところになるだろうか。昼はゲーセン格ゲーをやり、夜に集まってはPC対戦格闘ゲームを繰り返していたような層にもリーチしていた、という理解をしてくれればいい。クラスタとしては近いようで割と遠いのだが、そういう層にも届いていたのを観測した記憶がある。

 ここのところはあまり詳しくないので別の誰か補足してくれてもいい……が、本題から外れるか。

 もう一つは、2次創作同人誌やSSというところになろうか。

 感覚的には月姫からFateにかけてで一気に同人ショップの棚が型月で埋まったような記憶はあるが、流行廃りもあるしあくまで印象の域を出ない。というわけで探してみたところ、コミケジャンルコードサークル数を記録しているところを見つけた。ttp://myrmecoleon.hatenablog.com/entry/20071227/1198710524

 TYPE-MOONジャンルコード独立したのはC68(2005年夏コミ)。その時点で葉鍵に近いサークル数が参加していた、といえば当時の人気振りが分かるだろうか。

 また、SSでは全自動月姫Linksというものがありかなりの利用者がいたはずだが、記録が残っていないため登録されていたSS数やアクセス数というような指標を見つけることは出来なかったことのみ記しておく。


 上記のような流入公式作品の発売時期と集めてまとめると以下のようになる。

 2000年8月 月姫半月版)

 同12月 月姫(完全版)

 2001年8月 歌月十夜

 同12月 空の境界上下/同人書籍版)

 2002年12月 Melty Blood無印

 2003年4月 月箱

 2004年1月 Fate/Stay night

 2005年10月 Fate/hollow ataraxia

 こうしてみると、関連商品コンスタントに出ており着実にファン数を増やしていった、という風に見えるのではなかろうか。Sn発売日にはかなりに騒ぎになったが、そこまでに「これは確実に売れる」という感触ユーザーにも小売店にもあったのだろう。

 そういえばこんな広告も出ていた。ttps://twitter.com/kai_morikawa/status/1292650932866408453


 また、いくつか補足をしておくと……

 書籍版の空の境界はかなりの数が出たようだ。俺の手元にある物を確認すると、02年の5月に第4版が発行されている。その後、講談社ノベルス講談社文庫と発刊されていることも記しておく。

 月箱も、あくま月姫+歌月十夜+PlusDisc(厳密にはPLUS+DISC)という既に発表済みの物をまとめただけのこともあり、当時の雰囲気は「いやみんなバラでもってるからわざわざ買わんでしょ……」という感じだったのだが、最後に括弧書きで(まぁ俺は買うけど)とついていたのか、当時の時点で思ったより裾野が広がっていたのか、同人ショップ店頭に山積みになっていて「いやこんなに売れるんか?」と思ったはずの月箱が気付いたら売り切れてプレミア価格になっているのに首を傾げた記憶がある。つまり今思えば、そのくらい売れていたのだ。


 あとは何だろうか。

 個人的にはハブになるようなニュースサイトサイト運営者のようなインフルエンサーの影響もそうだが、口コミの影響というのはやはり大きかったなぁという印象がある。げんしけんのようなヲタサークル話題だったり、通っていたサイト日記だったり掲示板常連書き込みだったり、あるいはチャットソフト揶揄されたオンラインゲームの中の雑談だったり。自分としても、そういうなんとなく知っているくらいの人達から口コミで知った作品というのは数多いし、きっとそうやって月姫を、あるいはFateを知った人というのも数多くいたのではないかと思う。


 俺も葉鍵からこの世界に入ったクチだが、学生から社会人になって忙しくしてエロゲーがあまりできなくなったりしているうちに気がついたら祭りが終わっていた、という感じで妙に寂しくなったのを覚えている。でもまぁ、こうやって見も知らぬ誰かと当時のことを語り合えるのだから、案外まだ捨てたもんじゃないさ。

