はてなキーワード: M2とは
"こんな生活"と言われると、実際に増田の博士課程(理系)の話です。
ドクターの時は1年のうち355日は研究室に居ました。比喩でもなく実際にこれぐらい居ました。
事実、年間の休みは盆と正月だけでしたし、学生からは主(ヌシ)と呼ばれていました。
平日は9時から11時まで、土日も午前半日や午後半日など、研究や雑用にいそしみました。
授業のTA・RA、実験指導、ゼミ準備、学会発表・論文関係、プログラム開発、計算機の整備 など、
研究に費やせる時間と、純粋に机上で勉強(基礎学力向上)に費やせる時間を確保できるかがキーポイントだと思います。
雑用をこなしながら、これを並行してやるだけの気力が必要です。
研究室スタッフ(教授陣)も、下積み時代はこれだけの事をこなしてのし上がってきた人たちなので、
それぐらいの能力を求められている職場でした。これが出来て当たり前だそうです。
配属された学生は阿鼻叫喚し、まずはバイトを辞めることから始まりますね。
これだけ精力的に活動すれば、名前もぼちぼち売れるものでして、当時はあれだけ苦しかった生活も今では逆に感謝しております。
学振のDC1にはそこまでの実績は求められないから、フルペーパー無くても大丈夫。
将来性のあるテーマなら応募しときなよ。
もしかしたら当たるかもしれない。
お疲れさまです。
インテリア関連に従事しているけど、実は建築の勉強とかしてなかったヨ
という人は結構多いですよね?
違うんですけど、なんとなく知っているっていうくらいですが
これはちょっと知ってる方がいいかもしれないことを
こっそり教えておきますヨ。
口をとがらせて聞かれます。うんうん。
そうだな??、丹下センセ知ってます?丹下先生が亡くなったのが
たくさんあるのですが、とりあえず絶対知ってるのが新宿にある都庁。
その近くにある新宿パークタワーもそうです。
あれはモダニズム建築じゃあないんですよ。ちょっとポスモ寄り。
丹下先生は、若かりし頃はル・コルビジェに傾倒していた(あの頃は
みんなそうだったようです。)ので、当然のことながらモダニズム建築
を実践していた。その代表的なものとしては、東京カテドラルや代々木競技場
などがあります。
★「モダニズム建築」というのは、鉄やコンクリート、ガラスなど建材の
技術革新によって、それまではムリだった高層建築とかできるように
なったんですよ。いま、すごく単純にざっくり説明しちゃいますよ!
で、デザインとしてはシンプルだったり構造がそのままデザインだったり
するのが特徴です。今みると、なんかシンプルで静謐な感じと思ってしまいます。
(多少内部が古かったりするところも味と思えるからなのかしら?)
★で、「ポストモダニズム」っていう言葉を聞いたことがない人も、聞いたことはある
けど今までスルーしてた人っていうのも結構いるはず。
じゃあ、何故「ポストモダニズム」ってそんなに影が薄いのか?という
ことですよ。
その理由は、「ポストモダニズム」は建築史ではなかったことになってるんです!
では何故なかったことになっているかというと、
ざっくり言うと、「痛い建築かも?」ってことなんです。
全部が全部そうだとは言いません。何が痛いかも言いません。
でも、でも、そうとしか言えないのです。
「もう少し、時間が経てばきっと解ってくれるよ、みんなも。」
といったところでしょうか?
