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Pezyの件はいろんな報道がでてるし、少し調べたこともあるのでメモする。
陰謀論者は↓みてね
超広帯域Ultra WIDE-IO 3次元積層メモリデバイスの実用化開発 (2013/04 NEDOイノベーション実用化ベンチャー支援事業に採択)
ここにあるPezyに払われた下記の金額のうち③が高すぎると問題視されてる。
報道によると「助成金約4億3100万円をだまし取った疑い」とあるが、全額が不正だと見ているわけではない(後述)。
分かりづらいが、助成金4億3100万円を受取るための事業費申請額が不正だとしている。
費用 | 使途 | 金額(百万円) |
---|---|---|
①機械装置等費 | 機械装置等製作・購入費 | 54 |
②労務費 | 研究員費 | 10 |
③その他経費 | 消耗品費 旅費 外注費 諸経費 | 436 |
計 | 500 |
2013年1月(平成25年)「日本経済再生に向けた緊急経済対策」(平成25年1月11日閣議決定)で、ベンチャー企業への実用化助成事業を実施することとされた。
2013年4月(平成25年) 平成24年度 NEDOイノベーション実用化ベンチャー支援事業に採択
NEDO:「イノベーション実用化ベンチャー支援事業」に係る助成先の追加採択の決定について
勘違いしている人がいるが、平成24年度の事業として、平成25年度に事業を行っている。
事業内容の詳細は下記。これ以上の詳細が見つからない。事業結果含めて。
事業名:超広帯域Ultra WIDE-IO3次元積層メモリデバイスの実用化開発
事業事業概要:WoW(Wafer on Wafer)バンプレス積層技術を活用することでJEDEC WIDE-IO規格に対し帯域性能とランダムアクセス性能を4倍に高め、開発費用と積層コストを大幅に削減したUltra WIDE-IO型3次元積層DRAMデバイスを実用化する。
2014年2月(平成26年) 実績報告書をNEDO職員に提出し、助成金額はほぼ上限の約4億9900万円に確定した。この実施報告書内の「約7億7300万円とした内容が虚偽」と見られている。
2014年3月(平成26年) すでに支払われた約6800万円を除いた約4億3100万円が同社に支払われた。
この事業の実績と思われるものは下記。勘違いしている人がいるが、何もしないで金を搾取したようなものではない。
2013/12 40ボルトの低電圧で動く次世代超小型冷却装置を開発 | 東工大ニュース | 東京工業大学
2014/6 300mmウエハーを厚さ4マイクロメートルに超薄化 | 東工大ニュース | 東京工業大学
3D多積層WOW応用のための40nmノード2Gb DRAMによって証明された300mmウエハを用いた4μmまでの超薄層化 | 文献情報 | J-GLOBAL 科学技術総合リンクセンター
複数のマスコミから特捜は下記のストーリーを持ってるらしいと推察できる。
とここまで書いてたら、追報のリークでは資本金流用についてトーンダウンしている。特捜もしかして狙い外してる?
追報でも社員が認めているのは「別事業の開発資金に使った」部分だけだし。
というか、外注費の適切な額ってなんだろう?事業費用に利益を足した額が適切と判断する材料は何だ?別取引でもあれば分かるけど、ないなら利益の適切な額とは?
あと、厳しい予算運用をNEDOの現場運用で柔軟にしていた可能性はあるかも?
今回のもPezyとNEDOはCPUとメモリで一つの予算と見ていた?これなら詐欺にはならなそう?
そもそもPezyの実績がすごくていろいろ調べてたら、この事件なのは、ほんと残念。誰か何とかして。