2020-10-13

anond:20201003105829

結論だけ書くと月姫Fateまでで10万本クラスの売上を出すKEYに並ぶブランド力をつけて期待通りの優れたゲームを出したから当然の売上だよねって感じ

当時ブームになるのを少し後から追った位の消費者側だから間違ってたらすまんが

そもそも月姫が評判が評判を呼ぶ大ヒット。当時はオタク界では美少女ゲームが一大ジャンルKanonAIRToHeartシナリオ重視の作品がもてはやされている所に同人界で注目を集める程の良いシナリオゲーを作ったら注目が集まらない訳がない。

Kanon教養だよね。みたいなシナリオ重視の美少女ゲーは皆やって当たり前な風潮もありブランド価値うなぎ昇りで型月は葉鍵に並ぶ美少女ゲーム界のトップTierに躍り出た。

長く続くアーケードにもなる傑作MELTY BLOODが生まれたりと作品供給継続され人気が維持し、月姫アニメ2003年10から放送されこれ以上ない注目を集めた後に

Fate/stay nightは2004年1月販売された。内容も当時のナンバーワン級と言ってもよい出来でKEYの名作CLANNADを上回る結果になった。

2018-01-02

FGOが気に食わない

これは、典型的な「自分でやっていない、なにやら盛り上がっている作品を、気に食わないと上から目線批判する文章」だ。

本文は『月姫』と『Fate/stay night』のネタバレを含む可能性がある。特にFate/stay night原作を未プレイで、劇場版Fate/stay night [Heaven's Feel]』の続きを楽しみにしている人は、ネタバレを含むため読まないでほしい。

Blue Blue Glass Moon, Under the Crimson Air.

私が奈須きのこ作品出会ったのは2003年月姫月姫PLUS+DISC、歌月十夜の3作が収められた『月箱』であった。いわゆる型月ファンとしてそれほど古参というわけではない(型月における古参とは、竹箒に連載されていた時代の『空の境界』読者――とまでは言わないものの、最低でも2001年には『月姫』に触れたレベルを指すものだろう)。当時『ONE』『Kanon』『AIR』に心酔する所謂鍵っ子」であった私は、もちろん月姫の噂は聞いていたものの、手を出すきっかけを掴みかねていた。月箱が頒布されたのは、そんなときである歌月十夜まで一揃えで化粧箱に収められたそのパッケージは、初めてのTYPE-MOONとしては最適であった。同時期、彼らが商業へと移行し、次回作Fate」は商業ゲームとしてリリースすることを発表したことも背中を押した。群雄割拠エロゲ界についに鳴り物入りで乗り込んでくる新進気鋭の代表作を、体験しておかねばならぬと考えたのだ。

果たして、私はTYPE-MOONの虜となった。

月姫』は衝撃であった。連綿と積み重ねられてきたビジュアルノベル恋愛アドベンチャーゲーム文法に沿っていそうに見えながら、しかし決定的に異なる「それ」は、私に新しい刺激を与えてくれた。私はシエル先輩が好きになった。この文章を打っている2018年に至ってなお、人生オールタイムベストシエル先輩だと胸を張って言える。もちろんそれだけではない。ファーストインパクトとなったアルクェイドが醸し出す寂しさを、そして、ひまわり畑で微笑む琥珀さんの愛おしさを、今なお昨日のことのように思い出せる。

月姫の魅力のひとつに、不思議ノスタルジーがあると思っている。あの文章グラフィックと音楽には、懐かしいナニカを思い出させるものがある。去り行く少年時代を描いた作品だからだろうか。遠野邸の遠い記憶がそうさせるのかもしれない。

PLUS+DISC、歌月十夜まで一気にプレイした私は、そのまま『MELTY BLOOD』も楽しんだ。シエル先輩を動かせるのが楽しかった。弓塚さつきの話が出ると抜き身のナイフのようになる志貴を思うと切なくなった。琥珀さんが楽しそうで涙が出た。G秋葉ゲラゲラ笑った。

したらばのTYPE-MOON板にも入り浸った。それまで葉鍵板が主戦場であった自分が。当時、すでに「月厨」は鬱陶しい存在として認知されていた。私は努めて無関係な場ではTYPE-MOONの話をしないようにし、型月板でその分、目一杯、楽しんだ。たくさんのアンソロジーコミックにも手を出した。武梨えり佐々木少年磨伸映一郎……(そういえば特に好きだったこのお三方はみな現在商業作家として活躍中であり、同時に、シエル先輩ファンであった。当時、武内崇は「シエル先輩が好きな作家さんは漫画力が高い人が多い」というような趣旨の発言をしていた記憶がある)。