言ってましたもん。
だから、ポスモについてはもう少し寝かしときましょう。
でも、再評価される前に解体なんてことにならなければいいのですが…。
ちなみに、ポスモ建築の例としまして、
ね?なんとなくポスモってそんな立ち居地なんです。
でも、私は嫌いじゃないです。
修士課程まで理論物理をやってたんですよ。つってもまぁ素粒子とかじゃなくて物性理論。
中学校くらいから物理が好きで、研究者になることを疑ったことなどなく大学まで来た。
大学でも成績良かったんだけど、例によって現実は恐ろしくシビアで、悩んだ挙句俺は流行りの金融に就職した。
金融っつってもセールスとかじゃなくて投資銀行関連のある専門職だ。
正直、M2の頃は調子こいてた。
しかし働いてみるとこれがつまんねーのな。どうしても楽しくない。
皆いい加減なことばかり言って手数料掠め取ることしか考えてないように見えた。
しかもそれを疑問にも思っていないように見えたんだ。
財務諸表が読めるようになっても、証券市場が多少わかるようになっても、新人の中でも出来がイイとか褒められても、
エリートとか高給とか言って周りから羨まれても、女の子からチヤホヤされるようになっても、ちっとも楽しくないんだ。
自然現象を単純かつ美しい数学的モデルで表現すること、それが真理を確信できるほどの深遠さを持っていること。
それを突き詰めること。
それに比べれば、丸の内で風を切ってる金融マンはハッタリの知性で飾り立てているだけに見えた。
だから転職活動をして、ある大手メーカーから内定を貰った。研究開発職だ。
でも研究所ではなかった。そりゃ優秀な博士卒がうじゃうじゃしてる世界で俺みたいな意味不明な男がいきなり研究所に入れるわけはないよな。
ここから始めるしか無いかと思った。
でも本当のことを言うと、俺はわかってるんだ。
真理を追い求めるのが好きで、モノ作りにはそれほど興味が無いこと。
大企業に適応できるタイプじゃないこと。もっと言えば、ビジネス社会に適応できないこと。
博士課程に行くか、研究重視型の中小企業に行った方が精神的には幸せになれそうだと思う。
でも俺、新卒時ならまだしも今はスキル無いし、今から博士に行ったら出る頃には30目前になっちゃうよ。
金持ちにはならなくていいけど、人並みの家庭も欲しいよ。
それってそんなに贅沢な望みなのか?
長男だし、下に3人も兄弟がいる。そのうち一人は知的障害持ちだ。親もぼちぼち歳だ。
好きなことをして生きていけるわけがない、なんてカビの生えた言葉が最も現実的だ。
ああでも研究したいなぁ。誰も知らない何かを見つけ出したい。別に理論物理じゃなくてもいい。
能力が足りないのはわかってるけど、努力しても無理ってことは理解できないんだ。
どうしたらいいのかわからず、中小企業に応募してる。
文系就職を考えている理系のみんな。自分が何を好きかよく考えて欲しい。
ガチな理系にとって文系職はつまらないよ。「どうせ理系出身者なんていらねぇんだよ」は
何もSIだけじゃない。金融にも、コンサルにも、文系職種一般に当てはまる話だよ。
自分を見誤って会社選び間違えると悲惨だよ。俺みたいに。
http://anond.hatelabo.jp/20070421195217
今のご時世、理論系でまっとうなポストに就くのは、たとえばフジテレビに入るより難しいよ。
興味が出てきたからやってみるってレベルじゃない。
で、ドクターに行って現実を知ってから就職しようとしても、既に人生オワタ\(^o^)/状態。
修士でも厳しいのに、博士でまともな企業に就職できるなんて思うな。
理論系の悲惨さは、実際に関係を持っている人にとっては常識だけど、外から見るとピンと来ないのかな。
「東大だとどこでもフリーパスでしょ。駄目でも推薦受ければいいんでしょ」とか言われるし…。
実験しない理論系なんてメーカーはどこも採ってくれないのにね。マッチングで落とされる。
数物系だとアクチュアリーやクオンツ目指す人も多いけど、みんながみんな受けるのに採用は極少数だから過当競争で狭き門。
mixiで同じ研究科のM2の友人が興味深い日記を書いてたから一部転載するよ。
就職担当教授との面談の予定が入っていたので行った。素晴らしかった。うちの大学の就職支援って素晴らしいよ。
ひたすら、僕が就活の現状を教授に報告して終わり。で、いくつか質問しても、「自分は何も判らんから」みたいな回答で終了。
終始、うまいこと行ったらいいねみたいに祈られるだけで終わった。
そういや研究科のガイダンスで「今年から研究科としての推薦はなくなりました。推薦については、担当教官に聞いてください」 と言われたな。
関係ないけど、(前述の友人とは別の)友人が文科省に内定したので、「オーバードクターやポスドクの現状どうにかしてよ」と言ってみたが、
彼は天下りにしか興味がないようだった。
自分も同類なんで他人のことは言えないか。