だが。不思議もので、このとき私は『空の境界』にはハマらなかった。もちろん原作は読んだのだが。当時、マルチシナリオ形式のビジュアルノベル未来を見ていたためか。あるいは、純粋に趣味に合わなかっただけなのか。後年、空の境界アニメ映画化され大ヒットを飛ばすことになる。

――――――体は剣で出来ている。

2004年、ついにTYPE-MOON商業作品第一弾『Fate/stan night』がリリースされる。もちろん発売日に予約して買った。事前の雑誌での情報を見ていて、藤ねえお気に入りだった(まさかあんなことになるなんて)。ライダーさんはビジュアルだけ見て絶対アサシンだと思っていた。体験版の段階でクオリティが大幅に上がっていることは明らかだった。心が躍った。世界が変わる瞬間が、目の前にあった。

魔術師英雄跋扈する本作を終えて、私は思った。私は優秀な魔術師でも高潔英雄でもなく、なんでもない、取るに足らない、醜い人間が好きなんだと。だから私は、間桐桜衛宮士郎物語が好きになった。

桜は魔術師ではあるが、本作においては魔術師としてよりも、もっと違う存在として描かれる。衛宮士郎もまた、魔術師ではなく魔術使いとして描かれる。そしてラストシナリオであるルートでは、桜は家族呪縛から解き放たれて人間として生き始め、士郎は正義の味方に憧れたロボットからひとりの人間に生まれ変わる。魔術師英雄が闘い続けた果てにたどり着いたのが、ふたり人間の、人間としての歩みであったことは、とても感動的で、同時にこれが、奈須きのこが幻の弓塚さつきルートで実現しようとした未来なのではないか想像した。

そして絶望する。ご存じの通り、桜ルート批判された。当時の型月板は荒れた。セイバールートと凛ルートが絶賛されるとともに、桜ルートは徹底的に批判されたのだ。

イリヤスフィール物語オーバーラップして主題が分かりづらいという主張には一理ある(一説にはイリヤルートを作るリソースが間に合わず、桜ルートに混ぜた、と言われている)。描写不足であるという批判も、ある意味では仕方ないだろう。だがそれ以上に、ファンたちは、「多くの人間を殺しながら幸せなエンドを迎える桜」と、「正義の味方であることを諦めてセイバー犠牲にした士郎」を批難した(正確には、彼ら2人に対してというより、そのようにある物語を避難した)。私は憤慨した。衛宮士郎の、何を見てきたというのだ。

正直に言うならば、私はセイバールートや凛ルート衛宮士郎が嫌いだ。凛ルート遠坂凛も苦手である。はっきりと言ってしまえば、物語として楽しみながら、登場人物たちに対しては苦々しい思いを抱き続けてプレイした。そんな彼らが、桜ルートで丸ごと好きになった。桜ルートでは、みな、人間として生きている。それが愛おしかった。

同時に、TYPE-MOON作品のふたつの側面のうち、ファンに望まれる側と、望まれない側が見えた気がした。考え過ぎかもしれないけれど、私がより好む側は、望まれていないように見えた。

それは、未来を取り戻す物語

これ以降、私はTYPE-MOON作品と少しずつ距離を置くようになっていく。厳密に言えば『Fate/hollow ataraxia』は心から楽しんだ(アンリマユとカレン・オルテンシア物語はとても好みだ)。だが、『DDD』は未読、『Fate/Zero』は同人誌として頒布された際に1巻だけ読んで断念、『Fate/unlimited codes』『Fate/EXTRA』には手を出さず、期待した『魔法使いの夜』はプレイしたものの、それほど心惹かれなかった。この間、各種メディア展開で楽しんだものは、佐々木少年による漫画版真月譚 月姫』のみであった。パスタ先輩のことは一生許さないよ。

時は流れ、2014年7月27日。もうTYPE-MOONに何の期待もしなくなった私は、それでも「Fate Project 最新情報発表会」をニコ生の中継で見ていた。そこでUBWのテレビアニメ化や『Fate/strange fake』の正式出版化に並んで、ひとつの新作が発表された。『Fate/Grand Order』。通称FGO。ついにソーシャルゲームをやるのか、と私は冷めた目で眺めていた。むしろ発表会本編終了後のサプライズHeaven's Feel劇場版制作決定の発表の方が魂が震えた(今でもあの瞬間の、観客席からの絶叫と、涙を流しながら挨拶をする下屋則子さんの姿をよく覚えている)。

私はソーシャルゲームほとんどやらなかった。手を出してみたことはあるが、純粋に楽しみ方が分からなかった。というよりそれ以前に、私はいわゆるオンラインゲーム全般が合わなかった。だからFGOが楽しめるかどうか不安だった。2015年サービス開始に合わせてダウンロードし、序盤をプレイした。だめだった。まったく合わなかった。どう頑張っても楽しむことができなかった。私はFGOをアンインストールし、Twitterタイムラインに流れてくるFGOプレイヤーたちの悲喜こもごもを眺めるだけになった。年を重ねてしまった、と感じた。

やがて、現実人間関係の中でも、FGOの話題が上がることが増えてきた。2016年末のイベントの様子はTwitterでも見ていたが、彼らはとても熱っぽくFGOがいか面白く、衝撃的で、とてつもないかを語った。私は羨ましかった。もうTYPE-MOON作品でこんなにも熱く語れることはないだろう。そう思った。

私はFGO本編をプレイしていない。いろいろと明かされたアレやソレを、なんとなく知識で知っているだけだ。そうした立場評価するのは御法度であろう。それでも私はFGOが気に食わない。これは負け惜しみだろうか。それともただの老害しかないのだろうか。私が好きだった奈須きのこTYPE-MOONの描く取るに足らない人間たちの物語は、もしかするとFGO本編でも繰り広げられているのかもしれない(琥珀さんルートや桜ルートが好きで、かつFGOのシナリオがそれと同様に面白い、という人がいたら、ぜひ魅力を語ってほしい。皮肉ではなく、ぜひ知りたい)。だけれども、数多くの英雄スマートフォン上で戦い続け、それをプレイするファンたちが嬉々としてお気に入り英雄が引けたことをTwitter上に報告する様子を、どこか冷めた気持ちで眺めてしまう自分に気付く。私がTYPE-MOONに求めていたものは、これだったのだろうか? 幾度となく繰り返されてきた、単に自分が望むような創作から外れていってしまった存在を寂しく思うという、これはきっとただそれだけのことなのだ。つまり、八つ当たりと取ってもらって構わない。

劇場版Fate/stay night [Heaven's Feel] I.presage flower』は、公開初日に映画館に観にいった。素晴らしかった。須藤友徳監督の、間桐桜と桜ルートに対する圧倒的な「理解」に目眩がした。アバンで桜と士郎の「それまでの日々」をたっぷり描いた時点で、完全に勝利だった。FGOで得た利益でこんなにも素晴らしい映像作品が作れるのなら、FGOに感謝すべきであろう、などと思った。第二章も楽しみだ。

なんて無様だ。意味もなく生きてるのはおまえのほうだろ

聞くところによると、FGOの世界には死徒二十七祖(という概念)は存在しないそうだ。私が好きだった奈須きのこワールドとは違う世界がそこにあるのだな、と改めて思った。繰り返すが、これはただの八つ当たりだ。

2017年末も、FGOは盛り上がっていた。きっと酸っぱいに違いないと、私は新年からこのような文章を打っている。2008年4月、月姫リメイク制作決定が発表された。今年、ついに発表から10年が経過する。優先順位があることくらい私だって理解できる。だからもう「月姫リメイクはよ」とは言わない。そのようなファンに耳を貸す必要だってない。FGOを楽しむ人々に向けて頑張っているスタッフの皆さんに、おつかれさまです、と声をかけたい(年始メンテおつかれさまです)。FGOという作品批判する気もない。そもそも批判できるだけの素地すらない。何しろプレイしていないのだから。本当に申し訳ない。

結局のところ、私はTYPE-MOONが、奈須きのこ世界が好きだったのではなく、ただ『月姫』という作品が好きだっただけなのだろう。あるいは、月姫が生まれた、あのころが。

これは八つ当たりだ。私はFGOが気に食わない。ただそれだけの、書き初めである

2015-11-07

松来未祐さんの訃報に接して

なぜだか分からないが、ものすごく悲しくなった。ここ数年、涙を流したことなんてなかったのに、自然と目頭が熱くなった。「なぜだか分からない」という言葉配慮に欠ける、と感じる方はきっと多かろうと思う。だけど僕にとっては、なぜこれほど悲しいのか、本当にすぐには分からなかった。だって普段は、有名人が亡くなったというニュースを見て、驚きはするものの、たいして悲しくなんてならないのに。

そもそも、人が死ぬこと自体はぜんぜん珍しいことじゃない。生まれることと死ぬことは、いつも対になっている。毎日、たくさんの人が死んでいく一方で、たくさんの新しい命が生まれている。30代後半で亡くなるというのは確かに平均よりはずいぶん若いけれど、成人を迎える前に亡くなってしまう人だって、気が遠くなるほどたくさんいるはずだ。

この世界はいつもそんな調子から、人がひとり死ぬたびに悲しんでいたら、きっと精神の安定が保てない。たぶんそのせいで、身近な人以外の不幸には感情が大きく揺さぶられないように、心を防御する機構が備わっているんだと思う。

それじゃあ、僕にとって、彼女は「身近」だったんだろうか。

間違いなく、僕は彼女の熱心なファンではなかった。「ハヤテのごとく!」の伊澄役をされていたとか、「MELTY BLOOD」の翡翠役をされていたということを、訃報へのコメントを見て初めて知ったというほどだ。出不精な僕は、声優さんの出演するイベントには行ったことがないから、当然、彼女に直接お会いしたことは一度もない。

彼女の演じるキャラクターではなく、彼女自身の人柄に触れたのは、アニメ宣伝のためのラジオとか動画番組を通してのことだった。初めて彼女のことを認識したのは動画番組を観ていたときだったように思う。当時の彼女はもう30代だったけれど、とにかく、ものすごく、言いようもないほど、可愛らしい人だと思った。ひと回り以上年上の女性に、こんな感想を抱くのは生まれて初めてだった。魅力的な容姿声優さんは数多くおられるけれど、彼女はそれに加えて、仕草や表情、声色、言動、なにもかもが素敵な方だった。まるで、可愛らしさというものが服を着て歩いているようだと、勝手に思っていた。でも、出演しているのはみんなタレントさんなのだから、そういう素敵な方がおられること自体は別段不思議ではないとも思っていた。

彼女は、たまにとぼけたようなことを言って場を和ませていた。それを見て、僕も自然笑顔になった。

未婚であることに焦りがあったようだけど、それを笑い話にしてしまうような明るさがあった。こんなに素敵な方だから、そのうちひょっこりと結婚報告をするのだと信じて疑わなかった。そう信じていたからこそ、彼女の未婚ネタに対して無邪気に笑っていられた。

心根の優しさが溢れ出るような、柔らかな振る舞いをされていて、きっと、仕事仲間から愛されているんだろうなと微笑ましく思っていた。彼女が実際に、深く深く愛されていたことを、図らずも、彼女に近しい方々からの追悼の言葉で実感することになった。

きっと僕は、彼女のことが大好きだったのだ。これまで自覚すらなかったけれど、彼女が大好きだった。会ったことも、話したこともない癖に、大好きだった。

こんな支離滅裂気持ちを吐き出したくて、こんなに辺鄙な、ほとんど誰の目にも触れないような場所に、思うがままを書き残すことにした。

命を突然奪いにくるような病気を相手に、いったいどれほどの苦しさと向き合ったのだろう。僕には想像しきれないほど、壮絶な闘病生活だったのだろうと思う。入院中に更新されたブログ文章が、僕なんかが言うのはおこがましいほど、切なくて、愛しい。

願わくば彼女最期が安らかなものであったことを。

 
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